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視点の多様性/ウクライナの子供たちへの支援の募金に、娘が応じなかった理由

娘から力をいただいた話。

小学校でウクライナの子供たちを支援したいと上級生たちから学校に申し出があり、ユニセフを通して募金活動を行うことになった。

子供たちが何かを考え、行動を起こす、そのことは素晴らしいと思う。

で、募金するかしないかは自由とのこと。

今朝娘に「どうする?」と聞いたら、 

「ロシアで困ってる子供たちにも届くの?」

と返された。

「今回のは、ロシアには届かないんだ。今回はウクライナの人たちを支援する募金みたいだよ。」

「ウクライナの人は、ロシアの人を殺してないの?」


「殺されたロシアの兵隊さんの子供は可哀想じゃないの?」

などなど。

最終的に、

「助けてあげたい気持ちもあるけど、片方だけ応援するのはやめておく。」


との意見を尊重して、そのように。

とても繊細な話題だし、あげようかどうか迷ったけど、これは政治の話ではなく、観点の持ち方に関しての話題としてお許しいただきたい。

娘の長い話を要約すると、こんな感じ。

「誰かが悪いって怒られても、先生が話を聞いてみたら違う子が悪かったりすることもあるし、ほんとうは誰も悪くなかったり、両方とも悪かったりすることもあるし、全然関係ない人が噂を流したのがきっかけで喧嘩になっちゃったってこともあるから。本当の話を全部知らない自分が応援するなら、両方の子供たちを応援したい。」

正しいかどうかではないし、こういったことには賛否両論あるんだろうけど、一つの視点だけではなく、複数の視点から物事をとらえて7歳なりの自発的な意志を表した娘に全力でリスペクトを示しつつ学校に送り出した。
 

「パパも大人になっても正解がわからないことばっかりだから、一緒に考え続けていこうね。」


入れるか入れないかはどちらでも良いと思うけど、何も思考せずに「募金だってー、お金ちょうだい」とチャリンチャリンする受動的な子には育ってほしくないと思う。

たった一人の人が日常の細かい一つ一つのことを深く思考しないという小さな現象。
 

その些細な現象が何万人、何十万人、何百万人、何千万人と同時多発的に起こった時、世の中の空気は個々の微々たる意志ではコントロールの効かない「漠然とした空気」という魔物に支配され、人々の意志に反した時代の空気を醸成していく。そして、そういう漠然と生きている人たちの思考を巧みに方向づけることに長けた悪意ある人々もいたりする。

自分にできることは、自分の身の回りのことを一つ一つ深く考えて、小さな選択を繰り返すことだけ。

 

今自分でそう書いた瞬間、

「その結果として出来上がったのが、この中途半端な不甲斐ない魔法つかいなのか〜」

と思い、42歳からのセカンドライフは、もっともっと自分の思考を深め、選択をして、具現化していかないと、漠然とした空気の中で漂ってるうちに死んでしまう魔法になってしまいそうだと気が引き締まる思いでした😅

 

娘から力をいただいた朝でした。

 

しつこいようですが、政治的な話題ではございません。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も魔法に満ちた1日をお過ごしください✋✨


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