古川孝次のサーフィン打法講座

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最近の記事

手役は狙いすぎると出てこない 41期鳳凰位A1リーグ5節A卓

鳳凰戦A1リーグ5節戦ってきました。 今までnoteやXでお話しした通りに+20を目標にしたことで防御力を安定させることができ、今回もほとんど達成したということで満足しています。 とはいえ、1回戦目の和久津の7700の放銃は激痛のなか、最後にダブリーで聴牌を取り、上がってダメージを最小限に。その後にもトップをとったり、浮きを目指す展開ができたのでホッとしているところです。 そういえば、フリー雀荘で長く私の下で働いていた人と再開し話をして共感したことなのですが 「公式ルール

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    • ヒャッホーベスト8だ! 41期十段戦ベスト16C卓自戦記…というか、他戦記

      第41期十段戦、ベスト16ですが勝ち上がることができました。 最後の最後に魚谷が条件を入れていた聴牌があったために驚いていました。 まず、最終局のことについてお話しします。条件戦を行うときの最後の局の親、聴牌を取らずに伏せれば、勝ち抜けになるなら、普通は手を組まないことがほとんどです。しかし私の場合は極力手組みはするようにしています。勝ち上がりの対象者にあまりに早い聴牌があった時に自分にあがりの用意をしておき、捌くことを考えているためです。ポンをしたのは海底ずらしがあったと

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      • 古川孝次の私小説(7)

        私も齢75である。わたしの人生、いいことも沢山あった。その反面、今思うに悔しいこともいっぱいあった。悔いのない人生ではないと実感する。失敗は本当に沢山ある。私は人並みに反省するが、しかし占い師が言っていた 「古川さんは同じことを何回も繰り返す人生であるから」 と注意されていた。 人生としての今までの結論は 「好きなことを好きなだけやるべし」 なのである。好きなことの中で、失敗も成功の中でも好きな事をやると考えが落ち着いたのである。 私の麻雀プロの終着点は…と振り返っている

        • 1日の麻雀のまとめかたを考えよう

          私の人生の中で、様々な挑戦・挫折もあったし、無駄な労力、無駄なお金を消費したりもした。いわゆる失敗も数え切れない。その中で成功は幻のような一瞬ではあったが、この成功体験がまた挑戦する意欲になる。そして失敗を繰り返す。 今日、健康麻雀の生徒さんから 「古川さんはなんでこんなに早く聴牌するんですか?」 と聞かれた。答えは意外に簡単で 「いっぱい放銃すれば分かりますよ」 と答える。たくさん放銃し、同じような場面を覚えて気をつければいいのです。これは 「なぜ放銃を回避できるのですか

        手役は狙いすぎると出てこない 41期鳳凰位A1リーグ5節A卓

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          私も受けた洗礼を白鳥が受けている 41期鳳凰戦A1リーグ4節C卓より

          鳳凰戦A1リーグ4節、応援ありがとうございまいた。 読者の皆様ならご存知かと思いますが、今期の目標は+20を考えて、防御に比重を置いて戦っています。最終節に1位は無理にせよ、4位以上にいれば、佐々木寿人のいる鳳凰位決定戦にいくことができるかもしれないと考えています。 また、十段戦でもベスト16に残りました。引き続き応援よろしくお願いします。 今回ピックアップしようと思う局は2回戦、南3局です。

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          私も受けた洗礼を白鳥が受けている 41期鳳凰戦A1リーグ4節C卓より

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          第41期十段戦の戦いを終えて

          6/8と9の2日間十段戦を戦ってきました。 皆さんも仕事の時にイマイチやる気が出ないな…と思う時があるはずです。私もタイトル戦の時に「絶対勝つぞ!」という強い意志が湧き起こらない時がある。しかし、土曜日と日曜日を戦って、ベスト16に残ってしまった。 私はトーナメント方式はずいぶんと得意として、決勝まで残った記憶がある。ここまで来たら欲が出てきた…いや待てよ待てよ。ヨクを出さないで勝負に臨もう。 帰りの新幹線でおめでとうとございますのメールがあって 「勝負事は欲を出したら負

          第41期十段戦の戦いを終えて

          古川孝次の私小説(6)

          私の青春は誰よりも濃厚な時間とエネルギーに満ちていた。 本当である。 やんちゃな青春時代、それこそ人もうらやむ様な青春の恋もあった。結局、初恋は実らなかったのが苦い思い出である。 つい最近、私の友人にある喫茶店でバッタリと会った。 彼はコロナ5回感染、脳梗塞3回と病歴を自慢していた。この歳になるとドッカコッカ部品が壊れてしまう。オーバーホールしたり、部品交換ありで生きながらえるしかない。 部品交換で思い出したのが、交通事故のことである。10回は超えている。もう終わったと思

          イメージを変えて麻雀を打っています(鳳凰戦A1リーグ3節)

          第41期鳳凰戦、A1リーグ第3節C卓を終えて、私の麻雀が少し変わったような気がします。 端的に言えば、シャニムにこれを上らなければ!というような前のめり麻雀が影を潜めています。 そうです。鳴いて手を進める処(ところ)をちょっと1つ遅れて手を進めている処。 そりゃぁ、ドラ3なんか配牌にあったら前に進めますが、防御も視野に入れてという処。 今期のテーマは以前に書いていた毎節30ポイントを目標にしていたのを20ポイントに下げています。 リーグ戦で気にしていたことでマイナスを大き

          イメージを変えて麻雀を打っています(鳳凰戦A1リーグ3節)

          0.1秒の間合いを見逃すな 〜41期鳳凰位A1リーグ第2節B卓〜

          今回は話題になった。勘助のドラの中バックの①④を止めたところをお話ししていこうと思います。 盤面は41期鳳凰戦A1リーグ2節B卓の4回戦、東4局の2本場です。 無料視聴ができない場面で御免なさい。場面がわかるように写真を用意しているとのことでした。 珍しい、勘介のタンヤオでもないチーからの打⑤切りで聴牌。①④の聴牌となりました。 ツモ切りが続く勘介のところに私は聴牌。打④は放銃になるところでしたが… 聴牌を取らずにベタオリの八切りをしたところです。 藤島からは「さすがで

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          最後に感じた荒正義の気迫(日本プロ麻雀連盟達人戦1節より)

          今回はオーラスのまとめ方について話をします。 達人戦ではそれぞれのオーラスではいくつかの選択が求められたところがあります。 1回戦目は役があったのでダマ聴。2回戦目は役なしでしたのでリーチをしています。 役なしの場合はかなりリーチの選択が多いです。リーチをしなかったが故に他の人からのあがり牌を取りこぼすことで、その人にツキを与えてしまう。それではいけないということでリーチし、上がり牌を出した人を召し取るということにしています。 巷の雀荘、あるいはリーグ戦では聴牌すればほとん

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          最後に感じた荒正義の気迫(日本プロ麻雀連盟達人戦1節より)

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          75歳から進化するサーフィン打法

          どの時代でも、スポーツには必ずと言っていいほどヒーローが出てくる。野球で言うと巨人の黄金時代の長嶋、王選手。絶対的ヒーローである。 麻雀に目を向けてみると、小島武夫、灘麻太郎というヒーローがしのぎを削ってきた。手牌に華がある小島武夫プロ、そして、灘麻太郎は実をとる選手。カミソリ灘という、それこそシャープな麻雀でタイトルを総なめにしていった。日本プロ麻雀連盟をプロ集団として確立した。その後に荒正義、瀬戸熊直樹、佐々木寿人と並んでいくが、みんな強い。列挙した人たちはタイトルを奪取

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          摩訶不思議なHIRO柴田の自滅 ~41期鳳凰位A1リーグ第2節B卓~

          鳳凰位戦応援いただきありがとうございました。 良い成績になりました。 これからも応援よろしくお願いします。 今回ピックアップする局の1つとして、1回戦東4局1本場。HIRO柴田の自滅と何故その思考に至ったかを予想し、また他の3人がどのように手を進めていたか、立体的に見ていくことにしましょう。 結論:東や中は切れない放銃の前から、おかしな打牌としてHIRO柴田は東を打っていました。古川がダブ東の処理に困っていたところでギリギリになって打ち出してきた。これを諫めなくてはいけ

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          古川孝次の私小説(5)

          「私は人一倍、人生を謳歌しているんじゃないか」 と、ある日、ふっと思ったのである。 たっぷり凝縮した人生を歩んで来たのではないかと。 以前、あるお店に毎日ではないが、週に3日ほど仕事をしていたことがある。 そのお店のブログに健康麻雀の成績優秀者を書いていた。途中でただ成績を書くだけでは飽きてきたのでエッセーなどを少しずつ書き込んでいた。 いわゆる自己表現である。私は20代頃、絵が好きで絵を描くことも自己表現。そして、今、麻雀のプレイヤーとしてプロ活動していることも自己表

          鳴かせまい、あがらせまい舞台が達人戦、A1である

          さて、この配牌。私ならどのように考えますか? 古川のサーフィン打法をよく知る人ならば 「役牌をポンしていこう。トイトイになったらしめたものである」 と説明できれば正解です。 一方で、 「腰を重くして、七対子などはどうだろうか?」 と考えるのも正解です。連盟の放送対局を多く見ておられるかたなら、この手から七対子を狙うというのを見たこともあるはずです。 これがフリー店であったり、麻雀格闘倶楽部ならば、古川の麻雀で正解。 もっと早くあがりたいために⑦チーをして全速力で上がりに向

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          鳴かせまい、あがらせまい舞台が達人戦、A1である

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          古川孝次の私小説(4)

          私の青春時代、16歳ぐらいであっただろうか? 「大人の普通の生活」「変化のない平々凡々」 という言葉に凝縮された平凡に生きられたらそれで幸せという言葉をよく聞いた。 私はこんな考え方はまるっきり考えられなかった。 私の物語はこのことからスタートする。 それこそ変化のあった生活。それこそ波乱万丈でもいいと思ったりもしていた。とはいえ、私は月曜日~金曜日までは勉強であったり、仕事をしていた時もある。その時は土曜日が待ち遠しくしていた。 土曜日には非日常になるんだといつも思っ

          開幕戦の前、開幕戦の後。麻雀は自在に打とう

          今日は4月2日である。 1年間のこれから始まる鳳凰戦、達人戦の抱負を以前に書いた。プロ野球の開幕をする時のように心が躍る。1年間どんな戦い方をするか、どんなに頭に描いてみても、心が落ち着かない。色々とシミュレーションしてみるが、始まらないとわからない。が、A1にいれば決定戦に残りたいのは誰もが考えていることである。 好調な時もあれば絶不調の時もある。麻雀は自分との戦いであると思い付いたのはつい最近。私はこう見えても激昂型である。それを表に出さずに平静を装っている。自分の心の

          開幕戦の前、開幕戦の後。麻雀は自在に打とう