マコト@パブリックの人と組織のコーチング

合同会社ローカルドア代表 | コーチング&人材育成&組織開発トレーナー | ひとり親家…

マコト@パブリックの人と組織のコーチング

合同会社ローカルドア代表 | コーチング&人材育成&組織開発トレーナー | ひとり親家庭で育ち、小学校不登校と高校中退を経験。立教大学を卒業、川崎市役所に12年勤めた後に独立。ORSCC,LCP認定プラクティショナー https://www.k-localdoor.com/

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

コーチングに見る夢と可能性~私が公務員を辞めて独立を選んだ理由~

私がコーチングに出会い学び始めたのは2019年なので、5年もの年月が経っていることになります。ズブズブと少しずつ沼にハマって抜け出せなくなり、いよいよ独立した…というところまで来てしまいました! ここでいったん、自分がなぜコーチングという道を選んだのか。何を夢見てこの道を進んでいるのか。改めてそのあたりを書いてみます。 不安と劣等感の深い霧の中にいた10代ときどき他の記事でも書いていますが、小学校で不登校、高校は中退をしていました。小さい時から母子家庭でもあり「成人男性」

    • 本当にやりたいことって、どうやって見つけるの?

      「自分が何をしたいのかよくわからない」という方、実は意外と多いのではないかと思います。特に公務員や大企業のサラリーマンなどそんな方をよくお見掛けします。そしえもちろん、以前は私自身もそうでした! 「自分の意欲」について自己認識を持てていると、自分が充実したり幸せな人生を送っていくために、どのように進んでいくかを選択するうえでのベンチマークになってきます。逆にそれがないと、なんだか水中でもがいてるかのような苦しさがありますよね。 ここを探るのはコーチングでも大切なプロセスに

      • 自治体職員に対する大きな誤解3選

        私自身も自治体職員として12年以上働いてから独立したわけですが、”自治体職員”という仕事や人に対する誤解って結構あるなーと改めて思ったりもします。 今回はそんなもののうち、特に気になる3つの誤解について挙げてみます! 誤解①安定した仕事である先日「消滅可能性自治体」に関する報道がわっと出て、人口減少と流出で全国の自治体の4割ほどがまずい状況にあるぞーと話題になったりもしました。 まぁ何をいまさらと言ったところでもあって、そもそも既に財政的には自主財源が崩壊しており、実態

        • 祖父の傷と、全ての痛みを受け入れるということ。

          亡くなってもう15年くらい経つ私の祖父は、九州の田舎の農家の地主の長男として生まれました。しかし祖父の父は酒が原因で若死をしたらしく、苦労があったようです。 祖父の若かりし頃は戦争中でした。不幸中の幸いにも祖父は身体が弱く戦争に行くことができませんでした。ちなみに祖父の名前は「国守(くにもり)」と言います。 そこからもなんとなく推察がつくと思いますが、「戦争に行けなかった」ということは、祖父にとって大きなスティグマとなったようです。本人は詳しくは決して語りませんでしたが、

        • 固定された記事

        コーチングに見る夢と可能性~私が公務員を辞めて独立を選んだ理由~

        マガジン

        • 自治体職員エンゲージメント
          23本
        • マコトの「コーチングってなんだ?」
          49本
        • 公務員からの独立・定点観測
          25本
        • 読書記録
          2本
        • マコトの「システムコーチング®の旅」
          16本
        • マコトの不登校・中退体験記
          5本

        記事

          公務員退職&独立から半年間の振り返り!

          気付けば今年1月頭に自治体を退職し独立してから半年が経ちました。特にこの1ヶ月はお仕事も本格化したので、体感的にはここだけで通常の半年分くらいの密度があった気がします、、笑 周りにも今後のキャリアについて迷っている方がいらっしゃるので、少しでも色々な選択肢への解像度が上がればということを念頭に、振り返ってみたいと思います。 この半年で実際何をしていたのか?+直近の予定できるだけ具体的に書いてこのところしていた仕事をあげてみると、こんな感じです。 個人事業主やマネジメント

          公務員退職&独立から半年間の振り返り!

          「◯◯しなければお前はダメだ」って本当ですか?

          「◯◯しなければ(◯◯でなければ)、あなたはダメだ(価値がない)」という構文、周囲でよく見かけませんか? 勉強もできないような奴は社会で通用しない 親を敬えないような奴は人としてろくでもない 甲斐性がなければ男としてダメだ/子育てをキチンとできないのは母として失格だ まぁ思いつくものをあげるとキリがありません。そして、「もしかすると自分も使っているかも」と少しドキっとしたりもします。 それにしても凄くインパクトが強いというか、言われたりするとザワザワしたりモヤモヤし

          「◯◯しなければお前はダメだ」って本当ですか?

          なぜ良かれと思っての支援は徒労に終わるのか?本当の支援に必要なこと。

          不思議なことに、どんなことであっても、支援を求められたときには、何らかの形で応じるか、あるいは正当な理由をつけて断らないと気まずい思いをすることになる―そんなふうに本書では述べられています。確かにそうですよね! そしてその裏側には、「支援する者」という権威者と、「支援される者」という弱い立場の者という、権力関係の機微も生じてきます。それも影響してか、「支援は求められなければ成立しない(押し付けは機能しない)」という現象にもなってきます。 それは「道を尋ねる」といったインフ

          なぜ良かれと思っての支援は徒労に終わるのか?本当の支援に必要なこと。

          キャリアチェンジや独立前のストレスはどうやって乗り切ればいい?

          自分自身も公務員から独立したわけですが、なんだかんだ「独立する直前」のストレスが一番強かったなと思います。時間的にも本業と独立準備のダブルワーク状態になるし、特に先が見えない(ように感じられる)中で日々を過ごすことにもなるからです。 先の仕事の糸口を見つけるためにチャレンジしなければいけないことも多く、その時のコンフォートゾーンをたくさん出ていくので消耗します。 また自分がコンフォートゾーンを出るということは、必然的に同じコンフォートゾーンの中にいた他者の不安感も刺激する

          キャリアチェンジや独立前のストレスはどうやって乗り切ればいい?

          会ったことはないけど最も影響を受けたアーノルド・ミンデル博士の訃報を聞いて。

          少し違う話から入ってみます。 小さい子どもの認知能力は自動的に成長しますよね。うちの子はこのところ顕著な発達のタイミングで、ママと興味深い話をしていました。 歯磨き中でうがいをするママに向かって、 「ねぇ、ねんねしたいよ!」 「ねんねした後にうがいしようよ!!」 と。、 面白いこと言うな…というのと同時に、「ついに時間感覚を獲得したんだな」とも感じました。人間に自動的に生来備わった理性、空間と時間への認識能力。いわゆるアプリオリな純粋理性、その時間について。 そ

          会ったことはないけど最も影響を受けたアーノルド・ミンデル博士の訃報を聞いて。

          マジで自分の人生を変えたコーチングの関わり3選

          私もコーチとしてコーチングを提供するだけでなく、日々技術向上も含めて切磋琢磨しているわけですが、そうすると自然と自分自身がコーチングを受ける機会も非常に多くなってきます。 そしてふと、「コーチングの価値はこうだよ」ということをお伝えしようとするより、自分がコーチングに関連して受けた衝撃体験を書き出してみた方が早いのではないかという気がしてきました。 そんなわけで、今回は特に私の人生にインパクトのあったコーチングの出来事をいくつか書いてみます! 認知ゴリラアタック→独立を

          マジで自分の人生を変えたコーチングの関わり3選

          説教臭い人にならないために気を付けたいこと。

          私が「共にいられないもの」を一つあげるとしたら、説教というのがあります。この前、人にちょっとしたお説教じみたことを言われて怒ってしまいました。そのくらい色々なものが刺激されてイライラしてしまいます。汗 とはいえ私自身もですが、少しずつ年齢が上がってくると場面によっては「説教できる側」に立ってしまう、というのも事実です。まあそういう場面になると、「説教したい欲」みたいのが湧いてくるというのは、それはそれでよく分かりますw 一方で説教なんてしてる間は快楽かもしれませんが、結果

          説教臭い人にならないために気を付けたいこと。

          あなたのライフパーパスは何ですか?

          最近は「パーパス」という言葉をよく見かけますね。一昔前はビジョンでした。何が違うかというと厳密な定義というより含まれるニュアンスの問題だと思われますが、”ビジョン=目指す状態”からさらに一段上に行って、”パーパス=自分自身の生きる意味”というあたりに目線があります。 これは意外と大きな違いで、ビジョンだと外側の成果みたいな感覚がありますが、パーパスはあくまで自分起点です。自分は何者なのか。自分はなぜ生まれてきたのか。自分が生きる意味はどこにあるのか。 論理的な答えのありよ

          あなたのライフパーパスは何ですか?

          独立してもうすぐ半年!やっと潤いを回復し始めるキャッシュフロー

          さて今年頭から独立してやってきて、いよいよ半年という節目が近づいてきているところです。 3ヶ月目の頃はキャッシュフローというカベを実感したりしていたのですが、ようやくそこの壁を抜け始めたなというところです。 今回はそんなお金周りのことについて振り返ってみます! 独立から仕事の本格スタート&現金化までは半年程度かかったこれはどんな業態によるかも影響するとは思いますが、人材育成や組織開発のコーチ&ファシリテーター業がメインの私の場合、独立から安定的なフィーの現金化まではだい

          独立してもうすぐ半年!やっと潤いを回復し始めるキャッシュフロー

          副業の限界はどこなのか?

          最近は色々なシーンで副業というのもメジャーになってきましたよね。民間企業だけでなく、公務員でも少しずつオープンになりはじめています。 ちなみに副業禁止の自治体であっても、総務省の見解でもNPOかつ個人に対して無報酬であれば規制の対象外です。この辺りは調べると色々ありますが、今回は割愛します。(※副業全面禁止は裁判になったらどう言い訳するつもりなのか個人的には謎ですが…) 自分も実際に、本業ではないNPO団体での業務などを通じて色々と試しながら新しいキャリアを模索して結果と

          なぜ誘導的に成長させてはいけないのか?思いやりから関わるコーチング

          基本的にはコーチングの本ではありますが、そもそも子どもや社会人などへの教育も含めた、対人支援全般に関する問題提起でもあります。 まずひとつのアプローチを「誘導型のコーチング」としています。そこでは「外部からの期待への対応」のため、「迅速な問題解決」目指し、「不安や義務感といった防衛的反応」を引き起こすことで相手の行動変容を引き起こします。ところがこれはストレス反応を引き出し変化が持続しません。 一方で「思いやりのコーチング」では、「自分自身のありたい姿の体現」のため、「自

          なぜ誘導的に成長させてはいけないのか?思いやりから関わるコーチング

          公務員から独立して日常に起こったちょっとした変化

          独立すると当然ですが色々な変化が起こります。お金、仕事、交友関係…とにかく枚挙にいとまがありません。 そんないわゆる大きな変化もたくさんあるのですが、自分でも驚くような日常的な変化もあります。今回はそこから特にびっくりした変化を3つあげてみます。 朝が気持ち良い諸先輩方から「独立すると朝が気持ちよく起きられる」と時々聞いていたんですが、「またまた、そんなことあるかい」って思ってました。私の朝の弱さは我ながら筋金入り。そんな仕事を変える程度で左右されるはずがありません…。

          公務員から独立して日常に起こったちょっとした変化