開幕戦の前、開幕戦の後。麻雀は自在に打とう

今日は4月2日である。
1年間のこれから始まる鳳凰戦、達人戦の抱負を以前に書いた。プロ野球の開幕をする時のように心が躍る。1年間どんな戦い方をするか、どんなに頭に描いてみても、心が落ち着かない。色々とシミュレーションしてみるが、始まらないとわからない。が、A1にいれば決定戦に残りたいのは誰もが考えていることである。

好調な時もあれば絶不調の時もある。麻雀は自分との戦いであると思い付いたのはつい最近。私はこう見えても激昂型である。それを表に出さずに平静を装っている。自分の心のブレを少なくする努力はしなくてはいけない。対人との戦いであるから心のブレ(嬉しさ)(悲しさ)を顔に出すことは勝負師としてはしない方がいいと思っている。

なので、対局中にオーバーアクションをしているのは「カメラを意識しているからかな?」と思ってしまう。映像受けがいいのはオーバーアクションだろう。私にはとてもできない。顔に動きに自分の思っていることが出してしまうと心の動揺が残る。負けている時は尚更気をつけなくてはいけないと思っている。私だけだろうか?

今日は4月4日である。
麻雀の講師の話がいくらか舞い込んできている。これが形にできるのならばしめたものだと仕事的には良い方向に進んでいると考えている。しかし、いつどこで、どんでん返しが来るかわからない。私はそんな時には保険をかけること今までしたことがほとんどない。今回は悪いことになることも考えて動いていきたいと思う。

何事も良いことばかりは続かない。しかし、その反対に悪い事も長く続かない。悟りを開いた気持ちを持って仕事にあたろうと思っている。

さて、麻雀の話をしよう。私の成績の取り方、雀風と言えばいいだろう。私はトップ取りを目指すのではなく、2着でいいと思って麻雀に取り組んできた。そしてトップがこけて自然にトップになったり、オーラスの勝負でガチンコでトップを取るのは性に合わない。ただし、決勝戦は別。優勝をとりにいくためにはトップは必要。

ただ気になるところがあって
「あ、これは当たるなぁ」
という自覚があってもそのままに牌を捨ててやっぱり打ってしまう。
この「惰性の麻雀」というのは気をつけなくてはいけない。解決方法は出ていない。

ただし、この経験は以前にも感じたことである。
度々話をしている三人麻雀にどっぷり使った時と似ている。三人麻雀はやるか、やられるかという麻雀。バトルと言っても過言ではない。特に名古屋で行われている二飜縛りの三人麻雀は性に合ってなかった。
しかし、当時の私の経営しているお店は三人麻雀が売り。お客様から誘われても断れなかったとき、覚悟して入っていた。そしてよく負けていたのである。さらに四人麻雀のアンテナが折れてしまった。それで一時、三人麻雀を封印したのである。私は三人麻雀と四人麻雀の切り替えという融通さがなかったということである。

よく自分の性格を言ってみなさいと聞かれることがあるが、自分で自分を言い当てるのは難しい。頑固な部分もあれば、柔軟な部分もある。
これを麻雀に当てはめて、雀風を書く欄を見た時に考えることがある。世間では私は圧倒的に鳴き派になるのだろう。他にも面前が売りの雀士、バランス型という事もあるが、私はプロと名乗るのであれば、全部の型をこなしてなんぼではないかと思うのであるがいかがであろうか?

昨日の鳳凰戦1節。対戦相手は沢崎、藤崎、内川。
4回戦を+20となるようにシミュレーションした。普段は+30を目指しているが、今年は変えていこうと思っている。ポイントの取り方を下げて戦うことにした。
最初の最初、1回戦目の東1局、親でドラ3の手をもらったけれど、なかなか聴牌が入らない。相手からとても出あがりができないような聴牌に取ることはできたけど、沢崎が上がった。
「今日は苦戦するなぁ」
という予感はそこからあったのだが、その通りに1回戦、2回戦とマイナスの成績で3回戦目に入る時には気が重かった。
しかし、親で8種9牌。遊び半分で国士に向かってみた。それがあがれて16,000オール。他の成績を考えれば、上々であった。

私としてはこれでホッとした。いい麻雀を打とうとは思わないが、なんとかして12節闘い上位陣に入り込むことを考え、そこから決定戦進出を狙う。

去年は1節目がプラスであったのだが、その後が続かず2回ほど大きなマイナスのある成績。上位陣には入れずに最終節もぼちぼちな成績だった。
いつ、麻雀が打てなくなるかはわからない。今回が最後の鳳凰戦だと思って戦う所存です。

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