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フランス・ノルマンディー

皆様、こんにちは。

3月にフランスの郊外、ノルマンディーにて仕事をして来ました。

パリからは車で2時間位、ノルマンディーも広いのですがわたしが行ったのはルーアンの近辺。

この日はバーレスクではなく、この地区の日本のイベントのパレード出演で一人花魁道中を頼まれました。

フランスって思ってるよりもあちこちで日本のイベントやってたりするんですよね。パリでも、パリ以外でも。この日のフライヤー写真は紛失してしまったのですが、中国?日本?みたいなフライヤーでした(あるある)。

しかも情報がほぼなし、直前でもどこからスタート?楽屋は?お昼は?段取りはー?! と言った状態でした。勿論出演者も誰も知らない(笑)。直前にぼやーっと聞く位。日本だとあり得ませんが、ここはおフランス。イライラしてもエネルギーの無駄なので、時間だけしっかり確認してスタンバイすれば問題ありません。

道中ご一緒したフランス人女性。足だけにつける竹馬?を履いています。この身長差、わたしが子供に見える…(笑)。

花魁の着物一式って基本的に引き摺りですが、裾を結わく紐を忘れてしまい、この日はとっても大変な思いをしました。

右手で傘、左手で打掛と着物の裾を持って歩いたのですが、打掛がまた重〜〜いんですね。パレード中、何度持ち直した事か。そして終わった時には左手が動きませんでした(笑)。しかもこの日は炎天下。傘は持つ予定じゃなかったのですが、結果日焼け防止に持って来てよかったです。

汚れるよ!と皆さんに何度も心配を頂きましたが、ステージやショーで着る着物はどうしても汚れます。この日も裾は持ってたけど、写真の通り金糸は引き摺っていました。でももう仕方ない。汚れるから!と神経質になってしまうと何も出来ないので、わたしは昔からあまり気にしません(と言うか自分が出来る範囲の事はして臨機応変に対応したいから)。汚れは後から綺麗にすればいいだけの事。

涼しい顔をしていますが、かなり暑かったです(笑)。

でも夏じゃなくて幸いでした。夏だったら白塗りが禿げてそう。

バーレスクじゃない時の花魁は、必ず白塗りをします。脱ぐ時は素敵ではないので塗りませんが、脱がない時はなるべくリアルな花魁に近付けたいと思っています。

この日は地元の方の半分位が思い想いの日本のコスプレをしていて、結構なカオスでしたがとても面白かったです。

そしてとても沢山の方と一緒に写真を撮ったのですが、とても丁寧に聞いてくれる方から袖をぐいっと引っ張る方まで様々でした。実はこのパレード時、イベントマネージャーの方がわたしについてくれて、いきなり触ったり掴んだりする人には注意をしてくれました。これはとても助かった!

何処の国でも色んな方がいらっしゃいますね。

この日出演していたのは、以前記事でも書いたフランス在住アーティストのえみこさん、そして在住ミュージシャンの方、日舞の方、フランス人ですが三味線をやられてる方など実に様々。催し物は日本の楽器の音楽、和太鼓などのバンド、日舞、カラオケなど。

色々ありましたが実は短時間でさくっと終わり、大きなトラブルもなく終えてよかったです。

(進行はかなり!グダグダでしたが)

スムーズにいかないのが普通のヨーロッパ。わたし的には大きなトラブルさえなければ万々歳であります。

これからはこういったお仕事も増えそうです。

しかしフランス、なんとセキュリテソシアル(社会保障制度)に加入していないと公にギャラがもらえません。わたしは現在申請中。次回は保険番号もらってからね、と言われて現在待ちに待ってる状態であります…(最初に言ってよ…)。ちなみに申請から半年程かかります(嗚呼フランス)。

最近は日本から来て海外で仕事をする方も増えましたが、ほとんどの方がビザを取っていず、申請も何もしていないと思います。言うならばブラックマネー状態。税金にも引っかかりません。
(中国では1日だけの仕事でも必ずビザが必要です)

ここ最近少しではありますが日本では厳しくなったと思います。もしかしたら海外でも国によっては厳しくなるかもしれません。海外に行って仕事をされる方はどうぞお気を付けて。

日本は改めて色々イージーだったなと思い知らされました。勿論わたしが日本国籍だからなのもありますが。

他の国はどうなのでしょうか。この辺も探ってみたいと思います。

面倒な事も多いですが、しっかり手順を踏めばなんのその。まだまだヨーロッパでの生活は始まったばかりです。

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また近々お会いしましょう🌹

©2010-2019 Maico Tsubaki

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