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「古さ」を価値に変える!努力の要らないブランディング

時間軸を味方につければ
「古さ」とは価値の賜物。



先日、
小学生の頃から
外観だけは知っていた
古き良き喫茶店に、
初めて入りました。

たばこの匂いはもくもく、
バブルの頃にぎわった
旅館にあるような、
暗く空気の湿ったトイレ、
くもの巣がシャンデリアに
くっ付いたままの懐かしい
木を中心とした茶色い空間 —


清潔感やクリンリネス
といった観点からは
大失格でしょう。

でも僕は、
その照明に
ぶら下がったままの
くもの巣なんかが、
伝統的古風で、

— 行ったことはないけれど
   小説や映画の世界にありそうな
   洋館のかっこよさみたいに —

誇らしい上品なものに感じられました。

バブルなど通過点でしかない
と言わんばかりの純喫茶ダット


ちょっとここで質問です!

○ 新品のトランプ

● ダイバーノンが25年使いこんだ
   ぼろぼろのトランプ *

どちらのトランプに
より価値があるでしょうか?

* ダイバーノン:マジック界の偉いおじいちゃん

(清潔感のあるお食事の席で、
  ぼろぼろの(ときを感じさせる)
  トランプを扱っていいか?
  という判断はまた別ですが)


「トランプ」で
ピンとこなければ
次のように
置き換えていただいてもOKです!

○ 新品のグローブ
● イチローや大谷翔平が
   使い込んだボロボロのグローブ

○ 新しい靴ひも
● 浅田真央ちゃんが
   スケートの大会で優勝した
   演技の途中で
   切れてしまった靴ひも


僕たちは、

「古いもの」

「時を重ねたもの」

を簡単に否定してしまいます。

ほこりを被ったものを。


でもどうでしょうか?


“ そこにしかない価値 ”

    — 物 語 —

があることに気付けないでしょうか?

こんなオフィスだったら
かっこよくないですか?


「新しいもの」って実は、
「どこにでもある」んです。

僕が今住んでいる
会津という場所は(福島県)、

だとか、
江戸時代のような雰囲気を
携えた家屋が存在していますし、

100年ほどを
刻んだものもあるのでしょうか?
もう空き家となって、
雪の重みなんかで
朽ちかけているものもあります。

リノベーションした
古民家カフェ
なんてのもあります。

一方では、
簡単にポンと、
新しい家々も建っています。

「新しいだけの家」
を建てるのと、
「歴史を刻んできたものを
  現代に新しくする」
のと、
どちらが価値があるでしょうか?

「汚れひとつ付けてはいけない
  ぴかぴかのカフェ」
と、
「くもの巣が似合う喫茶店」
と、どちらが
日々のメンテナンスは気楽
自然でいられる)でしょうか?


「おばあちゃんの形見」
である宝石を、
現代版にリメイクする、
ジュエリーの技術がありますよね?

「新しい宝石」って、
金さえあれば
誰でもゲットすることが、
ある意味できます。

でも
「おばあちゃんとの思い出」
の詰まったジュエリー
って、
(それが決して
  高価なものでなかったとしても)
この世界に
たったひとつの大切なものです。

どこでも
買うことができないんです。

どんなにまぶしいジュエリーにも、
その「想い」
絶対に詰まってないんです。


そろそろお気づきですか?

「古さ」

— 歴史 history —

にしかない価値

「新しいものを買う」

「古いものを
  排除して新しくするだけ

というのは実に簡単です。

誰でも、できるし、
思いつくんです。

でも古いものの時間的価値は、
“古くなるほど” 高まって、
その時間の優位性は、
絶対に追い越すことができません


ブランド BRAND

30歳以上になれば僕たちはみんな、
「古くなった」過去を持っています。

でも、
20代みたいに生きようと思ったら、
「古いもの」は全部捨てて、
「トレンド trend」を追う。

でももうお気づきですよね?

トレンドを追うとずっと、
振り回される
こと。

その時いいねはたくさん
もらえるけれど。

だから、
僕たちは、

「継続可能な(サステナブルな)
  ブランド・働きかたにしたい!」

と思ったのなら、
その時から、

「古さ」と「新しさ」のマリアージュ

を考えていかなければいけません。

自然的な時間の流れに沿うことは、
自然な発展、展開を望めるんです。


Perfumeの女の子3人は、
デビュー当時からずっと、
髪型を変えていない、と聞きます。

確かになんか、
いつもあのイメージです。
黒髪の。

(黒髪って実はめっちゃ、
  低コストなんですよね。
  お金と時間が。)

トレンドを追うなら
色や形を変え続ければいい。

でもブランドにするなら、
一貫させるんです、魂を。

髪はずっと同じ × 音楽は新しくなる

髪はずっと同じ × 活動は展開していく

「古さ」と「新しさ」をかけ合わせて
未来の歴史にしていく。

「変わらない」し、「新しくなる」。

「過去」を否定するだけ、
デリートするだけというのは簡単です。

「過去」を精査して、
整えて、未来に継承していく

そうしてこそ、
歴史を殺さず温めて、

『新しい未来』

でも

『過去と繋がった自分』

を楽しめるんです。

その時、
歴史の魂のようなものにも、
応援してもらえることでしょう。

歴史は過去にずっとありますが、
僕たちのこの「1年」、
たったの「2年」なんて、
小さな小さなものです。

それでも
「ただ新しいだけのもの」
に価値を感じますか?

「古さ」を
価値転換できる知性があれば、
あなた自身の武器になります。

物事は全て、
古くなり続けるのだから。

100メートル走で
かつて「1位」になった人は、
いずれ1位で
いられなくなる
でしょう。

競争・レースとはそういうもの。

でも、数値だけじゃない、
勝利だけじゃないところ、
自然に発展するところ
ブランディングしたら、
その人も無理な
トレーニングをせずに、
戦いにしがみつくことなく、
価値を紡ぎ続けることができます。

それが
人生戦略であり、
『ライフ・ブランディング』
です。


あなたの人生、
あなたの仕事、サービス、ブランド —

魂の再構築をしていきませんか?

継続的な進化可能な、
最高の未来に向かって。

ライフ・ブランディング
オンライン講座はこちらから!
締切は4/7(金)21時です!


Matty

 
P.S.

僕はそういうわけで
古典・クラシック
マジックがとても好きです。

「基本」から乖離してしまった
マジックの空気感には、
美しさ魅惑の気色
失われるからです。

(Instagramで映えるだけの
  動画編集パフォーマンス
  ってなんかさみしい)

魅力的な価値とは
不思議とは何か?

こちらでも語っています。

人を幸せにする『魅力の魔法』


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勝ち負けよりも、「価値」を見出せ!

※ 補足:この記事を書いたときまだスタバはなかったんですが、この2年ほどで2件のスタバが会津に来ました!


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