やました
UX/UIのトレンドを追いかけることの落とし穴【海外記事メモ】
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UX/UIのトレンドを追いかけることの落とし穴【海外記事メモ】

やました

数日おきに海外のデザイン記事を読んで、自分の意見も添えてまとめています。今日はこの記事をまとめたいと思います。

自分自身何度かデザイントレンド系の記事を書いてきました。自分が興味があるのはもちろんですが、アクセス数も結構伸びるからというちょっとしたスケベ心もあったりしました。

特に自分が携わっているUX/UIの領域は時代の潮流も早いためそのときどきでトレンドをキャッチアップしておくことは重要なことは間違いありません。

note界隈で一定の需要があり、自分も大好きなデザイントレンド系の記事ですが、今日の筆者はそのトレンドを追うことの意義について問い直しています。

つづきものではないのですが、よければ以下の過去記事も読んでいただけると今回の記事の内容がより分かるかなぁと思います。

では、本日もよろしくお願いいたします。

見た目の魅力的なデザインを鵜呑みにしすぎてはいけない

Dribbble(デザイナーが自分のデザインを投稿するサイト)内では非常に素晴らしいデザインが並んでいますが、世の中のアプリケーションのどれもがそれらのデザインに達していない事実に疑問を持ったことはないでしょうか?

それは有能なデザイナーが不足しているからでしょうか?それともプロダクトオーナーが従来のデザインに固執しているからでしょうか?

筆者曰く、それらのデザインはいずれもユーザー体験に関して開示されていない見た目だけのデザインであり、現実のプロダクトとしての実用性の裏付けがないからだといいます。

配色が魅力的で、美しいアニメーションなどが施されていたとしても、それは良いプロダクトであるということとは別問題であるといいます。

Dribbbleにあるような魅力的なデザインが作れることは良いことですが、それはあくまでソフトウェア上の話であって顧客体験まで含めた良さとは無関係であることは意識しなければなりません。


UIよりもUXの改善のほうがコスパが良い

UIトレンドを追うときに考えなければいけないのは、UIはUXの中の一部にすぎないという点です。

UXのトレンドは人と情報との接点(インターフェイス)を俯瞰的に捉える必要があります。
ボイスアシスタントやチャットボット、VRやARなど、様々な新しいUXが生まれる一方で従来のインターフェイスも進化を続けています。このような時代の進化は、人々が情報により早く簡単な方法でアクセスすることを可能にしています。

そういった中で、きちんとしたリサーチもビジネスの検討もなくトレンドに乗ろうとして多くの損失を出すアプリが後を経ちません。

例えばARの流れに乗り込もうとして、多くのアプリが短命に終わってしまいました。(人々は2016年にリリースされたポケモンGOをやりつづける一方で、マインクラフトアース(※というゲームがあったのでしょうか?)は半年もしないうちに消えてしまいました)

プロダクトのUXを扱う際は、デザイナーは正確なアイディアを提案し、不確定な要素は排除する責任があります。

まだ発展途上でユーザーのニーズに合うかどうかが不明なUIデザイントレンドに乗ろうとすると、そこにかかる費用とリスクは膨大になってしまうでしょう。

一方で、顧客体験(UX)のトレンドを取り入れるコストはUIのそれよりも大きくなりますが、UXの費用に関しては翌年には(筆者いわく)およそ半分になるため、デザイナーはより多くの時間を学習とリサーチに割けるようになり、最終的なコストはUIに比べて小さくなるでしょう。

しかし、様々なUXのトレンドのどれにも一気に手を付けることは現実的ではありません。

仮にもし現在ARについて詳しくなりたいのであれば、最大3ヶ月ほどはそのための一連のツールに慣れるまでにかかります。

何があなたにとって価値ある分野であるかを見極め、それが見つかったなら以降の3ヶ月~半年はその分野の学習にあてるようにしましょう。


感想:UXデザイナーはVRやARも見据えてキャリア形成をすべき

この記事の主張のキモは「UIトレンドのような見た目のデザインばかり追いかけるんじゃなく、ARやVRも見据えてもっとデザインを俯瞰して捉えようぜ」という声がけに感じました。

日々UIデザインをやっていると、つい自分のデザインの世界が画面ありきのもののように錯覚してしまいますが、本来的にUXをデザインするというのは記事にもあるように人と情報との接点を包括的に設計することにあります。

決して見た目的なUIのデザイントレンドをキャッチアップすることが無意味とは思いませんが、一方で本来我々が目指すべきデザインの本質は顧客体験の向上と目標の達成であることは忘れないようにしなければならないと感じました。

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@やました : https://www.saito-t-design.com/
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やました
デザイン組織のない古い日本企業にデザイナーとして中途採用されたアラサーです。UI/UXやブランディングデザインをしています。 ポートフォリオ・ご連絡:https://www.saito-t-design.com/