元証券マン まっちゃん先生(渡良瀬あしかが投資研究会)

2級FP技能士、証券外務員一種、元証券マン、元FXトレーダー 国際金融市場や外国為替相…

元証券マン まっちゃん先生(渡良瀬あしかが投資研究会)

2級FP技能士、証券外務員一種、元証券マン、元FXトレーダー 国際金融市場や外国為替相場、投資理論を活かすべく、証券投資やデリバティブの世界へ! 1級FP試験や証券アナリスト試験に向けて日々勉強! 月に一度 投資勉強会を開いています。

最近の記事

相場振り返り(4.15〜4.19)

為替と半導体株に翻弄される相場となった。 まず為替から… 🇺🇸小売売上高が市場予想を上回った。 米国景気の堅調さと利下げ後ずれ観から 為替はドル円154円台を突破。 34年ぶりに円安が一段と加速した‼️ 為替介入はいつなのか?と市場の関心が高まった。 ワシントンで開催されたG7財務大臣・中央銀行総裁会議に合わせて日米韓財務相会談が開催された。 日本の円安、韓国のウォン安を問題視するなか為替のコミットメントを確認したとして共同声明が発せられた。 口先協調介入をちらつかせた。

    • 相場振り返り(4.8〜4.12)

      今週は為替でドル円が堅調となった。 🇺🇸消費者物価指数 前年比+3.5%と予想を上回った。 市場は米利下げ時期が更に後ずれするとの観測から 長期金利が上昇。米国株を押し下げた。 為替相場はドル買いが優勢、消費者物価指数の発表直後から152円、153円突破と34年ぶりの円安水準をつけた。 . 来月の🇺🇸消費者物価指数も高止まりするだろう。 米国内の住居費が高騰していることと中東情勢緊迫化による原油相場の上昇で米利下げ時期が後ずれするのは明らかだ。 為替相場は1ドル155〜16

      • BSテレ東 マネーのまなび 2024.4.8放送分 取材に応じる‼️

        先月の話 東京銀座の投資家バーSTOCK PICKERS 帰り際、テレ東&日経新聞の取材班が来店されました。 なんと!その記者が 日経新聞の田村正之編集委員でした。 お名前は存じ上げていたので名刺交換させていただきました。 BSテレ東【マネーのまなび】の取材ということで 帰り際ではありましたが、取材を応じました。 BSテレ東【マネーのまなび】 2024年4月8日の放送分で、田村編集委員との対談の様子が放映され、僭越ながらテレビデビューさせていただきました。 田村編集委員

        • 鹿児島講演‼️

          2024.3.31 リナシティかのや(鹿児島県 鹿屋市) . 鹿児島県鹿屋市 An.ne チーズケーキ工房 様からのご依頼で 【インフレに勝ち抜く資産形成〜新NISAの活用〜】と題しまして、講師を務めさせていただきました。 . 今回の講演はX(旧ツイッター)での共通の知り合いから相談を受けて話を伺ったところ、鹿児島県の金融リテラシーを向上させるきっかけになればという共通認識が生まれて講演を企画しようということで実現しました。 SNSのチカラって改めて凄いですね。 改めて思いま

          熊本県菊陽町 TSMC熊本工場周辺を視察‼️

          2024.3.30〜3.31 九州経済調査🧪 熊本県菊陽町 🇹🇼TSMC傘下JASM熊本工場および周辺地域を視察しました。 原水駅を降りてみると 第一印象 こんなところに本当に工場があるのか?という 阿蘇山麓の田舎町という感じでした。 公共交通機関や道路などインフラ整備もあまり進んでいなさそう。昼間はバスやタクシーが走っておらず人手不足の問題も深刻なようです。 散策してみて… TSMC特需で地域経済は本当に良くなっているのか? 疑問符がついてしまいました。 ただ投資マ

          マイナス金利解除 そのあと為替は?

          この時期によく言われる相場格言がある。 【彼岸底】だ。 2月の節分以降は株価は天井に向かい、お彼岸に近づくにつれて株価は底をつくという相場の経験則(アノマリー)を格言としたものだ。 今年はこれがあてはまらない。 今月19日、日本銀行が金融政策決定会合でマイナス金利を解除して政策金利を0〜0.1%に利上げした。また長期国債買い入れ継続を除き、その他大規模緩和措置を終了した。金融市場では安心感から株高・円安。日経平均株価は4万円台回復。ドル円は150円台を突破。 20日(日本時

          今週の相場振り返り(12.18〜12.22)

          今日はクリスマスイブ🎄ですね‼️ みなさんはどうお過ごしでしょうか。 僕は特に予定がなくて… 普段通りです。 ❶日本株 ▪️日経平均株価¥33169.05 +28.05 ▪️TOPIX 2336.43 +10.45 ▪️シカゴ日経平均先物 33270(大阪終比 +20) ▪️日本10年債 0.620% . 月曜日から火曜日にかけて、日銀金融政策決定会合が開催され、結果は現状維持となり市場が注目していたマイナス金利解除は見送られました。 金融緩和の継続がなされたことが好材料

          今週の相場振り返り(12.11〜12.15)

          ❶日本株 ▪️日経平均株価¥32970.55 +284.30 ▪️TOPIX 2332.28 +10.93 ▪️シカゴ日経平均先物 32630(大阪終比 -260) ▪️日本10年債 0.700% 日本株は法人企業統計や日銀短観の結果が良かったこと、米国株の高値更新や金利の下落で日経平均が3万3000円を超える局面もありましたが、為替が円高ドル安に推移したことから力強さに欠け3万2600〜3000円近辺での値動きにとどまりました。 金利の下落で内需成長株や半導体株が強かった

          今週の相場振り返り(12.4〜12.8)

          クリスマスシーズン🎄になってきましたね‼️ 先日、六本木ヒルズのけやき坂通りを散策してきたんですが、インスタ女子やTikTok女子が写真を撮ったり、動画を撮ったりしていました。 ❶日本株 ▪️日経平均株価 ¥32307.86 -550.45 ▪️TOPIX 2324.47 -35.44 ▪️シカゴ日経平均先物 32520(大阪終比 +320) ▪️日本10年債 0.770% 今週の日本株は荒い動きとなりました。 日経平均ベースで下がって上がって下がっての繰り返しでした。6

          新NISA開始まであと1ヶ月 (1)制度概要と導入背景

          新NISA制度まであと1ヶ月‼️ みなさん準備のほうは出来ていますか?? 今年は【資産所得倍増プラン元年】ということで金融市場の改革や税制改正などが行われました。 いよいよ来年1月から新NISA制度が始まります。 新NISA制度について本や新聞、雑誌、YouTube等で多く解説されています。 私自身ファイナンシャルプランナーとして活動しているなかで新NISA対策のマネープランや投資アドバイスをしてほしい!という声を多くいただき、証券会社を辞めた後も関東中心に駆け回っていま

          新NISA開始まであと1ヶ月 (1)制度概要と導入背景

          今週の相場振り返り(11.27〜12.1)

          12月になりました。 新NISA制度スタート1ヶ月前となりました。 みなさん新NISAの準備できていますか?? 先月29日 麻布台ヒルズに現地視察してきました。 森JPタワー33階スカイロビーに上がったんですが、東京タワーがさっぱり見えてしまうというね。 これ夜に行ったら最高だな‼️と思いました😄 ❶日本株 ▪️日経平均株価¥33431.51 -55.38 ▪️TOPIX 2382.52 +7.59 ▪️シカゴ日経平均先物 33470(大阪終比 +50) ▪️日本10年債

          半導体製造装置メーカーの内側から見た半導体業界

          今月10日土曜日 東京・銀座の投資家バーSTOCK PICKERS様にて 半導体製造装置大手KOKUSAI ERECTRICの方とともに講演して来ました。 米国トランプ政権下で米中貿易摩擦が激化して以降 半導体技術が国家間での安全保障政策になるぐらいの分野になっていて、金融市場でも半導体セクターが注目されています。 我が国日本はバブル崩壊で半導体事業に投資する余裕がない状況となり、その隙に韓国サムスン電子や台湾TSMCに技術が先行されて遅れを取ってしまいました。 今年202

          半導体製造装置メーカーの内側から見た半導体業界

          海運3社、商社5社中間決算出揃う。

          今月6日、日経平均株価の終値は、先週末比758円59銭値上がりし、今年最大の上げ幅を記録しました。約1か月ぶりの高値水準でした。先週末の米雇用統計が市場予想を下回り米長期金利が下落。金利下落を好感して先週末の米国株が続伸したことが要因となりました。日本も米国も決算発表のさなかですが、同じ日に海運大手3社と商社大手5社の中間決算が出揃いました。 まず海運大手から見ていきたいと思います。 海運大手3社は3社とも今期最終利益は減益予想の見通しを示しました。 商船三井:今期純利益

          今週の相場振り返り(10.30〜11.3)

          ❶日本株 ▪️日経平均株価¥31949.89 +348.24 ▪️TOPIX 2322.39 +11.71 ▪️シカゴ日経平均先物 32735(大阪終比 +855) ▪️日本10年債 0.920% 日本株は上昇しました。 金曜日は祝日でしたが海外市場の動きからシカゴ日経平均先物は3万2700円台と急騰しました。 米国市場に引っ張られてはいますが、日銀会合の結果や円安の進行、日本企業の業績拡大期待が強くなっていることが日本株を押し上げた要因だったと思います。 今週も決算発表

          YCC再修正・日銀会合のポイント

          日銀金融政策決定会合 今回は大規模金融緩和は継続しつつ、長短金利操作(イールドカーブコントロール)の運用を更に柔軟化させるということで、長期金利の上限【±0.5%上限として1%まで容認】から【1%をめどに1%超を容認】に再修正。長期金利操作を事実上形骸化させました。 マイナス金利は維持。 資産買い入れ額年間12兆円は維持。 同時に発表された展望リポートでは物価見通しが上方修正されました。 2023年度⇨+2.8% 2024年度⇨+2.8% 2025年度⇨+1.7% . 日

          好調な小売業界‼️

          先週は2月期企業(小売業が大半)の決算発表が相次ぎました。 全体的には好調でして、業績予想を上方修正する企業が多かったなという印象を受けました。 直近の経済指標では9月景気ウォッチャー調査(9月街角景気)が49.9と2ヶ月連続低下となり、物価高により消費を控える消費者が多い中で、各々企業の経営努力によってだと思います。 小売業界は今追い風が来ています‼️ 理由としては、これらの要因があると考えています。 🔶人流の回復 🔶インバウンド消費(円安、5類移行) 🔶資産効果(株