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心臓に悪かったアディショナルタイム13分(20230826 FC東京×神戸)

「アディショナルタイム13分!!?」

本田圭佑に言わせたいセリフだ。

にしても聞いたことないなあ13分は。

アディショナルタイム13分にドラマが生まれた。

今日の国立は48634人。

多くの観衆が詰め掛けた。

試合前のメンバー発表。

ヴィッセル神戸、武藤嘉紀(元FC東京)の名前がコールされると大大大ブーイング。

試合中も彼がボールを持つ度にF東サポからブーイング、シュートを外すと大歓声。

ブーイングを悪いと取る人もいるかもしれないが、それだけ認められていることの裏返しだと思う。

前半から神戸が左サイドを効果的に使い、前線の大迫勇也武藤へクロスを供給するシーンが目立った。

ヒヤッとするシーンが多かったが、何とか粘り強い守備で切り抜けた。

ピンチはチャンス。
すると、神戸のGK前川黛也のビルドアップミスを仲川輝人がカット。

中央のディエゴ オリヴェイラに預け、ディエゴがシュート。ボールはゴール右上に吸い込まれ早い段階で貴重な先制点を奪う。

©️FC東京 Instagram

その後も仲川ディエゴを中心に前線から積極的にプレッシャーを掛け、相手のミスを狙っていく。

両チームお互い得点がないまま迎えたアディショナルタイム。

2分後だった。神戸のパトリッキがペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。

大迫がPKを冷静に決め、同点に追いつく。

F東サポからしたら
いやーやられたわ。。。

アディショナルタイムに決めちゃうんだ、、
とちょっとした絶望感があった。

しかし、アディショナルタイムは13分
まだまだ時間はある。

すると、後半途中出場のアダイウトンが左サイドからカットインしてペナルティエリア内に進入し、右足を振り抜く。

ボールはゴールネットを揺らし、勝ち越しに成功する。

©️FC東京 Instagram

アダイウトンの猪突猛進ぶりはハンパじゃなかった。
彼が後半から出てきたら相手にとってやっぱり脅威。

見事采配が的中し、F東サポは大歓声。
私もこれは行けたと一瞬思ったが、そうだアディショナルタイム13分、、

まだ浮かれちゃいかんなと

浮かれちゃいかんなと冷静に思ったよ?ちゃんと(テンション)

そのすぐでした。。

神戸の山口蛍大迫の浮き球に反応し、シュートを決めて再び同点。。

いやーリプレイ何回も見たけどあっぱれとしか言いようがない。

さすが元日本代表。元代表コンビの活躍で同点ゴールをもぎ取った。

もう試合終了間際。

ラストチャンス、
渡邊凌磨がシュートを放つが、無情にもゴールの外、、

試合終了のホイッスルが鳴り、FC東京は勝てた試合を落としてしまった、、

あれが決まってれば、、

というシーンが後半24分

PKを獲得し、キッカーは松木玖生

松木はPKが決まった瞬間、ボールを離さずずっと持っていた。

もう彼のメンタリティはえげつない。
高校の時からもそうだが。

自分が決める。自分がゴールを奪う。

どこか本田圭佑を彷彿とさせるPK前の一連の行動だった。

でも、あれくらい自分に自信がないとアスリートはやっぱやっていけないんだろう。

ただ、松木山口蛍と交錯し、立ちあがろうとした際、山口の肩をポンポンと叩いたのはさすがに見ていてビックリした。

年齢差が開いてようと元日本代表であろうと関係ない。

その松木は勢いよく左足を振り抜いたが、前川に読まれて追加点を奪えなかった。

この1点があれば、、、
絶好のチャンスだったが、PK独特の雰囲気。
それを打ち破ることは出来なかった。

このPKから徐々に神戸ペースでボールを握られてしまった。

しかし、いいところももちろんあった。

©️FC東京 Instagram

長友佑都のオーバーラップ。
今日も相変わらずとてつもない運動量。
自らシュートを放つシーンもあり、攻守で躍動した。

あとはリーグ戦ここ4試合連続スタメンのGK野澤 大志ブランドン

今日も再三のピンチを防ぎ、守護神としての役割を果たした。

ボールを止めた後、選手を必死に鼓舞する姿はたった4試合スタメンとは思えない存在感だった。

©️FC東京 Instagram

試合終盤の失点が今後の課題。

前節のマリノス戦も後半アディショナルタイムに勝ち越しゴールを決められた。

今節も同じパターン。
疲れが出てくる試合終盤でいかにチームが一体になれるか。

アディショナルタイムでいかにチームの士気を高められるか、そこが残りゲームのカギとなりそうだ。

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