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20代で人生が決まるってほんと?

ある日偶然に、メグ・ジェイの有名なTED Talkを聞いた。
彼女曰く「人生は20代で決まる」らしい。

これだけ聞くと30代に差し掛かるものとして、ぐっ、っと胸にくるものがある。え、もう決まっちゃうの?

直視し難い問題だけれど、今からでも、今の一瞬一瞬がすべてその後の人生を大きく左右するものだと受け入れることは、とても重要だとおもうから。
そして別に悲観的になる必要もないことだと思ったから。ここにまとめておきたいなと思います。

メグ・ジェイとは/Who is Meg Jay

  • アメリカの臨床心理学者

  • 20代を専門としている研究者・カウンセラー

  • 著書『人生は20代で決まる』は20万部超のベストセラー

    • 12か国語以上に翻訳されている

  • TED Talks「30歳は昔の20歳ではありません」は累計1,200万回以上再生

日本でもNHKで取り上げられたことがあるくらいに有名らしい。

20代で築いたものが、30代以降の人生を形作る

メグ・ジェイの語りが詰まっている、印象的な一節を抜粋します。

あなたの二○代の日々は、重要な意味を持っています。
人生をもっとも決定する出来事の八○パーセントは、三五歳までに起こります。
生涯賃金の伸びの三分の二が、キャリア最初の一○年間に起こります。
わたしたちの半数以上が、三○歳までに結婚しているか、だれかと付き合っているか、将来の伴侶と同棲しています。
自分を変えたいなら、パーソナリティは人生のどの時期よりも二○代でいちばん変化します。
脳は二○代で人生最後の成長を遂げます。

出典:『人生は20代で決まる』

これは、メグが臨床心理学者として行なったカウンセリングを通じて出会った実際の20代・30代のエピソードと調査結果に基づいた定説らしい。

最終的な人生のパートナー、生涯で手にするお金、パーソナリティー(性格)は、多くの人が20代で得たものなのだとか。

臨床心理学者として、研究結果から導き出された提唱だから、説得力があります。

<このままでいいのかな>の答え

メグの語りを読んでいると、「このままでいんだろうか」と不安になる人もいると思う。(自分もそうだった)
また、この定説を知らずとも、普通に暮らしている中で突如こんな不安に襲われたことは、きっと誰しもにあるだろう。

  • 満員電車で通勤してる毎日でいいのかな・・

  • 給料はいいし楽だけどこれでいいのかな・・

でも、この「これでいいか」というのは、「この延長線上に自分の得たいものがあるか」次第なのだと思います。
人生で得たいことは、人それぞれ異なるものだから。

だから、「このままでいいのかな」と考える前に、自分は人生で何を得られたか幸せか?いわゆる自分のハッピーエンドを決めることから始めなければならないんだと思った。

ら、メグもそういうふうに繋げてたのでした。

ハッピーエンドを逆算して、20代(今)を過ごそう

メグは、著書の中で重要な20代をこの後の人生に繋げていくために、以下をすべきと行っています。

  1. 「現在バイアス」から抜け出す

  2. 人生の予定表を作る

  3. そのために自分のハッピーエンドを描く

上記3つの詳細はそれぞれ以下。

1.「現在バイアス」から抜け出す

「現在バイアス」とは、「若いのは今だけだから遊んでおくべき」「今を楽しむべき」といった、将来より「今」の価値を重要だと感じてしまうこと。

目の前の誘惑に負けたり、嫌なこと・面倒なことを後回しにしてしまうことも同じ。こういった「現在バイアス」からまずは抜け出すこと。

2.人生の予定表を作る

  • キャリアをいつ・どうスタートさせるか

  • いつ結婚するか

  • いつ子どもを産むのか

といった、人生でやることを予定表に落とし込み、実現するための行動を計画立てる。

そうすることで将来を差し迫った現実的なものとして感じることが重要。

3.ハッピーエンドを描く

  • ハッピーエンドを迎えるには、何があればいいのか?どんな状態にいればいいのか?

  • それを手に入れるために、どんな過程があればいいのか?

これを考えることができたら、2. ができるし、おのずと 3. もできるようになる。

おわりに

なんだか結局は、<面倒なことを後回しにしない>が全てに通じるように思います。(自戒)

キャリアチェンジも、留学の計画も、人間関係も、そもそも人生について考えることも、全て実際のところ正直面倒くさい。今も楽しいし、いっかと思っちゃう。

だけど、このままでいいのかな?と少しでも思うことがあったり、人生後悔したくなかったら、今すぐ動き出すべきなのだとおもったのでした。


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