りか

主に読書感想文を書いています。本の紹介と言うよりは、読みながら思ったことを書き殴ってお…

りか

主に読書感想文を書いています。本の紹介と言うよりは、読みながら思ったことを書き殴っております。なんせ読むのが遅い。たまに映画の話も。

マガジン

  • 読書記録

    読書感想文です。

最近の記事

ミリしらでBLUE GIANT観てきた

うちのキーボードがやたらジャジーなプレイをするようになったので「なんか今日派手ですね⁈」って言ったら「わかりますか…BLUEGIANTに影響されて…(*´ω`*)」って言うので観てきた。 前情報ナシ。 とにかくすごいめっちゃいいもう一回観よっかな…という知人の談のみで観に行ってきた。 観終わった今とにかくすごいめっちゃいいもう一回観よっかな…!って思ってる。 ※こっからネタバレします。 これ主人公ほぼ玉田くんじゃないか…って思ったのは私だけじゃないはず。 共感ポイ

    • 「アメリ」

      同じ作品でも、それに触れる時の自分の状態によって、感じることが全然違う、ってことはあると思うんです。 アメリは2回目の視聴。 先日「フランス人は10着しか服を持たない」を読みましたが、その中でよく「アメリ」のことが書かれてたので、気になってもう一度観てみることにしました。 最初に観たのは確か大学生の時かな? アメリが流行った少し後、なんかこれ流行ってたし観てみよっかなーと思って、DVDで観た気がします。 正直、全然記憶に残ってないんですよね。 なんか、「オシャレで

      • 「ケーキの切れない非行少年たち」

        日常的に、「犯罪」に接する生活をしているわたくし。詳しいことは全く書けないけれど。 少年に限らず、「犯罪者」となった人たちを見ていて、この人たちを刑務所に入れて、はたして何か意味があるのだろうか、と思うことが多い。 そう思う理由は色々あって、場合によるけれど、その中の一つが「何らかの障害があるんじゃないか」という場合。 この本では少年に焦点を当てているけれど、大人でも感じることがあります。 だからこの本が売れていると聞いた時はとても嬉しかった。 もっと知ってもらいた

        • 「トーマの心臓」

          ずっと気になってた萩尾望都作品。やっと読みました。 いやこれもまた、よかった…(●´ω`●) 「同性愛」をかくことって、昔はタブーだった、ような気がしていた。勝手に。 でもよく考えたら、「パタリロ」の中にも、「エロイカより愛を込めて」の中にもかかれてますね。 「BL」というジャンルを知ってからなんとなく、時代が変わってきたから、同性愛というものも受け入れられてきたのかな、とか思ってた。 違うわ。 往年の名作の中でも普通に存在してるわ。 ただ、往年の名作の中の同性

        ミリしらでBLUE GIANT観てきた

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          17本

        記事

          「駆け込み訴え」

          ユダが主役の太宰作品があると聞いて。 悪役が気になるのは中二病でしょうか。 とても短い作品で、文体にスピード感があって、サラッと読める。内容は全くサラッとしてないけど。 ユダの愛憎渦巻く感じが素晴らしい。めっちゃめんどくさいよユダ…:(;゙゚'ω゚'):この人がヤンデレの元祖なのでは…? 最初は、「うわぁマジかよユダ…」って思ったけど、読み進めていくとそれが癖になってきて、いっそ清々しくなってきた。 「駆け込み訴え」のタイトル通り、ほんとに慌てて駆け込んできて訴えて

          「駆け込み訴え」

          「少年の君」

          また、とてもいい映画に出会えました。 久しぶりに泣いた。もう一回観に行きたい。 これもまた、「#むかいの喋り方」で向井さんがオススメしてたやつ。 向井さんのお勧めに間違いはないんじゃないかと思えてきた… ちょうど、「映画館で映画観たいけどなんか今ピンとくるのないんだよなー…」と思っていたので、乗っかりました。 調べてみたら、私の住んでる地域では、小ちゃい映画館の一番小さいスクリーンで、1日1回しかやってないんですよ。だから知らなかったんだなぁ。 見終わってから、こ

          「少年の君」

          「フランス人は10着しか服を持たない」

          長いことずっと、なんだか同調圧力が苦しいなあと思っている私には、とてもしっくりくる本でした。 私は特に母から「周りに合わせなさい」と教育されきたんだけど、この本を読む限り、きっとフランスではそんな教育はされないのだろうなぁ。 タイトルを見る限りファッションについての本かと思ってしまうけど、衣食住から考え方、生き方にまで及ぶ内容。 著者はアメリカ人の女性で、大学生の頃にフランスに留学し、貴族の末裔のおうちにホームステイしていたそうです。 個人的にはとてもしっくりきて、自

          「フランス人は10着しか服を持たない」

          萩尾望都×畠中恵

          しゃばけシリーズを一気読みしています。 全部読んだらnoteに書こうかなと思っていましたが、予定変更。 シリーズ第八段の「ころころろ」の本編後、「解説」とか「あとがき」が載ってるところに、著者畠中恵先生と、萩尾望都先生の対談が載ってるではありませんか…! 萩尾先生といえば私の大好きな「ポーの一族」生みの親でございます。 もう、本編より先に対談読みました。 15ページぐらいの、それほど長いものではないですが、ファンにはありがたいものでした。 「しゃばけ」シリーズ10

          萩尾望都×畠中恵

          「ポーの一族」の舞台を観ました。

          やばいです。最高がすぎる。最高of最高。 3時間、動悸が止まりませんでした。 やっぱりポーの一族の世界には、引き込まれずにいられない。 あの世界を生み出した萩尾先生の頭の中ってどうなってるんだろう… その世界がきっちりと再現されていてほんとうにすごかった。 明日海さんと千葉くんが小池修一郎氏の元でポーの一族をやると知った瞬間から、そんなの観たら尊死するしかないじゃないか、と思っていたけれど、案の定、召されました。🙏 ちょうど情報が出たのが去年の9月頭だったと思うん

          「ポーの一族」の舞台を観ました。

          韓国のエッセイ本。

          本を読んで、心が「凪」状態になることがあります。どう表現するのがいいか難しいけど、「凪」が一番しっくりきた。水の呼吸は使えない。 つまんなかったとか、共感できなかったとか、なんか冷めたとか、そういうことではない。 むしろ共感しすぎているのかもしれない。 心に波風立たず、無風な感じ。穏やかな状態。 同じ共感した時でも、激しく心を揺さぶられて、興奮状態になることもある。こっちの方が多い。 そういうときと凪るときと何が違うのか、自分でもよくわからないけど、今回読んだ本は「

          韓国のエッセイ本。

          本屋とディズニーは一緒。

          今更なのかもしれないけど、電子書籍が気になります。 もう本棚がぱっつぱつなのです。 引っ越しが多いので、これ以上本棚を増設する気にもなれず。 図書館もけっこう使うけど、読みたい本が読みたいときに手に入らないというところが、ちょっと辛くなってきた。 人気の本は、めちゃめちゃ待ちますからね。 忘れた頃に順番が回ってきて、うわぁ今週は残業続きで取りに行く時間ないなぁってなって、そのまま流れてしまうこともある。 あと、回ってきた時には、なんかもうこの気分じゃないなぁってこ

          本屋とディズニーは一緒。

          「ミセス・ノイズィ」

          すごい。すごかった。すごいものを観た。 途中、苦しくて悲しくて涙出た。 これは泣く映画なのかな?よくわかんないけどなんかすごい涙出た。 人のそもそもの残念さと現代の旬な問題が詰め込まれている感じ。 誰も悪人はいないと思うんです。登場人物みんな、良いところも悪いところもある普通の人。 それなのに、なんでそうなっちゃうのかなあって思いながら観てた。 まさに主人公が言うんですよね。「どうしてこうなっちゃったかわからない」って。ほんとそう思う。 私が観に行った時、上映の

          「ミセス・ノイズィ」

          「死にたいけどトッポッキは食べたい」

          久しぶりの読書感想文。 年末年始に母と歩いていて、ふらっと立ち寄った本屋で衝動買いしたものです。 タイトルに非常に惹かれました。 前からこの本の存在は知ってたんだけど読んでなくて。 年末年始暇だし、やっぱり気になるから買っちゃおうと。 私自身、「死にたい」という気持ちは潜在的にあって。 積極的に「死にたい」訳ではなく、「自殺願望」とは違う。 なんていうか…いつ死んでもいい。みたいな感じ。 あわよくばできるだけ早めに、苦しまず、綺麗に死にたい、それなら今すぐでも

          「死にたいけどトッポッキは食べたい」

          「丸の内魔法少女ミラクリーナ」

          これはまた、装丁がかわいい…💕 写真じゃわからんけどちょっとキラキラしてるんですよ。 ピンクとキラキラって、鉄板で可愛い…(*´∇`*) そして村田沙耶香さん。 買いますわ。 後で気づいたんだけど、これ帯を萩尾望都氏が書いていた。 良かった、買って。 note書いてて思ったんだけど、私、買うと増えてって収納に困るからなるべく買わないって言いつつ、めっちゃ買ってんな笑。 普通に買っとるやないか( ˙-˙ ) 村田さんは社会のイタイとこをつくのが上手だなあと思い

          「丸の内魔法少女ミラクリーナ」

          「噛みあわない会話と、ある過去について」

          「怒りは消えない。それでいい。」 帯にこう書いてたんです。 この言葉に強烈に惹かれた。 表紙はかわいいんだよね。 こんな可愛らしい表紙で、この強烈な言葉。 私は、本はどんどん増えてくから借りる派なんだけど、この本は、表紙の可愛さとこの帯に惹かれて、速攻で買いました。 これは…なんていうか…復讐の話。 短編集で、4つの話が入ってるんだけど、私は復讐の話だと思った。 あとタイトルがとても合っている。 まさに「噛み合わない会話」と「ある過去」の話。 すごい。

          「噛みあわない会話と、ある過去について」

          「WE ARE X」

          「心の痛みは消えない」 この言葉が刺さった。 そうなんだよね。 それでいいんだって思えた。おかしなことじゃないんだなって。 YOSHIKIも、それでも生きてる。それでも生きてる人が、意外とたくさんいるんだろうなって思った。 だからX JAPANの曲はあんなに支持されるんだろうな。 心に傷を負った人たちに寄り添ってくれる、みたいな、そんな感じ。 私はX JAPANの全盛期は知らない。 たぶん、幼稚園とか、小学校低学年だったんじゃないかな? 音楽番組に出てたのは

          「WE ARE X」