情報の乗った、重たいパンチ
小説に限らず、作品を見ている時に、目が滑るという経験をしたことはないだろうか? 目が滑るというと抽象的に過ぎるかもしれない。つまりは、作品を楽しんでみていたのに、あるシーンに入った途端、スマホの通知が気になったり、外の物音が耳に入ったりなど、作品への没入感が失われることを、ぼくは言いたい。
昨日ホラー作品について語ったのだけれど、その時、見ていた作品に「23:59」という中国のホラー映画があった。内容はとある島にある軍学校で、島の亡霊に新兵たちが取り憑かれる、という言っ