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ヒャッホーベスト8だ! 41期十段戦ベスト16C卓自戦記…というか、他戦記

第41期十段戦、ベスト16ですが勝ち上がることができました。
最後の最後に魚谷が条件を入れていた聴牌があったために驚いていました。

まず、最終局のことについてお話しします。

条件戦を行うときの最後の局の親、聴牌を取らずに伏せれば、勝ち抜けになるなら、普通は手を組まないことがほとんどです。しかし私の場合は極力手組みはするようにしています。勝ち上がりの対象者にあまりに早い聴牌があった時に自分にあがりの用意をしておき、捌くことを考えているためです。ポンをしたのは海底ずらしがあったというわけではなく、上がりに向かっていました。
追いかける相手の条件を厳しくするようなあがり、相手の条件が入った時に対応するためです。もちろん放銃した結果で敗退ということがないわけではありませんが、そのようなことは極力ないように相手の手を読んでいるつもりです。

1回戦目のラスは私の中では良い予兆

私の対局で感じていることなのですが、1回戦目にトップと取ってしまうと、麻雀が雑になってしまって最後まで成績を良いままにしておくことができないのが近頃の悩みのひとつです。なので1回戦目にラスを取ったときは
「今回はなんとかなりそうだ」
と思ったものです。3人がゴチャゴチャとなっている間にスルスルとあがりを重ね、3人を抜くような成績を一時は取ることができました。
「なんとかなるだろう」
と思うこと。5回戦の長丁場の時には1回戦目のラスをひきづらないことがトーナメント方式の対局に必要な考えです。

今回は3人の打ち手について思ったことを話します

今回は主に対戦相手について話をし、彼らの対局で起こっていたことについてお話ししようと思います。

3人とも変な邪魔をすることはなかった

3人に共通して感じていたことなのですが
「出所が分かっているな」
ということです。例えば、本手の2人がバチバチとめくりあいをしていることがある時に変な気を出して、どちらかに放銃。その結果、半荘のトップが決まってしまうというのは麻雀をしていて度々感じることです。
「そんなところで自分の負けを決める必要なんてないのに」
「トップ取れなくなったのはその打ち方でしょう?」
と思ったりします。もちろん、本手が3人という時や4人とも上がりに向かうことが正しい時がありますから、全てが2人というわけではありません。
ただし、結果として向かうべき人ではないアガリと自分の手牌を見ていると
「行き時じゃなったよな」
と感じることもあります。

しかし、今回の3人はこのようなことはありませんでした。自分に手が入っていない時にはしっかりと勝負の舞台から降りているのを感じました。
「押す時にはしっかりと押す。降りるときはしっかりと降りる」
ができていたように思いました。

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