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バイエルなど終わった後の教本の使い方

こんにちは。ピアノにかかせないテキストといえば、バイエル、チェルニー、ハノンなどを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

私は何年も前にバイエルやハノンは一通り指導を受け、合格をもらって最後までやりました。でもいまでもお世話になっております。その使い方を今日はご紹介したいと思います。

まずはハノン。トリルの練習や4と5の指を広げる練習などありますね。私は準備体操のように1ページから4ページくらいまで練習毎おこなっています。一拍に8分音符2ついれる弾き方をしています。メトロノーム80の速さで始めて160くらいまでテンポアップします。

少し休憩をしてからスケールの練習でつかいます。今練習している曲の調を弾き、最後2小節の和音を耳に覚えさせます。短調、長調両方弾きます。

ポイントは指使いに気を取られない事。その調の音を体にしみこませる事に重点をおくことです。

次はチェルニー。最近は使ってませんが、よく初見の練習で使用していました。適当にページを開いて、1分譜読みしてから弾きます。番号が後ろの方で初見の練習をするのがおすすめです。譜読み力もみにつきます。ゲーム感覚で弾いてみてもいいかもしれません。

合格がもらえるまで苦労した番号の曲は嫌な思い出かもしれないし、比較的楽に合格できた曲は時間がたってもスラスラ弾けたりするし、当時の書き込みも含めて、振り返ってみるとおもしろいですよ。

チェルニーを弾いているとわかるのが自分のクセ。経験済みだから、短いから・・・と弾き始めに拍を数えるのをおろそかにしたり、休符のとりかたが甘かったり、スラーなどの記号を確認せずに弾き始めてたり…

クセを身に着けるならいいクセを身に着けたいですね。本番でもいいクセが出せるようにチェルニーで訓練してみるのもおすすめです。

バイエルもチェルニーと同じような使い方をしますが、もう少し指の運動的な立ち位置で使用しています。「ハノン飽きた。」「チェルニーの気分じゃない。」というときに使用しています。

あとはコード進行の勉強で使用することもあります。ここ数年前からコードの読み方を勉強しましたが、気に入るテキストがなかったので、バイエルをみて、「これはAm」とか「1度、5度、5度7、1度…」とかコードがどうなっているか見ました。間違えたままではいけないのでそれを先生と答え合わせをしました。

ソナチネも現役です。大人になると発表会や弾き合い会では、だいたいショパンのノクターン、リストの愛の夢、ベートーベンの悲愴と大御所の曲がプログラムに並びますよね。人と違う曲を弾きたいって思ってもバッハは難易度が高いし、アニメソングもちょっと違う…というときにソナチネ!クレメンティやモーツアルトの曲、ベートーベンもあります。ソナタ形式で第一部と第二部の構成で曲のボリュームもあるし、他の人を大体かぶらない!基本に立ち返ったような気持ちで挑めるので、すぐに気を抜いてしまう私にとっては大事な1冊です。

ここまで紹介したテキストはみなさんにとってもなじみ深いものばかりだと思います。他にもバスティンやバーナムピアノテクニックなどたくさんの教本があります。私はたまたま上記のテキストが自分にあっていて使っているだけなので、参考に読んでいただけたら幸いです。

ご自分の一生使える教本というのを見つけて、ぜひ活用していってください♪

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