死にたい、、、と言われて、、

149本目。友達の島影真奈美さんには、いつも色んな相談をしています。

「傾聴って、介護でもとても大事だし、キャリアカウンセラー時代には傾聴の練習会なども参加してましてん」

「傾聴を学び直したいと思ってんですわ~」

なんて話をしていたことから、

自殺したいという相談の傾聴をしているという
NPO法人Sotto のオンラインの傾聴練習会があるよ
と教えてもらえました。


「死にたい、、、」
という、気持ちが追い詰められている人の話を傾聴する団体


ぼくはといえば、
たしかに介護現場で、じいさん、ばあさんが

「もう死にたい、、、」

という言葉はよく聞きました。


一応傾聴を学んでトレーニングも積んだ過去があるので、
それなりにココロを傾けて、聴くことをしてきました。

とはいえ、さらに学び直して、
傾聴を人に伝えていくことをしたいと思っているのです。


そんな野望を胸に秘めて、参加してきました~♬

結論!!
めっちゃ学びになった!!

相談者役、聴き役に分かれて
実際の相談を受けているように、模擬で面談をします。

ロール(役割)をプレイ(演じる)
ということで、ロールプレイです。


ぼくは、子供の頃から
割と人の話を聴くのが好きでした。

知らないことを教えてもらえる。

世界が拡がる感じがするからです。


そういう性質の自分としては、聞き役は好きな役回り。

今回ロールプレイをしていても、
聴くのは、自分の役割としてしっくりくる感じがしました。


相談者側の役も回ってきます。

これは新鮮でした!!

設定としては、
「医師から余命半年と宣告された。とてもショックを受けている。これから待ち受けている苦しみを考えると、苦しむ前に死んでしまいたいと思っている」

この役割を演じます。

ちゃんと、感情移入する時間も取ってくれます。


そしてスタート


自分なら、きっと悔しいと思いました。

特に今は、今年色んなことがスタートするので、
余命宣告を受けたら、準備してきたことも途中になるし、

何より、息子の成長を見届けられない。

そして、親より先に死ぬのか。。。


ショックと悔しさと、どうしようもない無力感。

それを味わいながら、話を始めていきます。


聞き役は、Sottoのメンバーさんでした。

ぼくの感情に合わせるように、
口調、声のトーンなどを微調整してくれていて、

何も意見せず、相槌や、こちらの言葉や気持ちを言葉で添えてくれます。


このただ、聴いてくれる感じ

話をする側は、安心感を感じます。


いい聞き手が聴いてくれると、こんなに安心するのか。。

とても実感できたことが、大きな気付きでした。


傾聴とは、ただ聴くに徹すること、
自分の価値観、肩書、経歴などは横に置いておくこと

それらを頭では知ってるし、
人様に語っていたこともありましたが、


相談する側として体感できたことで、
自分なりの「聞き役としての姿勢」が確信できた気もしました。


少なくとも、自分のやってきたことは間違ってない。

そんな感じを得ました。


NPO法人SOTTOさんは、10年近く
自殺したいという方々や、
家族など大切な人を自殺で亡くして悲しい気持ちの人たちの支援をされてきたそうです。


話を聴く。

それだけで、誰かの役に立てるなら、
こんな嬉しいことはないな、と思いました。


コロナ禍で、この10年ほど減っていた自殺者数
再び上昇傾向になっています。

厚労省の令和2年の自殺の状況
https://www.mhlw.go.jp/content/R2kakutei-01.pdf


さらに10代の自殺者はじわじわ増え続けていますし、

コロナ禍では、若い層や女性の自殺者が増えています。


若者が死にたくなる社会。

女性が死にたくなる社会。


そんな社会はイヤだ!!


年配者や高齢者の自殺も、若者よりも絶対数としては多いまま。


何かお役に立ちたいなと思います。



傾聴を学びたいだけだったのに、
自分の使命をひとつ得たような、

とても有意義過ぎる時間となりました♬

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