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「書く力」を磨く日記のススメ。

「書くこと」との出会いは日記でした。

小学校2年生の時の宿題。
今思うと、
誰かに私の話を聞いてもらいたかったのだと思います。

ひとりっ子の私は、
父と母の3人暮らし。

日中、父は会社。
家には、自分の意に沿わないことをすると
猛烈に怒るヒステリックな母とふたりきり。

私が何を言っても、母には火に油。
余計に怒らせるだけ。
私の言うことに、一切聞く耳は持たない。

何も言わなければ「何も言わない」と怒られるけど、
母に逆らわない方がダメージは少ない。

母だって、いつも怖いわけではありませんでした。
優しく私の話を聞いてくれた時もあります。

でも、
愚痴っぽいことや、弱気な話をすると
また烈火のごとく怒り出す。

子ども心に面倒くさくなって、
しゃべらない道を選びました。

日記の宿題は、
両親以外の大人に、
自分の話を聞いてもらえる初めての機会
でした。

聞いて欲しくて、聞いて欲しくて、
私は毎日一生懸命書きました。
先生も毎日コメントを書いてくれました。

私の話をただただ聞いてくれる。
それが、純粋に嬉しかったのを覚えています。

その後も、日記は書き続けました。

もちろん、
今までずっと一日も欠かさず書き続けたわけではありません。
まったく書いていない時期も、相当期間あります。

でも、できることなら、
毎日一日も欠かさず書きたい。

誰に見せるわけでもなく、
自分で頻繁に見直すわけでもない。

ただ、自分が生きた記録として書きたい。

そんな想いです。

母には、こう言われたことがあります。

「人には忘れていいこともある。
すべてを覚えている(記録しておく)必要はない。
そんなことに時間をかけるな。」

でも、それは母の価値観。
私は書きたくて仕方ないだけ。
言っても無駄だから、母には言わないけど。

そして、
夫や子どもたちは、
私を「記録魔」と呼びます。

でも、そのおかげで、
子どもたちの貴重な成長の日々が記録に残ってる。

家族は間違いなく私に感謝してます。

私の「書く力」は、
間違いなく日記を書くことで鍛えられました

それを誰かに読んでもらうようになって、
反応をもらえるように書く工夫を続けたことによって、
書く力が磨かれました


文章を書けるようになりたい。
でも、どうしたらいいか分からない。

そんな人は、
まず日記から始めることがおすすめです。

いきなり5,000文字の記事や
数万文字の電子書籍を書こうと思うから
「文章が書けない」って思ってしまうのだと思います。

これを読んでくださっている方は、
そこそこ大人だと思います。

だから、ある程度の文章は書けるはずです。

ただ書き慣れていないだけ。
と言うよりは、
「書く」ことの楽しさを感じた経験が少ないだけだと思います。

「書く」というと、
学校の作文や読書感想文を思い出して、
書きたくないことを書かされた記憶が蘇るんじゃないですか?

「書くこと」は、
絵を描いたり、歌を歌ったり、楽器を弾いたりするのと同じ、
自己表現のひとつの方法だと思っています。

自由な気持ちで、
自分の書きたいことを書いてみましょう。
書くことを楽しみましょう。

私は、誰かに自分の話を聞いて欲しい。
その想いは今も変わっていません。

自分が聞いて欲しいことを書くから、楽しいんです。

今まで私が何を書いてきたのか。
それはこちらの記事にまとめましたので、ぜひ併せて読んでいただけると嬉しいです。

日記を書くメリット


日記を書くことは、
書く力を磨くことの他にもメリットがあります。

まず、記憶を文字にすることで、
頭の中に鮮明に残ります

誰でも学生時代に、
漢字の書き取りや英語の単語など、
「書いて覚える」という経験をしたことがあると思いますが、
記憶も「書くこと」で鮮明に頭の中に残ります。

50歳になった私が、
自分自身が小学生や中学生だった頃の話をすると、
「よくそんな昔のことを、そんなにハッキリ覚えてるね。」
と、よく言われます。

それは多分、
今までに、どこかのタイミングで、言語化しているから。

まだ記憶が鮮明な時期に言語化しているから、
50歳になっても鮮明に覚えているんだと思います。

私は、記憶を言語化する前に、
その時の情景を頭の中で映像にして整理してから言葉にしていくので、
それも記憶に残りやすいのかもしれません。


そして、想いを言葉にすることで感情が整理されて
心の健康が保たれます。

私もそうでした。
特に、母に対する感情。

私は、母に逆らわないことを選んだけど、
何も感じなかったわけじゃありません。
理不尽に叱られる度に、
私の心はそれ以上に揺さぶられていました。

母は、何を言っても聞く耳を持たなかったから、
それを日記に書いて、先生に話すことで、
かろうじて、自分の気持ちに整理をつけていたと思います。

誰かに話すだけで気持ちが落ち着く経験って
誰にでもありますよね?

ちなみに、
父に話すと、父と母が喧嘩になって、
もっと自分の居場所がなくなるので、父にも話しませんでした。

日記の書き方


「じゃあ、日記を書いてみるよ。」と思った方。
ステキです。

まず、一日の終わりに5分程度でいいので、
書く時間を確保してみてください。

その日にあったことや感じたことを
書くことから始めてみましょう。

できれば、
その日に一番幸せだと思ったこと、
楽しかったと思うことを思い出して、
幸せな気持ちで眠りにつけると一石二鳥ですね。

それもちょっと難しければ、
その日一日を朝から時系列に書き出してみましょう。
いつ、どこで、何があったか。
自分はその時、どんなことを感じたか。

それを思い返すだけでも、
記憶力も鍛えられるし、
私の年代だったら、ボケ防止にもなるかもしれません。笑

止めないことが大事


「日記」というと、
毎日書き続けるものというイメージがありますよね。

でも、「毎日」にこだわらなくていいと思います。
難しければ週に一度でもいい。

大事なのは、止めないこと

「続けること」よりも「止めないこと」。
言ってることは同じだけど、
気持ちのハードルが少し下がる気がしませんか?

そんなところにもこだわってしまうのが性ですね。笑

書くことは、自由で楽しいことです。
楽しんで書いて、
書く力を磨いていきましょうね。


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ぜひ併せて読んでいただけると嬉しいです。

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