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私が会社人事に殺された話①

こんにちは

経済的自由を目指すサラリーマンです

経済的自由になる手法について具体的に私がやっている方法の紹介に軸足を移そうと前回の2投稿(下記)に分けて記事を作り、突き進もうと思ったのですが、

今日も出社すると過去の怒りが蘇ったため、寄り道してまた経済的自由へのマインドセット記事となります


今回の話は企業の人事を激しくディスった話です。関連する職種に就く方は見ないでこのページを閉じてください


専門家になるには1万時間掛かる

さて、私の略歴は工学大学・大学院6年、入社して製品設計・開発10年、、国内外マーケティング7年、その後、人事ミスで半年インサイド・セールス、そして現在は事業開発部に属して数か月といった所です

大学生の頃から、自分を殺してお客さんや社内の人間に対応するような仕事は向いていない事が分かっていたため、一貫してモノや技術と向き合うことがメインの技術職を志望し実際にやってきました

エンジニアリング系の職種の方は体感していると思いますが、いろいろな技術職(ソフト、回路、メカなど)はどれも奥が深く、所謂専門家になるには”1万時間の実務・勉強時間”が掛かるといわれています

仮に1日8時間業務のみで(自習なし)考えると1250日必要で、1年稼働日をざっくり20日/月×12か月=240日/年となり、専門家レベルになるには5.2年ほど必要になります

私は若いころは早く一人前になりたかったので上記に加えて残業と自習を行っていたので、感覚的には3年ほどである程度の技術力は身についたと思っています

会社に属する方は分かると思いますが、職場によくいるスペシャリストとして周囲から尊敬される人の多くがその道10年以上の経験者であることが多いと思います

大企業のように優れた事業・製品を持って市場で高シェアを持つビジネス領域に卒業した学生が入社し活躍するには、業界の情報や特質、会社の独自ルール、ビジネス慣例、などなど様々な勉強と経験を積まなければならず、よく3年は掛かると言わるかと思います

*ベンチャーであれば更に多岐にわたる仕事を任せられます

*最近は入社前からネット、動画、SNSなどで入社後に必要なスキルの情報があるため、入社後に独り立ちするまでの時間は短くなってるようです


いずれにしても、個人としても、それに給与を払う会社としても、3~5年ほどの時間と給与を投資しているわけです

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日本企業の”謎人事”

さて、ここからが本題ですが、日本企業には”謎人事”が存在します。”謎人事”とは学校での勉強歴、会社での実務経験、本人の希望とは全くカスリもしない職種・職場への異動の事です

謎が故その理由は分かりませんが、私の考えとして謎人事の対象になる人間は両極の2タイプがあると思っています

一つ目のタイプは所属する仕事で結果を出せない人か、やる気のない人が対象で、これらの人に適所を与えるという建前の下で、とにかく人手が必要な部署へ出して、その人のスキル・経歴とは関係がない全く異なる仕事を担ってもらいます。まあ、これは経営者の考えからすれば理解できます

問題なのはもう一つのタイプで、所謂部署のエースクラスで将来的に、スペシャリスト、マネージメント、役員候補などの人が対象です

このようは人は属する部署で輝き、ある意味所属する部署では井戸の蛙になる可能性があり、新しい職場で更に才能・スキルを伸ばし更に成長して高い成果を出すことが期待される人材です

ではこのような優秀な人材がどのような部署へ異動するか?です

はい、残念ながらこのようは人材に期待されるのは、まったく畑違いの行き詰った部署に飛ばされ、前の部署で発揮した才能・スキルで行き詰った部署の停滞を改善してほしいと期待されます

長年、パフォーマンスが上がらないダメ部署(売上上がらない、利益出せない、顧客のクレーム、悪い労働環境)というのは経営側から見ると経営資源の無駄や、事業機会の損失の恐れがあるため、改善が必要です

ダメ部署に属する人々の改善は長年ダメ部署なので期待できないので、改善可能性が高い人材の投入となります

会社は異動させる人に向けて、”会社は君に期待している”、”マネージメント層の総意だ”、”君の実力であれば成果が出せる”などといった説得の言葉を浴びせて洗脳します

しかし

異動する人は誉め言葉を真に受けずに考えなければなりません。新しい職場での職種は何か?仮に畑違いや職種の違いがあったとしても前述の自分が時間を掛けて培った経験やスキルは生きるのか?

確かに同じ会社の中での異動ですので経験を活かせることはありますが(全く異なる事業が独立していなければ)、やはり職種が変わるとなると、前述の通り、その道でスペシャリストにならなければ成果を出すことが難しいのです

職種を変えるとなるとやはり3年程度の修業期間が必要となってきます

更に如何にダメ部署といえど既に十年を超えるようなスペシャリストは存在しており、如何に全職場で輝かしい実績があり才能があったとしても、既存のスペシャリストと着任初日から対等に仕事をしていくことは無理でしょう

謎人事による個人の損失

新職場へ異動し適用のために苦労して数年修業しても、甘い言葉で洗脳した会社側は、期待はするが異動のみでは評価しないため、給与は上がりません

新職場と職種が成果を上げることが以前の職場より難しい場合は、職場にとどまった方が昇級・出世した可能性が高いかもしれません

更にこのような自分に対する不利益を考えないで、会社の命令=絶対命令、と思い込む人は私の周りでは多く、複数回の異動・職種変更を行い、毎度、習得のために数年の時間を費やし、専門性が弱い・無い人間として社内でも、また転職市場でも評価されます

私は幅広いビジネス知識・経験を持つゼネラリストは、会社全体の構造を捉えられる人、と考えており、その職種は経営スキルとして必要と考えています

しかし、ゼネラリストになるとしても、転職時の市場評価を考えながら異動履歴を考える必要があります。つまり、市場評価を上げる異動を受け入れ、スキルを積み上げていくことです。逆にシナジーが見込めない異動は断るか、日本企業だと簡単に断れない状況を作るので、会社にとって、個人にとって無意味な理由をマネージメント側へ伝える必要があります

本投稿も長くなってきましたので、今日はこの辺で止めます

第二部では私の実体験と、サラリーマンとしてどのような異動戦略を考えるべきかについて述べたいと思います

ご覧いただきありがとうございます


下記が本投稿の第二部です



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