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誕生日におきた桃事件をきっかけに、夫へイジワルをする妻

「娘を尊重してあげてない」

夫の一言に強烈なボディブローを食らったまま、なんら解決していない夫婦喧嘩。数ヶ月に一度ぶつかっては解決を繰り返す言い合いのたぐいは、解決後に“このたびの学びと気づき”をまとめているのだけれど、今回は違う。

冷戦真っただ中。

リアルタイムでTwitterでもつぶやいてみた。
顔出し名出しで愚痴るのはずかしーの気持ちを飛び越えて。


本丸で書きたい内容があるんだけどその前に桃だ。と意味不明な使命感のもと今日も恥をさらす。

さて、今日のお題は桃事件です。

発端の桃。実家から送ってもらった🍑
罪深きうまさ

それは数日前、私の誕生日に勃発。


39歳サンキューの朝。

スマホをあけると久しぶりの友からの連絡に嬉しさも束の間、娘の機嫌が悪い。夫と娘が一緒に寝ているのだが、彼の出社のタイミングで目を覚ましてしまった。夫は6時台に家を出る、娘にとってはいつもより1時間以上早く起きてしまい、寝不足で機嫌が悪い。

娘の大好物だんご汁と大きな桃でご機嫌をとり無事に登園完了。

夕方。10分で帰宅できる道のりを1時間かけて帰宅する。母、ライフポイント残り2ポイント。通常運転だ。このタイミングで夫が帰宅。手にはケーキ。ひと休憩したい母とまたも桃が食べたい娘。

「桃むいて欲しい」

とお願いした。基本的に家事は私。
けれど“誕生日だし”って気持ちの中で“今日はあなたがやってよ”という甘えた気持ちがあった。

夫が剥いて、一つのお皿に盛って娘にあげた。8キレほどあっただろうか。それを私が勝手に「ひとつちょうだい~」と言って横取りしたことが事の発端。2つ取った。

「なんで取るんだよ!」

活舌の悪く小さな声の夫から想像できないでかい声で怒鳴られた。夫が帰宅してから10分での出来事。

えっ、なんで怒鳴られるの?!

キョトンとしてから怒りと悲しみが襲ってくる。


そして話の整理。
「たくさんある桃、2個もらったらダメなの?」という子どものような母親。

「個数の問題じゃない。自分のモノを勝手に取られるということを、母からされたと思って欲しくない。最近は人にドーゾもできる。自分からどうぞと、分かち合う精神を覚えてほしいと思ってる」

という夫の言い分。


おぉ、まっとう。なんという立派な考え。
2歳になったばかりだし、分かち合う精神はまだ良くないか。そしてお皿に盛られた桃は娘のためだけのものだったんだなと気づく。

「すでに朝、丸ごと一つ食べてるのよ。糖分とりすぎだって。」と言うと彼の話は続く。

「娘が生まれる前に話してたやん。できるだけダメとか言わずに尊重しながら娘を育てようって。でも、まきはできてないし、努力もしてないじゃないか。娘を尊重してない。」 

ボディブロー入りましたー。
倒れましたー、私。不満の領域が育児全般かつ2年間の長きに渡る。

この数日前にね、書いてたのよnoteに。
母ができることって特になくて、できることは観察したり見守ったりして尊重することかなって↓↓


子どもを尊重してます!と自信満々に書いてるのに、言われたのは真逆の

「尊重してない」だからね。

いやー、速攻ノックダウン。



とはいえ、なぜか桃事件がひっかかる。
何かが腑に落ちないと数日間悶々していた。


その答えが分かった。

確かに私は食意地がはってる。
とにかく美味しいものに目がない。
それが娘であってもわけてよ、と思うほど。だから桃にこだわったのか?!


そうじゃない。
 

三人で分かち合いたいんだ。

美味しいものは娘だけでなく夫にも食べてほしい。三人で食べておいしいねーを分かち合いたい。だからいつも必ず3つのお皿にわけてシェアする。

「パパの、ママの、わたしの」と指差ししながら食べる娘の姿も気に入ってる。

ホントは全部自分のものにしたい娘


夫にも温かくて美味しい状態で食べてほしいから、直前に作ったり夫にも同様に取り分けたりするにも関わらず

娘を優先して自分は食べなかったり
食事が冷めてしまったり
ガサガサっと5分で食べ流されたりして。

あなたが主婦??ううん、私ね。
作ったの私よ。

結構、かなしい。


夫の優先順位は
娘>>>>>>>>>妻>>>>>>>自分

そう、これを忘れてた。

一方の私は
娘>>自分>>夫

夫が一番下なのは一緒(笑)

ギュギュっと娘も夫も自分もみんな大切

ここまで書いてみて価値観はそれぞれだし、大切にしているものが違ったり、濃度が違うから仕方ない。

夫にとって圧倒的一番は娘だし
私にとって食事は圧倒的に大事にしてるものだけど、夫にとっては適当でいいものだし。

じゃあ彼を尊重しようとは今はなってない。 

翌朝ケーキがなくなってて、捨てられた?全部食べた?の真相も不明なままだからね。

食べ物の恨みは怖いんだぞ。



2日後。
またも桃食べたいという娘。
夫にも聞くと食べたいという返事。
桃は夫の大好物だ。

そっと一つのお皿に盛って娘に伝えた。

「パパも食べたいからパパと一緒に食べて。どうぞーしてね」


「はいど~ぞ、あげな〜〜〜い」
娘の常套句が炸裂する。

数分もしないうちに一人で平らげた娘。


目には目を歯には歯を精神で
同じことをしてきた妻に
悲しみを覚えたであろう。

精神性の高い夫だから。


でもね、残念ながら妻は違う。

いじわるしたったぞーー!とほくそ笑み
いじわるを考えて実行する。


きっと目に映る行為しか彼には見えない。
だから悲しいだろう。


私だって悲しい。


何でも3人で分かち合いたい。
3人とも大切にしたい。
この想いが2年間伝わってなくて。


続き↓↓
2話目


3話目


最終話




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