ウォルトディズニー

「プラシング」

何事にも、つねに常識や期待値や予想にプラスをしてお戻しをすること。個人的に最も尊敬できる大人の一人であるウォルト・ディズニーが大事にし続けた考え方。ウォルトはディズニーランド開園当初、それ自体から観覧費を徴収できないパレードにお金をかけることの理由を会計士に説明するときに、

「誰も期待していないからこそ、パレードをするのさ。ディズニーランドの目標は、常にゲストの期待以上のものを与えることだ。驚かせ続ける限り、ゲストはまたやってくる。いったんこなくなってしまったら、それを取り戻すのに10倍以上の経費がかかる」

といって説明したそうな。
(結局は、左脳とフィジビリティ担当の兄ロイがうまいこと着地させたんだろうけど。ヒーローの脇にはいつも、影役者がいて、かっこいいけどつらいねって思うけど笑)

よく、求められていること以上のことに逃げ腰や億劫になりがちなんだけど、忘れちゃいけないのは、「契約や売り上げが先にあるんじゃなくて、価値提供が先にある」ってことですよね。もらえるお金が先に決まっていてそれに相応な価値を施すんじゃない。価値をお届けするのが先で、それに応じてお金をいただけるのである。でもついつい、仕事がすでにそこに何もせずに存在しているもののように勘違いして、それを「労力で買う」ような感覚で仕事をしてしまうと、プラシングは絶対にする気になれない。そこ、忘れずに行きたいと思うわけですというメモ。

出典:
ウォルト・ディズニーに学ぶ七転び八起き経営

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