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受容と極夜行【2023年1月14日(土)】

2023年1月14日 雨

深夜3時頃、長女が「痛いぃ」と言って、目を覚ました。

聞くと、左耳の下辺りが痛いよう。
腫れているようなので、耳下腺炎か。

長女は、今までも何度か、耳下腺炎になったことがあるが、今回はおそらく2〜3年ぶり。

痛いよー!と、なかなかの勢いで泣くので、おおげさだなぁ、と思いつつ、そんなに痛いならカロナール飲む?と聞くと、今度は「薬やだー!」と泣く。

なんだか痛みや嫌なことから逃げようとする感じが、嫌だなぁと思って、こんなときに厳しいとは思いつつ、受け入れようね、という話をする。

痛いから、嫌だからと、泣くのは違うでしょう。
赤ちゃんは、なにがなんだかわからなくて、泣くことで違和感を表現するけど、長女は、痛みを受け入れて冷静に対処できるでしょう、と。

パパが指を切ったときは、しっかりと傷を見て、縫うやつだな、と状況を受け入れたはずなのに、縫うのが嫌だからと、一日逃げたんだけどね、なんて話を添えて。カッコ笑。

そんなこんなで長女は冷静さを取り戻し、眠りについたが、私はそこから眠れず。

そんなときは読書を、ということで、前に人からの勧めで、購入したままになっていた『極夜行』をKindleにて。

皆さんは〈極夜〉をご存知ですか?

私はお恥ずかしながら知りませんでしたが、〈極夜〉とは、南極や北極にて、太陽が出てこない日のことを言い、反対に、一日中太陽が出ている日を〈白夜〉と言う。
白夜は、知っていたのだけど。

この作品は、極地旅行家・作家の角幡唯介さんが、場所によっては3〜4か月も続く、極夜を探検した際の記録。

角幡さんは、本書で、探検は、人間社会の外側に出る活動。昔の探検は、地図の空白部を目指すのが目的だが、今は未踏の地などない。ただ、冬の太陽が登らない長い極夜という観点では、そこに新しい未知がうまれ、北緯八十度近辺で続く4カ月ほどの極夜を旅した記録はほとんどない。そんな太陽が登らない世界に根源的な未知の可能性を感じる。自然との基本的な結びつきを再発見したい、と仰る。

極夜という想像を超えた空間状況こそ、普段暮らす現代社会システムの外側にある世界で、従来の地図の空白部にかわる新しい脱システム的な探検の対象領域になる、と。

ゾクッとして、序盤から『極夜行』の世界に引きずり込まれます。

皆さんも、長い極夜という想像を超えた空間状況の疑似体験をしませんか?角幡さんは、4カ月後、極夜が明けた時、太陽を目にして何を感じたのだろう。
早く読みたいけど、昨日は2時間ほどで寝落ち、、。

今日は、長女の病院受診のち、ずっと髪を切りたいと言っていた姉妹をイレブンカットへ連れて行く。

特に次女は、ずっと髪を短くしたいと言っていたので、たいそう喜んだ。

そのあとは、長女が、ブレスレットを制作して販売してみたいと言っているので、手芸屋さんや100均巡り。

もちろん自らお手伝い等で稼いだお金で材料を仕入れるわけだが、いい仕入れができたよう。
今日は考えをまとめると言っている。

こちらもたいへん楽しみ。

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