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ChatGPTで詳細なペルソナをつくってみよう【海外記事メモ】
今日はこの記事を取り上げます。画像なども以下から引用しています。
前回からのつづきものではありますが、なるべくこの記事単体で読んでも理解できるようにまとめます。
なお、前回はアメリカ国内向けのホテル予約アプリを作る前提とした競合調査やKPIの設定など、対象の市場を俯瞰するようなリサーチ部分に関して読んできました。
今日はペルソナ設定などより視点を狭めていき、リサーチの解像度をChatGPTを使ってあげていきたいと思います。
本日もよろしくお願いいたします。
1.ユーザーと彼らの行動について考えよう
我々のプロダクトであるホテル予約アプリのユーザーはどのような人物であるのか考えましょう。ターゲットユーザーの思考や彼らのニーズを知れば知るほど、ユーザー中心の設計が可能となるでしょう。
ユーザーペルソナを作る
ペルソナは架空のユーザーのことです。プロダクト制作者はデザインを評価するためにペルソナを使います。
さあ、ChatGPTで我々のプロダクトのペルソナを作ってみましょう。
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ChatGPTは3人のペルソナ(仕事の出張者、予算の限られた学生旅行者、裕福な旅行者)を作り出し、彼らのニーズについてなど比較的コンセプトにも整合する情報を提供してくれました。
しかし、我々のアプリでは1人のメインとなるペルソナと数名のサブペルソナを設定しておきたいと考えているため、ChatGPTにこのリストの中から誰がメインのペルソナとなり得るのかを聞いてみましょう。
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ビジネスで出張をする"Emily"が妥当なのではないか、とChatGPTが答えています
ユーザーに人気の出張先
ペルソナが固まってきたので、次は人気の出張先についても理解し、我々のアプリがどのように使われるのかについて考察を深めましょう。
我々はアメリカ市場をターゲットとしているため、アメリカ国内での人気の出張先についてChatGPTに聞いてみました。
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ここでのイケてるポイントは、出張先リストを作る際にChatGPTがちゃんと情報ソース(Statista)を示してきたことでした。
我々はユーザーがリストの各ロケーションでどれくらいお金を使うのかについても聞いてみました。
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ユーザージャーニーをつくる
ここまで、私たちは誰(ペルソナ)がこのアプリを使うのかについて知ることができましたが、次は彼らがどのようにこのアプリを使いたいのかについて考えていきたいと思います。
早速、ユーザージャーニーを考えて、このアプリを使うユーザーの行動を明らかにしていきましょう。
ユーザージャーニーはプロダクトのUXを俯瞰的に見ることに役立ちます。
さあ、ChatGPTにユーザージャーニーを考えてもらいましょう。
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ストーリーテリング
ストーリーテリングもデザインプロセスの中で必要な要素です。
ペルソナとユーザージャーニーは我々のユーザーについて知ることや彼らの習慣について理解するために重要でしたが、ストーリーはプロダクトが与える経験をよりリアルに実感できるようにするためのものです。
さあ、ChatGPTに我々のペルソナのストーリーを考えてもらいましょう。
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アプリのユースケースを書く
ユースケースはユーザーがプロダクトで目的を達するための特定のタスクを洗い出すことです。ホテル予約アプリにおける主要なユースケースは、特定のエリアのホテルを予約することです。
さあ、ChatGPTがユースケース作りにも活用できるのか見てみましょう。
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ChatGPTが提供してくれたリストはいわゆる我々が考えるユースケースとはやや異なるもので、アプリの機能をざっと俯瞰的にまとめたようなものでした。
求めているものとは違うものの、これはこれでデザインプロセスの中においては使えそうです。
ターゲットユーザーに適したインタラクションを考える
では次は、ChatGPTがターゲットユーザーに適したインタラクションパターンを考えてくれるのかを見てみましょう。
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ポジティブな感情を呼び起こすための施策を提案してもらう
プロダクトデザインにおいて、ユーザーにとって使いやすいものであることと、楽しいものであることはどちらも大切なことです。
ChatGPTにアプリのUXがより楽しいものとなるような施策を考えてもらいましょう。
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ChatGPTは"華やかな見た目にする"や、"ストーリーを伝える"、"明るい色を使う"などとても一般的な施策のリストを出してきました。
ただ、このリストの中でも唯一「パーソナライズ(2.Personalization)」の項目については一考の余地ありと見えます。
ユーザーの過去の予約履歴や好みのアメニティの情報をもとに、他の予約の選択肢を与えるというアイディアは良さそうです。
2.ターゲットへの直接調査の支援
どれだけ我々がユーザーリサーチに時間を費やしても、我々はターゲットユーザーを対象としたインタビューや調査をしないことには本来の気づきを得ることはできません。
ユーザーインタビューの質問
ここまで我々はペルソナを作るなどでターゲットユーザー像を深掘りして考えてきましたが、今度は我々はそれに近しい人に実際に会ってみて、彼らの予約アプリでの経験談などを尋ねる質問リストを作る必要があります。
その際にもChatGPTが使えそうかどうか見てみましょう。
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ChatGPTはユーザーインタビューにも使えそうな質問リストを作ってくれました。
感想:「どこまでAIを使うか」を考えることが大事そう
今回も実践を交えた具体的で面白い内容でしたが、後半になると質問と結果のスクショだけ貼ってそれに対しての考察やコメントがなく若干筆者の息切れ感が記事の中から読み取れました。
なので筆者が貼るスクショの和訳も必要かとも思ったのですが、和訳も都度載せてしまうとこの記事がだいぶ冗長になってしまう(あと自分自身にも結構労力がかかる・・・)のもあり、今回はChatGPTの使い方アイディア集的に「こんな使い方やってみてもいいかも」という気づきを与えられるようなものになれば良いかなぁ、と割り切ってまとめました。
2回に分けて読んできたこちらの記事で強く感じたのはやはりChatGPTにも得意・不得意があるというところ、そして人間としてはその点をきちんとジャッジできるだけの知識と経験が(現状は)求められると感じました。
今回の例であっても、いずれも一見すると妥当性のあるような回答を出しているようにも感じますが、やはり経験があるデザイナーから見ると中身が薄かったり著しく一般的すぎたりと実際のプロダクト開発では使えないような情報も混在しています。
しかし、まだ開発の経験が浅いような人ではこのChatGPTのアウトプットへの信憑性や、情報の粒度の妥当性などが厳密にジャッジできないのではないかと考えました。
便利なツールがあるとどうしてもつい手が伸びてしまいますが、このツールを「どこまで使えて、どこからは人の頭で考えなくてはならない」という観点に関しては常に考えていかなければならないポイントに感じました。
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