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子供向けキャリアワークショップを自分対象にやってみた


こんにちは。ほしまどと申します。
現在音関係の仕事をしながら、コーチングの勉強をしています。

コーチングにピンときた背景として、学生時代に体験した下記子供向けワークショップがあります。

ちなみにこのワークショップはPATHと呼ばれ、次のように定義されています。
Planning Alternative Tomorrows with Hope (PATH) is a visual planning tool that is used to solve problems, set short and long term goals, and create action.”
つまり問題を解決し、短期・長期それぞれのゴールを設定し、行動を生み出すための可視化ツールです。欧米発祥の方法ですが、日本ではまだそこまで普及していないようです。

具体的には、障害のあるお子さんと親御さん、先生、ご近所さんなど普段
から関わりのある人が一堂に会し、その子の夢や現状、その夢をサポート
する人、力、短期・長期目標などを話し、最終的に具体的な行動にまで
落とし込んでいくというものです。お菓子などをつまみながら、和やかな雰囲気の中行われます。みんなでその子の夢を実現するためのロードマップを作るイメージです。

当時私は進行役を務めたのですが、数時間のワークショップを通して、
お子さんご本人やご両親をはじめ参加者のみなさまの表情がどんどん明るくなっていくのが印象的で、効果的で汎用性の高いフレームワークであることを実感しました。
その後親御さんから、ワークショップ後のお子様の変化についてもご報告いただき、とても嬉しく思ったのを覚えています。

実際に自分が対象でPATHをやってみた

去年仕事や色々なことで悩むことが多かった時期に、ふと3,4年前に経験したこのワークショップを思い出しました。
そういえばあのワークショップって大人対象でもできそうだったよな…

次の日、東急ハンズにマッキーと模造紙を買いに行き、家の壁に貼り、夫に事情を説明。その週平日の夜何日間に分けて、それぞれを対象にプチPATHワークショップを行いました。夫の話をする時は私が進行役、逆の時は夫が進行役という具合です。
夫からどんな風にありたいか、具体的に何ができるか、現状について、サポートしてくれる人といった質問を受け、うーんと考えながら答えていく。

この過程を通して非常に自分の中が整理され、人生が一歩進む感覚がありました。あまりこういった形でそれぞれの将来について話すこともないので、それもまた面白かったです。3-4時間に渡ってありたい姿・やりたいことについて話していくので、ここが彼にとって大切なポイントなんだな、といったこともなんとなく浮かび上がってきます。
彼自身も感情的な部分も含め整理されたのがとても良かった、との感想でした。

私自身は今回のPATHで決めたはじめの一歩の中で、
・コーチングの勉強を始める
・noteで記事を書く
・TOEIC申込
といったことを宣言していました。
この時点では、コーチングの存在を知って興味を持った段階、noteはアカウントも持っていない、TOEICは3年前に受けたまま、という状態でした。

PATHでこれを決めて1ヶ月後には、
・コーチングスクールに通い始める
・noteに記事を1個書く
・TOEICは申込完了

という状態になりました。

今まで何か勉強しようと思いつつ後回しになってしまったり、ということもあったのですが、今回うまく物事を進められたのは、下記の理由によると考えています。

1.  今後自分がありたい姿について、きちんと思い・考えを整理できている

2.  そのありたい姿につながるための行動だから、モチベーションが上がる

3.  夫に宣言してしまったので、やらざるを得ない

何か成長するための行動を決める際に、先に”ありたい姿を描くこと”が本当に大切で、それにつながる小目標であり行動であれば、動きやすいんだな、ということも実感しました。人に言うとサボりづらいというのもありますよね…

そんなこんなでコーチングを勉強し始めて気づいたのが、このワークショップは、未来・ありたい姿についてしっかり話した上で、リソースを見つめ直し、行動に繋げる、というフレームワークがほぼコーチングと同じであるということです。
もともと私には、コーチング的な関わりのパワーを実感する原体験があったのですね。

このように”ありたい姿を最初に描く”アプローチはバックキャスティング思考といい、コーチングという手法の大きな特徴の一つです。

新規ドキュメント 2020-04-12 00.38.47_1-3

コーチングを勉強・実践すればするほど、このバックキャスティング思考の重要性を実感しています。ありたい姿をイメージ出来ていることこそ、理想の未来へ近づく第一歩なのですね。

今回は、コーチング的アプローチのワークショップのご紹介、またそれを自分自身でやってみた体験について書きました。自分でも気付かないところで、色々な経験が繋がってくるのが面白いな、と思います。

現在コーチングのスキルを身にするべく、練習をしています。
もしお付き合いいただける方がいらっしゃいましたら、コメントいただけたら嬉しいです。




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