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見たり、聞いたり、読んだり。 主に#コンテンツ会議 の記事をまとめています。
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2019年6月の記事一覧

読みたいことを、書いてくれた。

読みたいことを、書いてくれた。

6月12日の夜に #マイファーストひろのぶ  というハッシュタグが、ツイッターのタイムラインにぱらぱらと現れた。

その日は田中泰延さんが初めて著者としてかかれた「読みたいことを、書けばいい。」(発行:ダイヤモンド社)の発売日だった。

わたしにとっての「マイファーストひろのぶ」は何だったかな? と思い巡らしてみると、ほぼ日から出版されている「小ネタの恩返し。アマデウスは登場しない 編」の解説だった

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「ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。」を読んでおもったこと。

「ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。」を読んでおもったこと。

幡野さんのことを知ったのは、Twitterでリツイートされてきたひとつのブログだった。2017年の年末に公開された「ガンになって気づくこと。」というタイトル。その書かれている内容を読んで、胸が苦しくなった。

正直に告白すると、読んだとき胸が苦しくなったのは本当だ。そのときは「ご本人もまだ若くて、お子さんも小さいのに。つらいやろうな」と、ガンはどこか他人事の病気だった。

幡野さんのTwitter

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「『罪と罰』を読まない」を読んで、「罪と罰」をいますぐ読みたい。

「『罪と罰』を読まない」を読んで、「罪と罰」をいますぐ読みたい。

罪と罰。

ロシアの文豪、ドストエフスキーによる古典長編作品の名前である。

正直に告白すると、わたしは「罪と罰」を読んだことがない。あらすじすら、知らなかった。

海外の翻訳小説をあまり手に取ることがないのだけれど、それにはいくつか理由がある。そのうちの大きな理由として「登場人物の名前が覚えられない」というものがある。「えーっとこの人誰だっけ?」と、ページの始めあたりにある「登場人物紹介」をなん

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三谷かぶき「月光露針路日本 風雲児たち」が最高だった

三谷かぶき「月光露針路日本 風雲児たち」が最高だった

六月一日に歌舞伎座にて初日を迎えた「三谷かぶき・月光露針路日本 風雲児たち」を見てきました。

歌舞伎見物はこれで三回目ですが、今回は公演初日に見に行くことに。以前、ほぼ日の学校で「歌舞伎は初日と千穐楽、または中日当たりのいつ見るのがおすすめですか?」といったお話があって、答えは「最初と最後の二回、見比べても面白い。中日には中日の安定感もある。答えとしては、いつでも、面白さがある」と、お話しされて

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カササギ殺人事件は、二度楽しめる。

カササギ殺人事件は、二度楽しめる。

本屋さんで何度も見かけても、なかなか手に取れない本はいくつもある。

上下巻で、読むのに時間がかかりそうだとか。海外の翻訳ものも、わたしにはすこしハードルが高い。海外の生活が今ひとつ想像できないことや、登場人物の名前が、なかなか分かりにくいなど。ほとんどわたし自身の読解力の問題だけれど、なかなか手を伸ばして本を取り上げて、レジまで持って行こうと思えない。

しかし、先日購入し、あっという間に読んで

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