学校側からの謝罪で一旦終止符【小学1年生の登校拒否106日目】
2019/11/28(木)
今日は元担任と教頭と校長から、息子と私たち親に正式な謝罪がありました。
内容は理不尽な叱り方をしたことや学校側の指導が原因で登校できなくなったこと。
甘やかすつもりはないけどプレッシャーを与えず見守って欲しいとお願いをしました。
頼むよ!
小学生になるのを楽しみにしていたんだから。
「先生がこわい。学校に行きたくない。」と登校拒否が始まってから100日以上が経過しました。
校長先生は、登校拒否の原因が学校側にあることを認め、息子が学校に通えるようにサポートしてくれると約束をしてくれました。
登校拒否の始まった1学期
正直、息子の登校拒否が100日以上続くとは思っておらず、1学期のうちに普通に通えるようになるだろうと何の根拠もありませんでしたが、漠然とそう思っていました。
ただ現実は、肩をすくめ、うつむき、小さな声で「行ってきます」と家を出た息子は、集団登校班の子達と一緒に登校することはなく、途中で引き返してくると、小さな声で「ごめんなさい」と言い靴を脱ぐ日々。
学校に行くことが当たり前だと思っていた私は、無理やり学校へ行く約束をさせて、「行くって言ったよね?」と脅しのような説得をしながら、徒歩10分の距離を50分かけて連れて行き、担任に引き渡して逃げ帰るようになりました。
息子は学校に行ったのに、全然嬉しくないし、罪悪感ばかりの1学期でした。
適応障害と感覚過敏
担任の先生がこわくて教室に入れなくなった息子の居場所は、校庭の端っこの鉄棒周辺でした。
担任の理不尽な叱り方や厳しさがトラウマとなり、児童精神科で「適応障害」と診断。
息子は気持ちを落ち着かせる効果のある漢方薬を飲むようになりました。
漢方薬を飲まないとあらゆる生活音に敏感になり、イライラが抑えきれなくなるほどでした。
音が気になるたびにイライラし、それを紛らわすために息子は自分の頭を叩いたり自分の腕を噛んだり…日常生活もままなりません。
登校拒否が始まってから息子の敏感さはドンドンひどくなりました。
世界中の子ども達のうち、5人に1人はHSC(ひといちばい敏感な子)と言われ、身の回りにある刺激に対して過剰に反応してしまう子がいるそうです。
考え方の変わった2学期
学校に行くこと、行かせられることがストレスで、精神的に追い詰められている息子を見て、もう無理やり登校させるのはやめようと夫婦で話し合い学校に行かないという選択肢も考えるようになりました。
それでも息子は「友達と遊びたいから学校に行きたい」と校庭の鉄棒までは毎日登校し続けました。
教室に入ることはできないけれど、お友達と一緒にいる雰囲気を味わうために、ランドセルを背負ったまま鉄棒のところでみんなの登校する姿を見ていました。
そんな時、校長先生が言いました。
「1組にいるのがつらかったら2組、2組がダメなら3組、3組がダメなら4組。クラスはどこだって我が校の1年生に変わりはありません。支援クラスや保健室、校長室でも好きな所に登校したらいい。」
息子は校長室に登校するようになり、そして新しいクラスに移籍する提案を校長先生がしてくれたのです。
Twitterで多くの反響がありました↓↓
今の現状(2019/11/28時点)
体験学習という形で2つのクラスを体験させていただきました。
叱られたトラウマがフラッシュバックしてしまいパニックを起こすというアクシデントもありつつ、こわかった担任と接する機会が少なくなったことで、笑顔で「行ってきます」と自分で靴を履き、自分で玄関ドアを開けて家を出て行けるようになりました。
しかし、給食を残さず食べ終わる自信があとちょっと足りないようで、まだみんなと一緒に食べることはできません。
クラスを移籍する前、担任は「自分で給食量は減らすことができるし、残してもいいですよ」と言っていました。
そう言っていたのですが、実際は給食時間残り1分を切るとみんなでカウントダウンを始め、食べ終わっていない生徒を囲み、残した生徒は叱られてしまいます。
このことが息子の頭から離れず、給食に参加できないのです。
給食の完食強要は登校拒否の原因に十分なります。
給食を避けるため2時間目で早退する息子は、家でお昼ご飯を食べた後、昼休みに再登校するようになりました。
息子「どうしようかなー」
私「何が?」
息子「もう1回学校に行こうかな?誰かに迷惑かかる?」
私「自分の学校に行くだけなのに、誰にも迷惑はかかんないよ!」
息子「…じゃあ行く!」
何度帰ってきてもいいし、何度登校してもオッケー。
自分の学校だから登校し放題だよと息子に教えています。
「学校に行ってみようかな」という気持ちが、息子の心の中にどんどんたまっていけば、周りがどうこう言わなくても踏み出す勇気を持てるのではないかと思います。
まとめ:謝罪を受けて登校拒否に終止符
1度は学校へ行かない選択をするつもりで腹をくくりましたが、息子が友達と遊びたい気持ちがあることや、校長先生が全力でサポートしてくれると約束してくれたので、息子がしんどくならない程度に学校は利用していこうと思っています。
息子が給食に参加するのはまだ先の話になりそうですが、校長先生の提案でクラスを移籍してから、「学校に行きたくない」とは一言も言わなくなりました。
「登校拒否」という表現も時々違うかなーと思いつつ、実録ブログとして記録を残してきましたが、この謝罪の件を一つの区切りにして登校拒否106日目でいったん終止符を打ちたいと思います。
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たくさんの方に登校拒否の実録ブログを見ていただきありがとうございました。
これからは〇日目とカウントせず、息子を見守っていきたいと思いますので、こちらもフォローしていただけると励みになります。
これからもお付き合いよろしくお願いします。
その後のお話はこちら↓↓
サポートしてもらえるとめっちゃ喜びます! 「クラスはどこだって我が校の生徒に変わりはありません。支援クラスや保健室、校長室でも好きな所に登校したらいい」と言ってくれた校長先生のおかげで、息子は学校を嫌いにならずに済みました。 読んだよとスキしてもらえるだけでも嬉しいです!