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夏のおわり、夢のはじまり

そろそろ、夏が終わろうとしています。

きっと、私は足踏みしたままなんだろうな、と思います。

小さい頃から抱いていた夢は無残にくだけちっていく。

現実という波が私をさらっていきます。

それでも、何かあるんだろうな、と思いながら私は進もうと思います。


昨日、顔なじみの神様に会いに行きました。

豪雨の中を。

神様は私の近況を静かに聞いた後、言いました。

「お前、どこかほっとしているんじゃなかい?」

そうだね。

先生になるという夢はいつの間にか重りになってた。

それ以外の道を閉ざすような夢だった。

初めはそれでもいいやって思ってた。

それになる以外に私には価値がないって思ってたから。

でも、違ってた。

私の価値は私が決めていかなきゃいけないんだって。

いつからだろう。

「現実的じゃない」って言葉で、やりたいことに蓋をしたのは。

プロになりたいわけじゃない。

でも、私は文を書きたい。

誰かの心に響く文章を書きたい。

小説でも、ゲームのシナリオでもいい。

文を書きたい。

それはドロップアウトしたから目指すんじゃなくて、

諦めたから目指すんじゃなくて、

ここからが私のスタートだから。


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