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08.07

今日の午前中の商談がかなりのストレスになってしまっていたからか、午前4時に目が覚める。

そこから、ぐっすり眠りにつける…というわけにもいかなかったので何をして時間を過ごそうかと起床したてのぼんやりとした頭で考えはじめる。

考えはじめて数分、特にやりたいことも思いつかなかったのでとりあえずベッドからデスクへと場所を移してとりあえずパソコンを立ち上げる。

これからの営業の作戦を練るという素敵な時間に当てたかったけどそんなことはできないくらいに緊張してしまっていたからとりあえずNetflixを起動していまの自分に夢中になれるコンテンツを探しはじめた。

マイリストに保存しているリスト、視聴中のまま最後まで見切れなかったコンテンツを見比べてみてもパッとしない。
どうしようか。
そう考えた時にあのイガグリ頭が目に入った。

「梨泰院クラス」だ。

そうだ、あのイガグリを見て自分を奮い立たそう!そう思ったぼくは既に全話見終わった梨泰院クラスの1話からみはじめる。
1話は1時間弱だったはずたから、家を出るまでに最低3話は見れるな。

そう思って視聴をはじめて、3話をしっかり見終わってしまった。
そうしたら、もう目がギンギン。
集中力が半端なく凄いことになっている。

そう、このまま。
このままの状態をキープすることができれば、緊張なんて吹き飛ぶはずだ。

これから1日がはじまるというこの時間にもうすでにぼくの全細胞が覚醒してしまっていた。
あとはガソリン切れにならないように神頼みだ。

ありがとう、イガグリ。



かき氷チョコの異質性

帰り間際、いつものように上司が自宅で飲むためのアルコール飲料を購入するためにコンビニに立ちよる。
電車の時間まで少し時間があったので、一緒にコンビニに立ち入った。

あんまりコンビニでお酒を購入しないぼくは、とりあえず新商品とかぼくの好奇心をくすぐる目新しいものがないかどうかを探すことにした。

そうするとあった、あった。

"かき氷チョコ"


幼い頃にかき氷グミなるものが流行ったのはご存じだろうか。
ひんやりパウダーがまぶしてあり、グミもあのかき氷をイメージして作られたものだ。

うんうん、これこれ。


かき氷グミしか知らなかったぼくにとっては久しぶりに味わうカルチャーショックだった。

一体なんなんだ、お前は?

そう思わざるを得なかった。

口に入れたらどんな味かするのか。
かき氷チョコって名前がついているわけだから、かき氷はしっかり主張できているのか。
チョコがぐいぐい前に出てきて、

「やっぱりチョコだったな。」

とかなっちゃわないのか。
そして一番大事な要素であるかき氷本来の持つあの"ひんやり感"

"ひんやり感"はそこにあるのか。


「◯◯くん、帰ろうか。」

先輩のその一言で現実に戻る。
腕時計を確認すると電車の発車時刻までいい時間になっていた。
コンビニの去り際、かき氷チョコをぎろりと睨みつける。

なぜ睨みつけたのかは正直わからない。
ただ、一つ言えることはおそらくぼくには購入することはできないだろうなということだ。

いや、買っちゃうのかな。
いやいや、ないない。

そうして電車に乗った。

今日も1日お疲れ様でした。


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