腹立つ!謎の吹き出物には菜の花を。【いつものスーパーで薬膳】
まだ寒さの残る時期こそ、菜の花の旬。
いつもありがとうございます。メゾメグのmagです。
maison de megri(メゾンドメグリ)が提案する、『いつものスーパーで薬膳』。
薬膳って仰々しい。でも、過去の記事でもこう言っています。
体が冷えていたら温める作用の食材を。逆に体に熱がこもっていたら余分な熱を覚ます食材、体の中がうまく巡っていなかったら巡らせてくれる食材をとる。調理をすることが薬膳なのではなく、いまの自分の体を観察して、食材を選ぶことが薬膳なのです。(そもそも薬膳ってなに?より)
だから、スーパーで「何を買おっかなー」って頬に手を当てているその状態、もう、薬膳しているんです!(”薬膳する”という、名詞の動詞化については置いておいてください)
薬膳しよーぜ!今日は菜の花。急いでください!正式に(?)春が来たら、菜の花は黄色い花が咲いてしまいます。柔らかいつぼみを食べられるのは、寒い今こそ。
今日は薬剤師であり、節約ゆる薬膳の連載ももつわだカルから、菜の花についてお話しします。
菜の花で薬膳!こんな症状、ありませんか?
maison de megri の養生漢方コンシェルジュ、わだカルです。最近、こんな症状ないですか?
・吹き出物
・肌のくすみ
・イライラ、のぼせ
・便秘
実はこれ、春にありがちな症状なんです。そんな時、旬の菜の花を是非取り入れたい!
菜の花の働き
菜の花
五性:温 五味:甘、辛 帰経:肝、肺、脾
菜の花は、気・血の滞りを流してくれます。
菜の花って、かじると結構辛いですよね。
薬膳的には、この『辛味』には体の中の滞ったものを流してくれる性質があるんです。
プラス、身体を温める力があり、滞りをより流しやすくしてくれます♪
分かりやすく言うとですね
身体に居座ってる嫌なやつらをまとめてスパァァァァァンって流す感じ。レーザービーム。
イライラ?血の渋滞?やかましいわ!!!
って温かい杖を振りかざす茂爺です。
(分かったあなたは新喜劇好きな人認定) …何の話だったかな(おい)
つまり、中医学的に言うと、辛味と温めるチカラで、体内で滞った
①邪気(じゃき)というイライラとか風邪のもと、
②血瘀(けつお)といって血の流れが渋滞してる状態、吹き出物などのもと
を流す働きがあるのです。なので、菜の花は体の中の詰まりからくる便秘や吹き出物、イライラが気になる方におすすめの食材なのです!
栄養面とおすすめ調理法
ビタミンCが豊富で、ほうれん草の4倍入ってます。水に溶けるので、スープにすると丸ごと栄養をいただけますよ★
まとめ
今回は菜の花の薬膳的ゆる解説をしました。
・働き カラダを温め、気と血の渋滞を流す
・こんな時に 吹き出物、のぼせ、イライラ、肌のくすみ
・おすすめ調理法 スープなど、煮汁ごといただけるもの
春先にありがちなニキビや、のぼせの不調に菜の花。季節の不調には季節の食材。スーパーで是非、取り入れてみてくださいね!
ではまた次回にお会いしましょう!
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