見出し画像

身体の声を聴く ~7ヶ月間のボディワークレッスンを経て~

こんにちは。ほしまどと申します。
今年の4月から約7ヶ月間に渡り、COHPLUSの木村美穂さんからボディワークのレッスンを受けています。

私自身にとって大切な経験になっているので、備忘的に書き残しておきたいと思います。あくまで私個人の経験であるということを念頭に、お読み頂ければ幸いです。

レッスンを受けるまで

身体を労わることに関心がないわけではないのですが、運動全般とにかく続かないのが少しコンプレックスでした。
ヨガやストレッチであっても一瞬気持ちが盛り上がった時に初めてみるものの、これがとにかく続かない…

山登りは好きなので、全く体力がない訳でもなく、身体を動かすことが気持ちいいことも、もちろん知ってはいました。
ただ継続的な運動はあまり続かず、運動神経が悪いという自己認知も相まって「私運動向いてないし、仕方ないんだなぁ」と半ば諦めの気持ちでいた部分もあったと思います。

一方で自分の中で色々な変化がある中で、身体感覚ってやっぱりすごく大切だなぁ、という思いが日に日に高まっていたので、何か身体に対して取り組みをしてみたいなぁ、ということは漠然と思っていました。

そんな中ご縁があって美穂さんに出会い、ボディワークという生業をされていることを知りました。
その時点で私は「ボディワークとはなんぞや」状態だったのですが「身体の声を聴くことで色々な発見をしていくこと、そんな中で身体以外にも変化が起きていくこと」そんなお話を伺い、そのプロセスをぜひ自分でも体験してみたいなぁと思い、少し続くか不安に思いながらレッスンをお願いすることにしました。

はじめてのレッスン

美穂さんのレッスンは、少しずつゆっくり身体を動かして、それをどう感じているか確認するというのが基本の流れになっていると思います。
なので、一般的にエクササイズといった言葉から想像するのとは違う、静かで穏やかな時間が紡がれていきます。

私自身は身体を少しずつ動かすということにも慣れていなかったので、正直最初はこの動きであってる?といった戸惑いがありました。
声で丁寧にガイド頂きながら、それに従って身体を動かし身体の動きを感じているうちに「あ、さっきと感覚変わったかも」「この動き気持ちいいかも」とちょっとずつ小さな変化や自分の感覚を感じ取ることができるようになっていきました。

それだけでもとても面白い体験だったのですが、びっくりしたのが、レッスンの終わりに立ち上がった時です。横になって骨盤や足を小さく動かしていただけなのに、立った時の感覚がレッスン前と大きく変わっていたのです。
足が地面を踏んでいる感覚がはっきりとして、足がレッスン前より大きくなって安定した、そんな不思議な感覚でした。
歩いてみても「あれ?なんだかスッキリしているぞ?」と身体の変化を感じることができました。

まだまだ身体に対する解像度があがったとまではいえないけど、身体ってとっても面白いのかもしれない、そんなことを感じた体験でした。

7ヶ月のレッスンを経て変化したこと

まず起きた変化としては、身体からの声はとっても大切なものだと明確に思えるようになりました。
今まではあくまで日々楽しく健康に過ごすために、身体のメンテナンスは必要なものである、といったそこまで積極的でない思いがあったと思います。
レッスンを受けた今は、身体の声を聴き、探求していくことはとてもクリエイティブで、自分の人生を味わう上でとっても大切なことだ、と認識が大きく変化しました。

耳を澄ませることで今まで聴こえなかった様々な音が聴こえてくるように、身体の声に耳を澄ませることで、今までみえていなかった世界がみえて来るのかもしれない、レッスンを通してそんなことも感じました。

上述のように認識が変わったことで、もう一つ起きた変化は、日常におけるチューニングが以前よりこまめにできるようになったことです。
このチューニングというのは具体的には、ちょっと不安な感覚があるから、一旦仕事に戻る前に10分瞑想しよう、とか今日はPC漬けだったから、近くの丘に登って寝っころがろう、とかそういった些細なことです。

その他にも水分をお湯に切り替えたり、日々散歩するようにしたり、少しずつ自分を労わる選択ができるようになってきました。

そういった小さなことが自分の生活に与えるインパクトは思った以上に大きくて、自分の人生は自分のものである、という感覚が以前より強くなりました。大げさな時間やコストがかかることでなくても、自分をケアする・大切にするということは可能なんだと思えたことも、少し自信になったと思います。

美穂さんが言っていた身体についての気づきが、身体以外の変化にも繋がるというのはこういうことか、と自分なりに腑に落ちました。

最後に

私がこれだけ7ヶ月のプロセスを楽しめたのは、美穂さんが運動に苦手意識のある私をフラットに受け止めてくれたことが大きいと思います。
こと運動に関しては自信があまりないので、最初の方に「身体硬いですね」とか「毎朝必ずストレッチを〜」とか言われていたら、多分挫折していたと思います。

できない時もできる時もあるそんな波も含めて、受け止めながら、その時々にあった時間の過ごし方を提案してくれたことで、変なプレッシャーを感じずに、素直に身体との対話を楽しむことができました。

もう一つ続けられた理由は、好奇心にあると思います。
美穂さんのレッスンは不思議なことに、直接課題を感じている場所にアプローチしないことが多いと感じました。

たとえば私が「ちょっと足首が硬い感じがして〜」と言うと、
「ふむふむ、わかりました。では寝て骨盤を動かしてみましょうか」と足首でないところを動かすところからスタートします。

まずは骨盤なのかぁと思いながらレッスンを受けて、最後に「足首の感覚どうですか?」ときかれると「あ、え?間違いなく楽になってる!」と気づくのです。
身体の繋がりを理解した上で、ダイレクトに課題にアプローチしないというのがとても面白いと感じました。そしてだからこそ普段無意識でいた骨盤と足首の繋がりにも自覚的になり、身体感覚が変わっていくのです。

なんというか美穂さんのレッスンは、身体に対するアプローチがとても知的で、何かワクワクするもの・心動かされるものに出会う感覚や、本を読んで今まで知らなかったことを知るEye Openingな体験に近い感覚を覚えました。

運動に対して、とにかく習慣化しなければいけない、とにかくできるようになるまで頑張るもの、といった浅い理解ゆえの一面的な見方をしてしまっていた私にとって、身体に対して自分の好きなことと同じスタンスで関わることができるというのはとっても嬉しい驚きでした。

ずっと運動を避けて生きてきた私にとって、ささやかだけれど大きな変化のあった7ヶ月間でした。
美穂さん、気づきに溢れた場をひらいてくださり、本当にありがとうございました!

▼COHPLUS HP
https://cohplus-mihokimura.studio.site/







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?