カエル博士

新米研究者(ポスドク): がけっぷちだけど楽しく生きてる研究者のリアルな姿を書いていき…

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新米研究者(ポスドク): がけっぷちだけど楽しく生きてる研究者のリアルな姿を書いていきたい

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    地Qチームの進捗をお届けします。

最近の記事

スポーツ選手の挑戦に「そんなの無理」というひとびとへの助言

先日、バスケットボール日本代表の富永 啓生選手がNBAに入れるかという話がtwitter(X)で話題になっていました。 内容としては身長が188cmしかない富永選手にとって、平均身長約2mのNBA入りは至難の関門なわけですが、それが可能なのかどうなのかということです。 富永選手はもともとNBA志望であり、日本の高校からアメリカの大学に進学してでプレーしていますし、2023年のドラフトにもエントリーしました(最終的には取り下げましたが)。 なので、彼がドラフトにおいて指名される

    • トノサマガエルのメスはセクハラを防ぐために鳴く

      個人的に新しい試みとして自分の書いた論文の一般向け解説をnoteで書いてみようと思います。(表現に多少過不足あるのはご容赦ください) 論文の本文はこちら さてこの論文の内容を簡単に言うとトノサマガエルのメスの鳴き声の意味を調べたという論文なのですが、おもしろポイントは以下の3つです。 カエルのメスが意味を持って鳴いている メスが鳴き声によってオスを追い払う それが見つかったのがトノサマガエルという超有名カエル 以下それぞれ詳しく解説していきます。 1.カエルのメ

      • 緊張に打ち勝つための最もシンプルな方法

        緊張って難しいですよね。 普段ならできることが、大事な本番でできなくなってしまう。 時間制限で焦ってしまって、実力の半分も出せずに悔しい思いをする。 リベンジとがんばるが、やっぱり緊張してしまって前回の二の舞。 どうしようもなくて絶望する。 僕自身もそんな緊張に負けまくったひとりです。 もともとめちゃ緊張するタイプの人間で、大勢の前で話すのとかすっごく緊張していました。 初対面の人の家を訪問するときはインターホンを鳴らす前にめっちゃ頭でシミュレーションするせいで、扉の前でう

        • オールスターが阪神の選手ばっかりだったのは阪神ファンのせいかどうかを分析してみた

          2023年のオールスターも楽しく見れました。 パリーグファン(オリックス)の僕としては2戦とも勝ったしみんな地味にそこそこ活躍してたのでほっこり楽しめました。 さて、今年のオールスターファン投票で物議をかもしたのが、阪神の選手ばっかりだったこと。ファン投票では秋山以外全員が阪神の選手となりました。 そしてここで数多く話題に上がっていたのが「これは阪神ファンのせい」というものです。twitterで「阪神ファン ファン投票」と検索すればとんでもない数の批判ツイートが出てきます

        スポーツ選手の挑戦に「そんなの無理」というひとびとへの助言

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        記事

          人生の転機を迎えていました

          ご無沙汰してます。カエル博士です。 ここのところ投稿が途絶えてたのですが、理由はズバリ子育てです。 3月に待望の第1子が生まれまして、その世話だなんだでてんやわんやしてました。 現在生後約4か月。めちゃめちゃかわいいです。 子育て関連の話とかは書きたいことが山のようにありますし、出さなきゃいけなかった論文がようやく出たこともあり、精神的にもちょっと落ち着いたので研究者としての発信活動にも本腰を入れていこうかなと思っています。 noteでは日記的なリアルであったり、発信し

          人生の転機を迎えていました

          ポスドクは学生に何を見せることができるのか

          僕自身がポスドクとして今の研究室にお世話になるようになって、そこの学生に対するポスドクの果たす意味・役割について考えることが増えた。 ポスドクとして学生にいい影響をもたらせられているのかなということだ。 何でこんなことを考えるのかと思えば、僕自身が大学院の学生の時に実はポスドクがいなかったことが原因だ。 当時、研究の相談がしやすい先輩がいたらなぁと思うことも多く、そんな頼れる存在こそポスドクの価値だと考えていた。 しかし、これまで生態学にとりくんできた僕にとって、機械

          ポスドクは学生に何を見せることができるのか

          研究者の結婚事情

          僕自身おとなになって気づいたのは、思ったよりも周囲は結婚していくということだ。地元の友人は特に結婚が早かった。というより研究者が遅いんじゃないだろうか。 年齢が33歳になった自分が研究者の同僚と話をしていて、最近結婚の話もどんどん増えているが、そこで思うのは世間と研究者の結婚におけるギャップだ。ちょうどよい機会なので研究者の結婚事情について、研究者目線でまとめてみようと思う。 当然だがこの記事に書いてあることは僕個人の観測範囲内での個人的な感想であり統計データなどではない。特

          研究者の結婚事情

          あたらしい世界への挑戦

          前の職場を3月で実質雇止めにあい、5月から職場が変わることになった。 あたらしい職場で2週間が過ぎてようやく落ち着いてきたので、ここで自分の現在地について書こうと思う。 あたらしい職場は名古屋大学の情報学研究科にある。 ここでdeep learningを用いて動物の行動を解析する研究をする予定である。 僕自身はもともと、フィールドを歩いてカエルを捕まえて研究するという超アナログな世界にいた人間だ。 前の職場でデータサイエンスを学ぶとなった時も分野がだいぶ変わったなぁと思っ

          あたらしい世界への挑戦

          おわりとはじまり

          この2年ほど、僕は京都大学と日本財団共同事業であるreconnectというプロジェクトの雇われ研究員をしていた。 このnoteもその仕事の一環で始めたわけだが、こういった文章を書くことはもともと好きだったので楽しみながら自由にのびのび活動してきた。(いろいろ制約はあったが) 忙しさやもろもろのいろんな事情で最近はご無沙汰になってしまったが、とてもやりがいのある仕事のひとつだった。 それぞれの記事を読んでくれた方々、フォローしてくれた方々、いいねしてくれた方々には本当に感謝した

          おわりとはじまり

          カエル博士のなんでもない日常 こだわり

          カエルの研究で学位をとった駆け出し研究者である僕が、好きな研究だけを続けられるほど甘くない厳しい研究の世界で必死に生きていく日常を記録するための日記です。研究者がどんなことを感じて日々生きているかをありのままに書いていこうと思います。 研究者はこだわりが強いと思う。 今のプロジェクトにはいろんな分野の研究者が集まっていろんな企画をしているわけだが、一つの企画を進めるにもお互いの意見が衝突することもある。それぞれやっぱり自分の考え方やこだわりというのがあって、衝突することは

          カエル博士のなんでもない日常 こだわり

          カエル博士のなんでもない日々

          カエルの研究で学位をとった駆け出し研究者である僕が、好きな研究だけを続けられるほど甘くない厳しい研究の世界で必死に生きていく日常を記録するための日記です。研究者がどんなことを感じて日々生きているかをありのままに書いていこうと思います。 学位をとったのはカエルの研究だけども今やってる研究は環境DNAのビッグデータ解析。研究テーマも大きく変わったのだが、研究生活も一変してしまった。ふとした時に寂しいなぁと思う(まさに今これを書いているときにそう思ったので書き出したという) 僕

          カエル博士のなんでもない日々

          研究者の私がインプットで気をつける「あえてインプットしない」方法

          森・里・海のつながりを総合的に研究する「RE:CONNECT(リコネクト)」。日本財団と京都大学が共同で行うプロジェクトです。本プロジェクトのクリエイティブ部門を担当するコンサルティングファーム、Nue incからお題をいただき、研究者が記事を執筆する企画がはじまりました。第3弾では、RE:CONNECTの研究者がインプットで気をつけるポイントについて語ります。研究や勉強の参考になれば幸いです。 今月のお題はインプットということだが、研究者にとってインプットは必須スキルとな

          研究者の私がインプットで気をつける「あえてインプットしない」方法

          研究者の私がもし小学生(中学生)なら、この夏やりたい自由研究「水族館で魚の観察」 RE:CONNECT×Nue inc note企画第2弾

          森・里・海のつながりを総合的に研究する「RE:CONNECT(リコネクト)」。日本財団と京都大学が共同で行うプロジェクトです。本プロジェクトのクリエイティブ部門を担当するコンサルティングファーム、Nue incからお題をいただき、研究者が記事を執筆する企画がはじまりました。第2弾は「研究者の私がもし小学生(中学生)なら、この夏やりたい自由研究」。小学生(中学生)のこころで考えてみました。 RE:CONNECT公式サイト→https://reconnect.kyoto-u.ac

          研究者の私がもし小学生(中学生)なら、この夏やりたい自由研究「水族館で魚の観察」 RE:CONNECT×Nue inc note企画第2弾

          7年住んだ家からの引っ越し

          今月頭からなんだかんだ慌ただしく作業していた引っ越しが今日ようやく一区切りを迎えた。 大学入学と共に京都での一人暮らしを始め、修士の終わりまで住んだのが初めての下宿。そして博士課程への進学とともに住み始めたのがこの度ひっこした家である。そこからもう7年も経ったのかという時間の流れを思うと、人生あっという間だなという気持ちにもなる。 この7年間、博士課程での研究生活に苦労して、博士論文の執筆に苦労して、その後の仕事探しにも苦労して。なんだかんだ大変だったけど、それでも無事に

          7年住んだ家からの引っ越し

          私が研究者になったキッカケのマインドセット RE:CONNECT×Nue inc note企画第1弾

          森・里・海のつながりを総合的に研究する「RE:CONNECT(リコネクト)」。日本財団と京都大学が共同で行うプロジェクトです。本プロジェクトのクリエイティブ部門を担当するコンサルティングファーム、Nue incからお題をいただき、研究者が記事を執筆する企画がはじまりました。第1弾は、「私が研究者になったキッカケ」というお題で、RE:CONNECT所属の研究者が自由に語ります。 ということで僕の研究者になったきっかけというかターニングポイントについて書いていこうと思う。僕は現

          私が研究者になったキッカケのマインドセット RE:CONNECT×Nue inc note企画第1弾

          復活ののろし

          このnoteを始めた一番の理由は、自分が雇用されている京都大学のRe:connectというプロジェクトが「劇場型研究」として研究者が今行っている研究をどんどん紹介していく活動を前面に押し出してファンを獲得していこうという方針を打ち出していたからであった。 Re:connect自体がシチズンサイエンスを標榜していたこともあり、プロジェクト自体のファンを獲得するために、研究者個人もブランディングしていくことが重要だという理念である。 自分も研究者のアウトリーチ活動(情報を一般

          復活ののろし