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Tokyo:Pianist:Music:Books:Oceans:Fragrance 徒然。触れた音楽、読書、記憶 etc... 書き留めておきたいこと諸々。

最近の記事

Journal:Satsuki(皐月)3.

5/22 「音楽機械論 ELECTRONIC DIONYSOS」 (吉本隆明&坂本龍一 著/ちくま学芸文庫/2009)を読了。タイトルから受ける印象で、理系脳が断絶していると半ば確信しているため、読み切れる自信が無かったが、思っていた以上に分かりやすくとても純粋な発想からのお2人の会話が面白く2日程度で読み切ってしまった。 「1984年、思想界、音楽界の巨人が音楽・文化について語りあった」というキャッチコピー。吉本氏は詩人であり評論家であるが、音楽に詳しくないそうだ。そんな

    • Journal:Satsuki(皐月)2.

      5/11 仕事前にカフェで、そろそろ終盤に差し掛かった「坂本龍一 本当に聴きたい音を追い求めて」(ミュージックマガジン増刊)を読む。後半の過去インタビュー・対談・寄稿記事の章は、個人的に「うわーうわー!」となるような会話が繰り広げられていて、ルーツやピースを共有出来る誰か、同ベクトルで意見交換出来る誰かが居ることは物凄く素晴らしいことだと実感する。絶対的にいつでもフラットに熱く音楽を通した時代の流れや、互いに持論を展開し合える友人が私にも1人は居る。大学時代から変わらず、いつ

      • Journal:Satsuki(皐月)1.

        5/3 飲み仲間達と久しぶりの屋外BBQ。晴天の下、大人数でワイワイ。 今年のGWは天気が崩れる予報だったが、ほとんど晴れ予報に変わり、この時期の気候は東京でもまだ湿度も低く、新緑が視力回復させてくれるように活き活きとしていて、なんとも心地が良すぎる。河川敷は都内の中心部よりずっと視野が広く青空がグーーンと広がっていて物凄くリフレッシュになった。最近の人間模様や音楽話を飲みながらやいのやいの。こういう時間がストレス解消になっているんだなぁとコロナ期を経たからこそ身に染みる。

        • Journal:Uzuki(卯月)

          4/28 今月はじめ、坂本龍一氏の訃報を聞いてからというもの、これまで以上に教授が最期まで産み落とし続けたとてつもない量の作品群をひとつひとつ辿っている。音楽作品から著書、インタビュー、対談 etc…これまで古い著書や雑誌でなかなか入手しにくかった商品もあったのだけど、この1か月だけでも書店には過去の著書から新たに出版された書籍、追悼特集の雑誌等々が並ぶようになり、片っ端から没頭して読んでいる。とてもとても影響を受けた人だ。 最近購入したもの ↓ を少しずつ読んでいる ・「坂

        Journal:Satsuki(皐月)3.

          Music:梅雨に欲する音

          ※2020.05.20 記 湿度の上がる梅雨は、やたらと密度・濃度の高い音を聴きたくなります。 昔からこの時期 手に取るのは、全てがアートと化するミュージシャン「Bjork」。 彼女の音楽が本当にしっくりしっくり沁み込んで良い季節なのです。 ビョークといえば、忘れもしない高校2年。 当時私に洋楽の影響を与えてくれた友人の1人、つるむグループは違えどなぜかマンツーだと話の合うアウトロー感漂う彼女と、校則の厳しい女子高に通っていたにも関わらず、歌舞伎町ど真ん中の映画館へ制服

          Music:梅雨に欲する音

          Music:Maurice Ravel ”Pavane pour une infante defunte”

          ※2019.02.25記 Maurice Ravel ”Pavane pour une infante defunte” (こちらの演奏はラヴェル本人による演奏) ラヴェルは個人的に1位2位を争うくらい好きな作曲家。 学生時代の後半は近代の作曲家に傾倒していたので、卒業演奏なんかはRavelを弾いた思い出。 数多くの作品を残したラヴェルの中でも「亡き王女のパヴァーヌ」は良く知られる名曲の1つ。終始 静かに穏やかで、遠くで鳴っているオルゴールのような、それでいてどこかせつ

          Music:Maurice Ravel ”Pavane pour une infante defunte”

          Music:COWBOY BEBOP SOUND TRACK 1.2.3

          ※2019.02.13 記 中学の頃だったでしょうか。同じクラスのアニメやゲームに詳しい友人が「多分こういう音楽好きなんじゃないかな?」と貸してくれたCDがこのCOWBOY BEBOPのサントラでした。 私自身は特にアニメにもゲームにも詳しいわけでもなかったのだけど、このCDを教えてくれた友人の絶妙なセレクトに拍手!! 当時聴いた時の感想は「世界がうわーって広がる感じ」。私の脳みそ、単純明快。笑 (のちにアニメのCOWBOY BEBOPにハマったのだけど。そして菅野よう子

          Music:COWBOY BEBOP SOUND TRACK 1.2.3

          Music:記憶に残っているシリーズ~Etoile ~星が奏でる星座たちのファンタジー

          ※2019.01.31 記 Etoile ~星が奏でる星座たちのファンタジー/神山純一(1992) 小さいころ母親が買ってきて聴かせてくれていたCDで、なぜか未だに印象に残っている1枚。CDの帯には「星空が奏でる旋律。星座をそのまま五線譜上に配置してみたら届いた星空のメッセージ」と言った内容が書かれていて、幼心に「星もメロディを奏でるのかー!星の音ってどんな?」と夢膨らませながら、1曲目から流れてきたキラキラと神秘的な音色の美しいメロディに心奪われた記憶。今思えば大分メルヘ

          Music:記憶に残っているシリーズ~Etoile ~星が奏でる星座たちのファンタジー

          Music : Crala Peya「OSEANES」

          ※2017.07.06 記 Clara Peya「OCEANES」(2017) スペイン カタルーニャ出身のピアノポップアーティスト、Clara Peyaの作品がとても気に入っています。アルバムタイトルからも想像出来る通り、女性と水をテーマにした今作「OCEANES」。 紡がれるメロディはシンプル、しっとり流れ込んでくる美メロセンス。 軽やかさとしなやかさ、海のようにゆったりたゆたって、すっぽり包んでくれるぬくもりのような。一辺倒に爽やかなんじゃなく、揺るがない芯の強さが一

          Music : Crala Peya「OSEANES」

          Music:Nina Simone

          ※2017.04.13 記 家事を終えてふとベッドに腰掛けると、いつの間にかうたた寝というパターンが続くここ最近。あ、と目を覚ました深夜にBGMを垂れ流してコーヒーを啜り少しだけ活字を読み進める、今日もそんな睡眠2分割な平日深夜。昼の穏やかさはどこへやら、窓の外は春の風音が強く耳に付く。 BGMはNina Simone。十代二十代前半までは、口を開けば「やれROCKじゃ!」と、歪んでどぅわーんきゅいーんドコドコってな音ばかりに明け暮れていたのですが、見事にSOUL・R&B・

          Music:Nina Simone