運動とガン発症の関係性とは?リスクを下げるメカニズム
みなさんこんにちは!
本日は、運動を行うことでガンの発症リスクを下げる効果についてご紹介致します。
生活習慣病予防や、健康に運動がいいことはこれまでも記事にまとめましたが、ガン発症のメカニズムについてお話しいたします。
1.運動を行うことはガン予防?
健康のために普段から、運動は行っていますか?
運動を行うことでガンのリスクを低下させると厚生労働省でも報告されております。
上記のように、運動を行うことで身体の状態を良い方向へ持って行くことでがん発症のリスクを減らすことができます。
世界がん研究基金や日本人を対象にした実験によると、運動でリスクが下がるがんの項目は
結腸がん リスク低下は確実
閉経後の乳がん リスク低下大
子宮体がん リスク低下大
肺がん・肝臓がん・膵臓がん リスク低下を示す
との研究結果が出ております。
また、運動量(身体活動量)の多い人ほどがんを発症するリスク低くなる傾向があるようです。
2.運動不足ががんリスクを上げる
運動を行う方は、消化管がしっかり機能してくれますが、運動を行わない方ほど機能が低下していきます。
そうなると、便通が悪くなり、便に含まれる発がん物質が結腸内に滞在する期間が長くなってしまいます。このため、がんになるリスクが高まるのです。
腹筋トレーニングも有効です。腹筋を行うことでお腹を動かすので腸も一緒に動かすことができます。
また、インスリン抵抗性も大きく関わってきます。インスリンとは、我々が食べ物を摂取した際に、上がった血糖値を下げてくれる効果があります。
インスリンの効果は、筋肉などの細胞の入り口を開け、血液中にある糖を細胞に入れるという働きがあります。
しかし、肥満が原因で内臓脂肪が増加することで、インスリンの入り口を開ける働きを抑制してしまうのです。
そうすると血糖値が下がらないので、さらにインスリンが分泌されます。インスリンには、細胞を増殖させる効果、細胞の死滅を防ぐ効果があるので結腸にがん細胞があった場合は、インスリンによってがん細胞が増殖してしまいます。
こうしてがんのリスクが高まってしまうのです。
3.糖尿病とがんリスクの関係性
先ほど筋肉に糖を取り込むことで血糖値を下げるとお話ししましたが、筋肉量が少ないと取り込める糖の量も減るので血糖値が高い状態になります。
筋肉量が少ないことで糖尿病のリスクも上がりますが、がんのリスクも上昇する恐れがあります。
糖尿病の方は結腸がんや乳がん、膀胱がんなどのリスクが1.2倍ほど高くなり、肝臓がん、すい臓がん、子宮体がんは2倍ほど高くなることが明らかになっています。
4.まとめ
運動や筋力トレーニングを行うことは、身体の見た目を変えるだけではなく健康という面で非常に重要です。
本日お話しした「ガン予防」に筋トレや運動を始めてみてはいかがでしょうか?
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