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リレーコラム#3 「親も子も幸せになるためにはどうしたらいいの?」

こんにちは。札幌駅前通まちづくり会社の今村です。
現在は会社員と美術家として活動しており、子どもができてからは特に、仕事の予定、制作の予定、家事の予定、夫の予定、子の予定、(保育園が休みの日に預かってもらうための)親の予定など、まるでパズルをするようにいつもカレンダーとにらめっこしています。タスクが多いため、優先順位がぐちゃぐちゃになったり、自分のことがおざなりになって、よくテンパっています。

子どもと自分を考える時によく思い出すことは、子どもがお腹の中に宿った時の感覚です。「お腹の中は空洞で、私は子どもを包んでいるだけの外側」と体感して、子どもは「他者」と強く意識しました(そもそも宿るって言葉自体、中と外はバラバラのものですね)。では近くて遠い「他者」の幸せにどう関わって、どう責任を持てばいいのでしょうか。

その答えになるかはわかりませんが、結局は親が幸せでなければ、子どもは幸せになれないのではと思うのです。単純な話、わたしが忙しくてイライラすると子どもに心理的な負担や不安を与えてしまう。自分がいつも楽しく豊かな気持ちでいられるため、目標に向かって頑張って楽しむために、お互いを尊重して協力することが大切なんだろうな、と当たりのことを考えています。今では家族や会社に不満や困っていることをなるべく聞いてもらうことができており、さらに月に数回自分だけになる時間を作ってもらっています。

子どもも5歳になり、自分の意思やこだわりがはっきりしてきました。文句も言わずベビーカーに乗ってくれることをいいことに0歳から仕事場や国内外、至るところに連れ回していた時代が懐かしく尊く感じたりもしますが、話ができる今は魅力的でたくさんのことに気づかせてくれます。一人の人間として主張も強まる子どもとどう向き合うか、(社会的にも)自己犠牲を求められがちな親の幸せをどう守っていくか。ぜひみなさんに聞いてみたいです。

札幌駅前通まちづくり株式会社/美術家 今村育子
家族構成:夫、子(年長)
写真:南阿沙美
https://www.imamuraikuko.com

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