自分の取り戻し方

自分が身体から離れそうになるとき な話

自分探しなんて小難しい行為はしないけれど、何かをきっかけに自分の気持ちや魂が身体からふわふわっと幽体離脱してしまいそうになることがある。

仕事でヘマした時、プライベートで落ち込んだ時。
あーあ、と泣きそうになるのをグッと堪えていると自分の軸がブレるのだ。

だからああすればよかった
やっぱり私はダメなんじゃないかな

ちいさな自分ことミニ槇が頭の中で小さく何度も囁く。
年齢を重ねるごとに、ミニ槇出現頻度は減ったけれど先日もひょっこり現れた。

そんな時、飛んで行った自分を身体に取り戻す方法を最近編み出した。

ミニ槇には囁かせておいて、一旦今いる場から離れる。
教室なら廊下、会社なら社外や屋上、誰かをきっかけに落ち込んだ時はその誰かさんから離れてみる。

物理的な移動をはかると、少し気持ちがそちらに向く。
そうなったらこちらのもの。

深呼吸をゆっくり、じっくり繰り返す。
気持ちに負荷がかかった時って大抵呼吸が浅くなっているから。

マイナス思考な囁きが薄れてくるまで、ゆっくりと。
そして動作もゆったりさせる。
歩く速度、自転車を漕ぐ速度、立ち上がりや何かを持つ時など。

ゆったりした動作に集中すると、不思議と自分が丁寧に扱われている心地になる。

最後は…
好きなものを口にする!

飲み物や食べ物、ちょっとしたお菓子でもいい。
口に含み脳が「んまぁい、これ好きなんだよねぇ」と喜びそうなものを口にする。

ちょっとした気持ちの揺れやダメージはこの方法で軽くなった。

人によって自分の取り扱い心得は違うけれど、自分のことって案外自分自身もよく分かっていなかったりするものだ。

風船のヒモを手繰り寄せるように、身体から抜け出した自分を取り戻せたなら、きっと明日は今よりすこし、前向きになれるかもしれない。

#人生 #日記 #エッセイ #気づき #セルフコントロール #気持ち #落ち込んだ時







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