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浅い呼吸を。
一昔前よりも書かない日のほうが増えたとしても、またいつか戻ってこられるようにと、noteのアカウントを消せずにいる。苦しいときに息継ぎができる場所は、多いほうが良いだろう。たぶん。わざわざ自らの手で抹消する必要はない。たぶん。
過去の記事をすべて消して一新しようと思うのだけれど、記事を消すことすら面倒くさい。面倒くさいというか、時間がない。わたしはずっと時間を眺めていたいのに、気づけばいつも時間に追われている。
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相変わらず、「意識的に呼吸をしないと息をすることを忘れる」ことが間々あるのだけれど、これは一般的なあるあるなのだろうか。
わたしは他人よりも心拍数がかなり早くて、ずっと、それは心臓の機能の問題だと思っていた。最近お世話になっている整体の先生(信頼できる貴重なおとな)に、"自覚しているからだの違和感"のひとつとしてそのことを伝えたら、「そりゃあね、もあさんほど呼吸が浅いと心拍数くらいあがりますよ」と言われて仰天。あ、わたしって、「心拍数が他人よりも早いのが当たり前なほど呼吸が浅い」んだ。知らなかった。
呼吸が浅いことを自覚できた24歳のわたしは、意識的に深呼吸をするようになった。信号の待ち時間、電話の保留時、思い出せるときに深く呼吸をする。太陽のエネルギーを吸って、自分の中にあるどろどろしたものを吐き出せるように。
意識をしないと深呼吸どころか呼吸すらできなくなる。わたしは、そういう性格のからだとこの先も付き合っていかなければならない。わたしもからだのことを甘やかすから、どうかからだもわたしのことを甘やかしてほしい。そう心から思う。
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落ち着ける場所を増やしたい。落ち着ける時間を伸ばしたい。特別に意識しなくても、自然に深呼吸をできる生活を築きたい。なんだか相変わらず生きづらい。生きづらさの強度というのは、べつに年を重ねるにつれて弱まるわけではないのだ。ずっと、人生がうまくいっていないわけではない。ただ、死ぬまで抱えざるを得ない虚無感から目を逸らせるほど、人生が「うまくいっている」わけでもない。恨んでいる人もいないし、感情を露わにしながら語れる事柄もない。そういえばもうしばらく、自分の中にある(はずの)エネルギーに触れていない。
それでも生きている。浅い呼吸を繋ぎ合わせて、どうにか。
お久しぶりでした。
それではまた。
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