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【一冊10円の衝撃】Kindle Unlimitedを使って若手に読んでもらいたいビジネス書10選

ビジネス書って何冊も読むものでないし、何度も読むものでもない。

異論も例外もあるでしょうが、僕はそう思っています。良書も多いですが玉石混合で、なかには溝にお金を捨てるようなものさえあります。GMOグループの熊谷正寿会長(@m_kumagai)は、気になった本は迷わず買うと著書で書いてましたが、若手のうちはマネできるほどのお金はありません。

そこで若手ビジネスパーソンにオススメしたいのがKindle Unlimited(以下、KUと省略)です。KUは2ヶ月間99円のお試し価格を用意しています。僕はその2ヶ月間を使ってビジネス書をイッキ読み、流し読みすることをオススメします。

まるごと理解しなくていい。つまみ食いをしよう。

1千〜2千円/冊で買ってしまうと「全部理解しないとモッタイナイ!」という貧乏性が働いてきますが、サブスクリプションならそうはなりません。

1ヶ月〇〇円という価格は決まっているので、「この本の言いたいことは大体分かった!」or「理解できんから次いこう!」ってなったら次の本に移るビュッフェ的な美味しいとこどりの読み方ができます。流し見ていくだけでもOKです。

この10冊読めば若手のあいだはダイジョーブ!

時間管理術、マインドセット、フレームワーク、未来予想図などビジネス書で書かれる内容は出尽くしていて、いまの文脈に焼き直しているのが実情でしょう。

技術革新や法改正のトピックに関する知識は随時アップデートしないといけませんが、ベースとなる内容は10冊も読めば大丈夫。もしより深く学びたい内容が見つかれば専門書などを買って何度も読み返すという方法がよいと思います。

では、若手に読んでもらいたいKU本を紹介していきます!

1.尾原和啓/『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』

落合陽一氏をして「稀代のサーファーである。(中略)俺より17歳も年上なのに、なんでこんなこと書けるんだろう」と評される尾原和啓氏(@kazobara)の著作。自分はなにをモチベーションに感じるのかを考えるお供にどうでしょうか。

2.堀 正岳/『ライフハック大全―人生と仕事を変える小さな習慣250』

堀正岳氏(@mehori)著読み終わったらスグに使えるハック(≒生活の知恵)がてんこ盛りのまさに実用書。自分がいいなと思ったものだけメモして、その日から取り組んでみましょう。継続は力なり!ひとつでも続けば、それだけでもすでに元取れてますよ。

3.中島聡/『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である』

タイムマネジメント系のビジネス書は巷にあふれているけど、とりあえずこれ一冊でOK。元MS凄腕プログラマーの時間管理術。前出のハック本同様、読み終わったら「この働き方をやめる」などと書き出して目につく場所に掲げましょう。

4.近藤哲朗/『ビジネスモデル2.0図鑑』

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉がありますが、ビジネスモデルを学ぶのもそれに似ています。知識の引き出しを多くしておくことで、企画会議や提案の場でも重宝がられるようになるでしょう。

5.デヴィッド・シルバースタイン他/『発想を事業化するイノベーション・ツールキット ― 機会の特定から実現性の証明まで』

こちらは海外からのエントリー。イノベーションをテクニックとして語る異色の書。イノベーションは突飛なアイデアを思いつく天才だけのものではないことを教えてくれることでしょう。

6.谷本有香/『世界のトップリーダーに学ぶ 一流の「偏愛」力』

若手のうちからロールモデルと呼べる人を持つことは大切ですし、その人たちの共通項を知ることはもっと大切です。ソニー元会長、前掲本の著者尾原氏も推薦、Forbe  JAPAN編集長・谷本氏(@yukatanimoto)がリーダーがリーダーたるこだわりを教えてくれます。

7.山口周/『武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50』

売れっ子ビジネス書著者の山口周氏(@shu_yamaguchi)が資料作成術、チームマネジメントなどを経て辿り着いた、哲学をテーマに書いた本。スキルを磨いていくことは大切ですが、その下底に横たわる教養を意識しておくと後々大輪が開くことでしょう。

8.佐藤航陽/『未来に先回りする思考法』

メタップスというデータを扱うIT企業の先駆けとも言える会社を経営する佐藤氏の著作。同氏の著書からはベンチャー経営者っぽくない(と言ったら怒られそうだけど)慎重に深く物事を洞察するような印象を受けます。特に仕組み作りには深い洞察が大切ですから、著者の思考を追体験していく読み方がオススメです。

9.野中郁次郎, 山口一郎/『直観の経営 「共感の哲学」で読み解く動態経営論』

ここからは週イチペースを超えるので「できたら読んでね」ゾーン。本書はビジネス書に数えていいかも定かではないですが『失敗の本質』でおなじみ経営学の大家、野中センセイの著書なのでぜひパラパラめくってみてください。

10.木谷哲夫/『独裁力 ビジネスパーソンのための権力学入門』

昔は学生運動に熱心だった元グーグル日本法人会長・村上氏が権力のことについて書いた本を絶賛しているところが既に面白い。社内の権力争いに疲弊するのは論外ですが、気がついたら巻き込み事故でチャンスを失うのは滑稽といえます。志のために処世術を使うのなら悪くないと思いますよ。

おわりに

本来、Kindle Unlimitedはサブスクなので「いつまでに読まないと💦」という締切りはありません。しかし、あえて2ヶ月間という縛りを設けることで学びの質も上がっていくと思います。3ヶ月目以降も継続したいという方もそれはそれで良いと思いますが、まずは2ヶ月で読み切るつもりでチャレンジしてみてください。インプットの質が変わってくると思います。

⚠️勝手にサブスクがはじまらないよう、スマホのカレンダーアプリで事前に登録しておくことをオススメします!

※2020年8月16日時点の情報をもとに執筆しています。

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