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ボッテガ・ヴェネタの何がそんなにいいの?

こんにちは。

牧 菜々子です。

「みんな『ボッテガ』『ボッテガ』言うけど、何がそんなにいいの?」

そう思われる方は、実は多いのかもしれません。

1つ言えるのは、ボッテガ・ヴェネタの良いところは白レザーアイテムのクオリティだということです。

ボッテガ・ヴェネタのイントレチャート(格子柄)にも、あまりピンと来なかった私ですが、ボッテガ・ヴェネタの白レザーは他にない品質だと思っています。

真っ白でありながら、青みがかっているわけでもない。

もちろん、黄み寄りの白でもありません。

ロエベの白がかろうじてこれに近いのですが、ロエベの真っ白のアイテムは年中販売されているわけではありません。

ここまで質の高い白アイテムが、ある意味量産されているのは、今は唯一ボッテガ・ヴェネタだけなのです。

一般的な白の財布や白のバッグは、革のふち(コバ)が黒いものがほとんど。

どうしてかというと、レザーの厚みの部分の色は、本来、白ではないからです。

磨き上げる過程で、必然的に色が濃くなり、黒に近くなります。

しかも、革職人の方々の間では、「コバは濃い色のほうが引き締まる」という価値観があることも相俟って、一般的な白レザー小物は、ふちが黒いのです。

ところが、ボッテガ・ヴェネタの白小物は、コバまで見事に白。

さすがのエルメスでも、コバはベージュがかっていますから、ボッテガ・ヴェネタのクオリティは間違いなく最高級レベルです。

もちろん、イタリアブランドだけあって、服のシルエットも見事です。

見るよりも、体を入れた時に、デザインの良さが光るのも事実です。

とはいえ、「ボッテガの何がそんなにいいの?」と言われたら、それは白レザー製品のクオリティなのです。