比べたり比べなかったり
川上未映子のエッセイで好きな一節があって。小さい頃、遠足で歩き疲れた彼女がぐずったら先生が、「疲れとるんはお前だけとちゃう。はよ歩きい」と言ってきたのに対して、『私が歩きたくないのと、ほかの人もつかれてんのと何の関係があんねん!!』と嚙みついたっていう話。僕これね、すげー大事な感性だと思うんです。みんなもつらいから、あなたがつらいのもふつうのことよって、ものすごく怖い論理で、それに小1くらいの感性で噛みついてるこの感性、スキなんですよねえ。あ、拡大して解釈評価してますけど、こ