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「双極性障害との付きあい方」は「リニューアル自分をつくること」
おはようございます。
早いもので1月ももう6日となりました。
あっという間に正月は過ぎていきます。
いきなり余談ですが、僕はお酒を注いだり、マイクを持って喋ったりするのが本当に苦手になりました。
それは何故かというと「ぶるぶると手が震えてしまうから」です。
僕は長らくそれは「緊張」からくるものだと思っていました。
しかし、どうやらそれは「緊張」だけではなく、リーマスという薬(気分安定薬)の副作用があるようです。(かれこれもうこの薬は11年ほど服用しています)
仕事をしている時は、立場上、レポート発表やスピーチをする機会が多かったのですが、毎回人前に出ると必ず手が震えていました。
また、後輩の結婚式にも度々招かれ、スピーチをする機会が何度もありましたが、その度に必ず手が震えていました。
いつも手が震えることに意識が取られてしまい、事前から憂うつで、終わった後もスピーチが失敗した気分になり、毎回落ち込みました。(実際震えが気になりすぎて、スピーチの内容が飛んで頭が真っ白になってしまったことがあります。あれはきつかったです。本当にきつすぎました)
「(双極性障害になる)以前は、こんなことはなかったのに…」と、何度も何度もつらくて悔しい思いをしました。
ひどい時は人前で字も書けなくなります。
お正月やおめでたい席などで、お酒を注いだりするのも本当に苦手です。
メンタルコンディションが悪い時は、特にこの「震え」はひどくなります。
何度も恥ずかしい思いをしていますが、何ともなりません。
もうすぐ社会に戻る僕にとって「ぶるぶる震えること」は具体的な悩みのひとつです。
どなたか良い方法があれば、教えてください!お願いします!笑
と、いきなり話が逸れましたが、僕は今黙々と、淡々と「リニューアルされた自分づくり」に努めています。
「リニューアルされた自分とは何か?」ということですが「リニューアルされた自分」とは「元通りに戻ろうとしない自分になる」ということです。
こんなことを自分で言うのも何ですが、病気(双極性障害)を再発する前の僕は「無理してでも仕事をこなそうとする完璧主義の結果、心身ともに疲労が増し、生活リズムを崩してしまい、体調を悪化させる」という典型的なパターンに陥ってしまいました。
ただ僕が言いたいのは「責任感が強い」「仕事熱心」というのがダメだと言いたいのではありません。
「責任感が強すぎる」「熱心過ぎる」などの「しすぎる」のが問題だということです。
「治そう。治そう」と意識して「病気になる前の状態に戻る」というのは、結局病気になりやすい「しすぎる自分」「敏感な傾向にある自分」に戻るということになります。
年末に、ある方からあるメッセージを頂き「それではよくないな」ということに改めて気づかされました。
僕は2010年1月から精神科に通い、双極性障害の治療を受けています。
しかし、精神科の治療を受けても「しすぎる自分」「敏感な傾向にある自分」が変わりきることはできませんでした。(2012年に長期休職から復職する際に、半年間「リワーク支援」に通って、一度変わることができたように思いましたが、仕事に没頭しているうちにいつの間にか元の自分に戻っていました)
この1年間、とてつもなく長い間僕は仕事を休んで眠れるようになり、本も読めるようになり、走れるようにもなりました。
ただ気をつけなければならないのは、今は症状がおさまっているだけで、病気が治ったわけではないということです。
それは常に「元に戻りかけている状態」で、再び発症する危険性は持ったままだということです。(このことについては今回の再発でつくづく実感しました。7年間も寛解していたのに、再発するとは全く思っていませんでした)
だから僕は、今回こそ本気で「何事もし過ぎない自分。いろいろな刺激を受けても症状を出しにくい自分」をつくりたいと思っています。
まさにそれこそが「リニューアルされた自分」になることなのです。
1年間かけて僕はようやく「元に戻る」という考え方を捨てることができました。
これからは、自分の病気と付き合いながらも「症状が出にくい自分」「リニューアルされた自分」になることを目指します。
「無病息災」ではなく「一病息災」
「程々のよい加減で生きる」
そんな人生にしていきたいと思います。
それではまた明日。。。
失礼します。。。
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