『この夏の懺悔』
「なぁ秘山…まだ?」
「いやわかってます、もうちょっと考えさせてください」
「おまえだけなんだよね、卒業文集の作文まだなの」
「サボってるわけじゃないんす、ほんとに」
「じゃ明日ぜったいな、卒業式間に合わなくなっちゃう」
「っす!わかりました!」
-- 翌日 --
「お、書けた?」
「っす」
「2枚かよ」
「っす」
「スペースないんだけど」
「先生そこを是非…」
「遅くて多いやつめずらしいな」
「気持ちこもってますから」
「なぁ秘山…」
「はい」
「これ、ほんとに載せていいの?」
「僕にはこの方法しかないんです!」
「あそぉ」
「よろしくお願いします!」