ほしまど

“Be your whole self” まるごとの自分で生きたい方に向けてコーチング…

ほしまど

“Be your whole self” まるごとの自分で生きたい方に向けてコーチングをしています。 発見すること、出逢うこと、学ぶことが日々の喜び。 アート・哲学・対話・読書、答えのないものにふれる時間が好き。 |認定コーチ|UX|CS|プロボノ|音エンジニア出身|

マガジン

  • コーチング

    コーチングを勉強中です。コーチングについて、書きます。

  • 書評

    読んだ本の感想を、気ままに書きます。

最近の記事

身体の声を聴く ~7ヶ月間のボディワークレッスンを経て~

こんにちは。ほしまどと申します。 今年の4月から約7ヶ月間に渡り、COHPLUSの木村美穂さんからボディワークのレッスンを受けています。 私自身にとって大切な経験になっているので、備忘的に書き残しておきたいと思います。あくまで私個人の経験であるということを念頭に、お読み頂ければ幸いです。 レッスンを受けるまで身体を労わることに関心がないわけではないのですが、運動全般とにかく続かないのが少しコンプレックスでした。 ヨガやストレッチであっても一瞬気持ちが盛り上がった時に初めて

    • Be your whole self まるごとの自分で生きたいあなたへ

      こんにちは。ほしまどと申します。 SaaSのCS(カスタマーサクセス)担当として働きながら、コーチングをしています。この度正式にコーチングのクライアントさんを募集することにいたしました。 お手紙を書くような気持ちで書いたので、ぜひ読んで頂けたら嬉しいです。 *プロフィール* 九州大学芸術工学府 芸術工学専攻 コミュニケーションデザイン科学コース修了。 音のエンジニアとして、開発・技術コンサルに4年間従事した後、技術と人をつなぐ人になりたいとSaaSの CS(カスタマーサク

      • 「創造的緊張」から考える差別問題

        最近噴出している様々なジェンダー関連のニュースを見ていると、前職の役員の方が言った言葉を思い出す。 「大変な時代になっちゃったよねぇ。下手に何もいえないな。」 何もいえないといいつつ、時おり差別的とも取れる発言をする人だった。 悪い人では決してなかったので、おそらく全く悪気もなく。 確かに今まではあんまり問題にならなかったことがいきなりダメになる、という意味では中々大変な部分があるのだろうな、というのは想像できる。 同時に、この方にとって差別的な発言をしてはいけないと

        • 8割で満足してしまっていた自分へ

          私は、昔から8割で満足してしまうところがあるなぁ、と思っている。 それは苦手なことが沢山ある割には周りの人のおかげで生かされているという感謝の気持ちがあるからかもしれないし、自分で自分を満たす方法をある程度知っているからかもしれない。 何かのトップになりたいと思ったことはあんまりなくて、自分の状態を確保できて自分の好きな世界を探求できればOKという自分が存在している。 同時に与えられた状況のよい部分を見つけるのが比較的得意なこと、身の回りのことを工夫しながら構築していくこ

        身体の声を聴く ~7ヶ月間のボディワークレッスンを経て~

        マガジン

        • コーチング
          4本
        • 書評
          5本

        記事

          備忘録:出勤再開から1ヶ月

          緊急事態宣言より約2ヶ月、私は人生で初めて在宅勤務を経験した。 そして今毎日会社に通う生活に戻り、約1ヶ月が経つ。 この数ヶ月は、今後自分がどのように過ごしたいか考えるきっかけになった。 まだ考えが整理されているわけではないが、現時点で感じていることを備忘録として残したい。 食べることについて在宅期間中、まともな時間に料理を作り、夫と二人で食卓を囲めるというのがとても嬉しかった。 餃子を皮から作ったりベーコンを燻製してみたり、普段しないことに挑戦できることも楽しかったし

          備忘録:出勤再開から1ヶ月

          書評:ハドン・クリンバーグ・ジュニア『人生があなたを待っている <夜と霧を越えて>』

          本書は、『夜と霧』の著者であり、精神科医、心理学者であるV.E.フランクルの人生の物語を、かつての教え子である著者が7年以上もの対話を通して紐解いたものです。 この本は著者とフランクル夫妻の個人的な信頼のもとに成り立っており、 著者がフランクル夫妻と長い時間を分かち合ったからこそ生まれた本当に素晴らしい作品になっています。 本書は2冊に分かれており、下記のような構成になっています。 1冊目:フランクルが生まれ心理学者になり、戦時に『夜と霧』で描かれた壮絶な体験をするまで

          書評:ハドン・クリンバーグ・ジュニア『人生があなたを待っている <夜と霧を越えて>』

          書評:帚木蓬生『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』

          小説家であり、臨床40年の精神科医が、若かりし頃思いがけず出会ったのが、 本書のタイトルでもある「ネガティブ・ケイパビリティ(negative capability)」という言葉です。 本書は、この言葉の産みの親である詩人キーツの人生を紐解くところから始まり、筆者の臨床経験、学術的な研究内容、シェイクスピアと紫式部と、多種多様な観点から「ネガティブ・ケイパビリティ」の深みに誘います。 本書の冒頭を引用すると、この言葉は、 「どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事

          書評:帚木蓬生『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』

          子供向けキャリアワークショップを自分対象にやってみた

          こんにちは。ほしまどと申します。 現在音関係の仕事をしながら、コーチングの勉強をしています。 コーチングにピンときた背景として、学生時代に体験した下記子供向けワークショップがあります。 ちなみにこのワークショップはPATHと呼ばれ、次のように定義されています。 ”Planning Alternative Tomorrows with Hope (PATH) is a visual planning tool that is used to solve problems,

          子供向けキャリアワークショップを自分対象にやってみた

          書評:ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

          最近週末も家にいることが多いので、家にある本をもう一度取り出して読み直している。 イギリス在住の著者、ブレイディみかこさんの ”僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー”もそんな中の一冊だ。 この本は著者の息子さんが中学に入って1年半の生活を書いたもので、 様々なレイヤーの多様性、アイデンティティの問題と真正面から 向き合いながらどんどん成長していく様子が描かれる。 1年半というのが信じられないくらい色々なエピソードがあるのだが、 この息子さんがとても賢く、瑞々しい感性の

          書評:ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

          父の命日

          先日の3/19で父が亡くなって、16年がたった。 企業の研究者だった父は、リフレッシュのため一人でよく山に登りに行っていた。 その日もまだ雪の残る八ヶ岳の赤岳へと出かけていったそうだ。 その登山中に事故にあい、父は帰ってこなかった。 お酒と美味しいもの、音楽をこよなく愛し、時折研究についても話してくれた。特にベートーヴェンが大好きで、たまに書斎で第九の合唱部分をドイツ語で歌っていた。娘のお誕生日には仕事を休み、1日かけてご馳走とケーキを作ってくれた。 そして何より素晴ら

          父の命日

          書評:伊藤 亜紗『記憶する体』

          美学者であり、障害のあるひとの身体性について深く考察し続けている著者が、”体の記憶”をテーマに12人の当事者へのインタビューを元に一人ひとりの物語を紡いだ本書。 事故で手を切断しなければいけなくなった、ある日目が完全に見えなくなってしまう、というのはある意味、元々の自分の体から切り離され分断されることを意味しています。 本書に紹介されている一人ひとりはごく個人的な方法で、痛みやその状況と向き合い、究極のローカルルールを手に入れていきます。 19歳で完全に目が見えなくなった

          書評:伊藤 亜紗『記憶する体』

          コーチングを学んでいる理由

          こんにちは。ほしまどと申します。 音関係の会社でエンジニアをしています。 突然ですが、去年末からコーチングの勉強をしています。 まだまだ学び途中なのですが、コーチングについて知るたびに”コーチングってすごい!”となっています。 これから私自身がコーチングのスキルを習得していくのにあたり、 コーチングをなぜ学んでいるのか整理してみたいと思います。 コーチングを知ったきっかけ まず私がコーチングを知ったのは、こばかなさんのこのnoteです。 コーチングの定義は色々ありますが

          コーチングを学んでいる理由

          書評:ステファノ・マンクーゾ『植物は<知性>を持っている』

          『植物は<知性>を持っている』ステファノ・マンクーゾ,NHK出版,2015年出版   植物に知性はあるのか?  植物の驚嘆すべき性質の数々を明らかにし、この問いに答えるのは世界的な植物学者であり本書の著者、ステファノ・マンクーゾ氏。  私たちと全く異なる方法と機能でたくましく生きる植物の世界を覗く事で、物の見方自体さえ見直さざるを得なくなる、そんな刺激的な1冊です。  「植物」というと、可憐で癒される、緑を見ると元気になる、食料にもなり人間を助けてくれる、そんな好意的な

          書評:ステファノ・マンクーゾ『植物は<知性>を持っている』

          つくる

          先日、「難民とつくる未来」というイベントに行ってきた。 登壇者は、小俣直彦さん、渡部清花さん、大竹昭子さんの3名。 https://www.yaesu-book.co.jp/events/talk/17350/ そもそもこのイベントを知ったのは、渡辺清花さんが代表をしている 難民とともに未来をつくるNPO法人WELGEEのイベントに参加したことが きっかけだ。 https://www.welgee.jp/ 難民キャンプに1年半住んだ研究者、"Think with Refg