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「取り急ぎドゥルーズをまとめる」という暴挙を世界は許してくれるでしょうか?
会社の人と話していた時に「ドゥルーズ、ガタリを読んでみたら?」と言われた。実は私、在学中に原書を手にとってみたことがあるのだが、無知無知な脳みそに収まるわけもなく、圧倒的挫折を決めていた。当時の記憶が蘇り、反射的にうめき声をあげてしまった上司に対してまずはお詫び申し上げたい。
後日友人からとある入門書を勧めてもらったので、めちゃくちゃライトにまとめてみようと思う。著者の視点に加え、粗雑な私の視点
結果論という名の魔法
何かを書こうとして3週間が経とうとしている。
書こうと思ったことのメモは量ばかりが増えて居場所をなくしてしまい、
そんなものを生み出してしまった自分に嫌気がさす。
心に引っかかるものはたくさんある。
例えば来月に迫る大学受験に身が入らない弟と話した時。彼は「自由には責任が伴う」という言葉を知らなかったらしいとか。
例えばとある本を読んだ時。世の母親はこの世に新たな生を生み出すと同時に、新たに死
どう転んでも絶望しかないんだから、好きにすればいい。
仕事を納めた後、ツイッターを眺めていた。
ブックマークしたまま未読の記事リンクや、それでもなおタイムラインに流れてくる新しいweb記事のタイトルを見ていたらとてつもない絶望感に見舞われた。
「同じような言葉ばっかりだな」
1本の記事には少なくない人の時間や、思いが詰まっているはずなのに世の中にはこんなにも同じように見える情報で溢れている。そして私もまた例外なく「同じような」情報を生み出すひとり
過保護が生む哀しきモンスター
子供を守りたい。
これは多くの親が子供に対して抱く感情ではないだろうか。
とある父親が言う。「在日韓国人の僕の人生はマイナスからのスタートなのだ」と。
彼は勉強だけが自らの人生を救うと考え、強い強迫観念を持ちながら勉強に励んだ。無事京都大学へ進学した彼は、一流企業に就職し、東京に大きな家を建て、妻と3人の子供が健やかに過ごせるように力を注いでいる。もう一度言う。彼を社会的に強くしたのは「勉強」だ
「先住民」という名のメタファー
メタファーとは、他人事を自分事に変換させられるツールである。
例えば、「先住民」という言葉に出会ったとき、どのようなイメージを持つだろう。
とある本で、先住民とは
「土地を追われたり、言語文化を否定されて同化を強要されたり、生活手段を失って貧困に陥るなどの共通の経験をしている人々のことを指す」と書かれていた。
「先住民」をとあるメタファーとした時の、自らを振り返ってみる。
「土地を追われた」
好きな人の好きなところ?
もし自分に付き合っている相手がいるとして、あなたは相手のどこが好きなのだろう?
笑顔?気配り上手なところ?男らしいところ?
この答えによってその人が認識している相手の姿が浮かび上がってくるように思う。今回のキーワードは「情報の解像度」である。
先日聞きに行った元wired編集長の若林さんのトークショーで、「固有名詞っぽい」という単語が持つ情報の解像度の高さについて語っていた。
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