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僕がやさしさを感じた言葉

 ふと、昔を思い出す時、みんなはどんな情景が脳裏に浮かぶだろう?ツラい場面?楽しい場面?嬉しい場面?きっとそれは一つじゃなくて、いろいろあると思うけど、僕がよく思い出す瞬間は、嬉しい言葉をかけられた場面が多い。

 それはやさしさを感じた言葉。とくに僕は自分を肯定してくれる言葉だ。勿論、間違っていたらきちんと指摘してくれて構わない耳も僕は持ち合わせているけど、やはり否定されるより肯定される方がずっと嬉しい。

 祖父母や両親、兄や妹、そして友達にこれまでやさしさを感じた言葉って沢山かけられてきた。まあでも、もちろん嫌な言葉をかけられた経験もあるっちゃある。きっとそれは誰でもそうだろう。今まで生きてきて、嫌な言葉をかけられた事がない人なんていないはず。

 そりゃあ、嫌な言葉なんて一度もかけられないに越したことはないけど、それはなかなか難しかったりする。だけど、そんな嫌な言葉は、時としてやさしさを感じる言葉が覆いかぶさり、記憶の片隅に追いやってくれる。僕が単純に記憶力が悪いっていうのもあるだろうが、「やさしさを感じる言葉」はそういう力も持ち合わせていると僕は信じている。

 「やさしさを感じた言葉」が大好きで、ふと思い出しては幸せな気持ちになるのは自分だけではなく、きっとそれは多くの人もそうだと思う。ある日僕は、「じゃあだったら、自分はやさしさを感じる言葉をこれまで何回かけてきただろう?」と考えた。何回だろう?ゼロではないはず。だけど「10000回はこえている!」と胸を張っては言えない自分がいる事に気づいた。

 何回ありますか?

 数えている人なんていないだろうけど、少ないよりはやっぱり多い方がいいですよね。絶対。自分がされて嬉しい事は、大切にしたい人たちにはしたいですよね。全員には無理だけど、大切にしたい人たちにはしたい、そう僕は思う。


大阪梅田でダイビングショップしています。

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