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「カーボローディング ✖ マグ・ローディング」が、アスリートの勝利の方程式

マラソンのレース会場で仲間と顔を合わせると、調子はどうなのよ?という探りを入れた挨拶、続いてちょっと見栄を張った本日の目標発表、そして前日はカーボローディングで何を食べたのか、という会話がアスリート3種の神器になっているとかいないとか。
いまやカーボローディングはアスリートに広く浸透した考え方ですが、その効果を高める方法についてまで意識している方は少ないような気もするので、3分でカンタンにまとめますね。

カーボローディングで体内に多く摂り込んだ糖質は、そのままのカタチでは利用できません。
筋肉のエネルギー源となるATP(アデノシン三リン酸)に変換する必要があるのです。

マグネシウムは、カーボローディングで摂取した糖質から生まれたブドウ糖を、さらにATPへと変える重要な役割(酵素反応)を担っています。
もしも体内のマグネシウムが不足していると充分なATPを産生できず、せっかくカーボローディングをしても糖質が「重り」になってしまうと考えられています。

それだけでなく、じつはマグネシウムは体内で600以上もの酵素反応に関与していると推測され、上記の「エネルギーをつくる」ことに加え、筋肉を動かす(筋収縮)、血圧の調整、体温の調整、タンパク質の合成、神経情報の伝達などなど、ミネラルのMVPのような活躍をしているのです。

つまり「カーボローディング ✖ マグ・ローディング」が、アスリートの勝利の方程式。
レース前は糖質の摂取に加え、筋肉のエネルギー源であるATPを産生するマグネシウムもセット補給して、ぜひパフォーマンスアップを!

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