必ず取り入れたい!教育現場で活動できるアプリ12選(前半)
前回は私がiPadを勧める記事を書きましたので、今回は具体的にどんなアプリケーションを現場で使用しているのかを記していこうと思います。
①GoodNotes5
こちらは前回の記事に詳細を書きましたので、気になる方はその記事をご覧ください。iPadを使用するうえで欠かせないアプリです。私はこのアプリでテストの確認や教材研修、板書計画など基本的なことはすべて行っています。
②Adobe Scan
こちらはスキャンアプリです。先ほど紹介したGoodNotesと相性抜群のアプリです。このアプリでカメラを起動してプリントを撮影すると、PDFファイルとして保存することができます。自動撮影機能が搭載されており、複数ページあるものもストレスなくスキャンすることができますし、画質もきれいです。このアプリでスキャンしたPDFをGoodNotesに転送して、ペンで書き込むというイメージです。他には、書類整理にも有効的です。職員室に戻ったら机上が書類だらけ…。こんなことよくありますよね?大事なものはファイリングしたり、不要なものは即シュレッダーしたり、あれ、でもこの書類はどっちだろう。一応とっておくか。こんなことが続き、気づいた時には書類だらけになっており、いざ必要なものを探したいとき、なかなか見つからない!なんてことになります。2017年に大手文具メーカーが実施した「業務で紙の文書を扱う人を対象にした調査」によると、書類を探すのに費やす時間は「1日あたり約20分」というデータが出ています。 ここでAdobe Scanを使って必要な書類を一瞬でスキャン。データベースで保存しておけば紛失することもなく、ファイリングの手間もなくなりデスクがスッキリします。また、このスキャンには文字を読み込み、検索する機能もあるため、探している書類があれば関連ワードを打ち込むことで一瞬で見つけることができます。
③ネズミタイマー
私が初めて小学1年生の担任を受けもった時に大活躍したのがこのネズミタイマーです。子ども達はまだ時計の学習をしていないため、時間を伝えることができませんでした。「あと○分したら終わりです。」なんてセリフは1年間封印されます。そこでこのアプリを活用しました。
ネズミがリンゴを10秒で1個食べ進めていくタイマー画面。見ているだけで可愛いし、食べられてしまったリンゴと残りのリンゴから、時間の経過を視覚的に感じられます。また、お楽しみ要素もあって、どこかのリンゴに当たりが隠れているのです。当たりのリンゴをタップすると、そのリンゴから星が飛び出します。私はよく給食中のモグモグタイム(喋らずに食べることに集中する時間)に活用しています。
④席替え
席替えは学級経営をする上でとても重要です。誰をどこの席にすれば集中して学習できるか。友好関係はどうか。各班で協力し合えるメンバー配分になっているか。こと細かく学級を分析しながら席替えを私が決め、毎月行っていました。座席がきまったら席替え表の作成です。時々担任以外の先生が授業をする際に「座席表ください。」と頼まれるので、毎月エクセルでポチポチ作成していました。この席替え作業は1時間以上費やしました。なんか生産性低いな…。そう感じ、こちらのアプリを使用。
最初に、クラスの児童数、男女の数、席レイアウト等の初期設定を行います。あとは席替えの時間に児童がルーレットボタンを押し、自らが今月の座席をきめるというものです。自分で座席を決める権利があるので、ワクワクドキドキで、毎回大盛り上がりです。私が一方的に決めた席替えの1000倍楽しそうです。もちろん、すべてルーレット任せではありません。事前に初期設定で、誰がどこの席に止まるか決めておくことができます。キーとなる児童や視力が低い児童は席を予め指定して起き、あたかも偶然ルーレットで決まったかのように進めていきます。座席確定後は、アプリが自動で座席表を作成してくれます。席替えは授業内で、子ども達とともに作り上げていくのです。
⑤グーグルマップ
誰でも知っているナビゲーションでお馴染みのアプリケーション。このアプリをよく現場で活用したのはコロナ期間です。感染症対策のため、校外学習ができない日々が続きました。低学年を担当していた時は、生活科の学習で校区探検があります。そこで、ストリートビューを使ってデジタル探検に行くことにしました。実際の道を進んでいくので、子ども達は「ここの道知っている!」「次を右に曲がったら神社があるよ!」と夢中になってデジタルロードを進んでいきます。
6年生を担任したときは、国語科「イースター島にはなぜ森林がないのか」の学習で、実際にマップでイースター島に飛んで、探検してみました。「わあ!モアイ像が本当にたくさん並んでる!」「こっちは草原だ!」と教材に親しみをもって学ぶことができます。気になる場所は行ってみる。それを教室で叶えてくれるのがグーグルマップなのです。
⑥筆順辞典
新出漢字を学習するときに活用するアプリです。指で漢字を書くことで、進出漢字を検索することができます。
筆順がデジタルで1画ずつ表示されるので、それを見ながら児童は空書きをして筆順を覚えていきます。これまでは黒板に新出漢字を書いていましたが、テレビに映した方が児童は注目しやすいし、児童の表情をみながら指導することができます。
さて、教育現場で活用できるアプリを6つ紹介してきましたが、そろそろタイピングの手が疲れてきましたのでいったん休憩したいと思います。今回の6選は誰もが知っていて使っているものが多かったのではないでしょうか。12選ということで、残りの6選は次回の記事にアップします。どれも活用でき、生産性が高まるアプリばかりですので、是非ご活用ください。
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