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今週の相場振り返り(4.22〜4.26)

今週は日米決算発表が本格化、そして先週に引き続き為替相場が焦点となった。

🔴まず始めに…
🇯🇵日本企業の決算発表から。
3月期企業の本決算ということで前期本決算内容と今期業績及び配当見通しに注目が集まった。
とりわけEV開発や半導体に関わる決算発表が市場の関心を高めた。

ニデック 決算📕
🔶前期本決算 増収増益
⇨純利益2.8倍増益 1253億円。
🔶今期業績見通し
⇨純利益32%増益1650億円と予想。
⇨3期ぶり過去最高益更新か?
⇨四季報予想1700億円は下回った。
🔶今期配当見通し
⇨1株80円と前期比5円増配と予想。

ディスコ 決算📕
🔶前期本決算 増収増益
🔶今期業績見通し
⇨4-6月期 売上高39.5%増収 純利益 49%増益
⇨通期業績予想は非開示
🔶今期配当見通し⇨非開示

信越化学工業 決算📕
🔶前期本決算 減収減益
⇨純利益26.6%減益 5201億円で着地。
🔶今期業績見通し
⇨4-6月期 純利益21.9%減益1200億円
⇨通期予想は未公表
🔶今期配当見通し⇨未公表
🔶三益半導体工業に株式公開買い付け実施

ニデックやディスコ、アドバンテストは今期業績見通しを増収増益としたが、信越化学工業やソシオネクストは今期減収減益となった。
来週発表のレーザーテック、来月発表のSCREENホールディングス、東京エレクトロンなどが残っている。

証券業界の決算は新NISA効果や金融市場の上昇を背景に前期本決算が好調となった。

野村ホールディングス 決算📕
🔶前期本決算は増収増益
⇨経常利益83%増益2738億円、純利益79%増益1658億円
🔶前期 第4四半期ベース
⇨経常利益4.1倍増益920億円、純利益7.7倍増益567億円
🔶前期配当 1株23円 前期比6円増配
🔶今期業績見通し⇨未公表
🔶今期配当見通し⇨未公表 #野村HD #決算

その他マネックスGや大和証券G、松井、極東、岡三証G、丸三証、水戸証も決算が大幅増益となった。

🇺🇸米国企業の決算発表をみていこう。
テスラ 1-3月期決算
🔶売上高 減収🔶純利益 減益
⇨4年ぶり減収となった。
低価格の次世代EV車の発売を2025年後半に早めるとして、発表後に株価は時間外で上昇した‼️

メタプラットフォームズ 1-3月期決算
🔶売上高 増収🔶純利益 2倍以上の増益 🔶1株利益は市場予想を上回った。
決算内容は良かったものの4-6月期売上高見通しが市場予想を下回ったことで時間外で株価が下落した。

マイクロソフト 1-3月期決算
🔶売上高増収🔶純利益増益
1株利益は市場予想を大幅に上回った。クラウド売上高が31%増収‼️
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アルファベット1-3月期決算
🔶売上高増収🔶純利益増益
1株利益は市場予想を大幅に上回った。
クラウド、広告ともに増収、創業以来初めて配当を1株20セントで実施するとした。

足元でマグニフィセント・セブンの値戻しが進んでいる。その他米国企業決算が好調との見方から米国株の地合いが良好となっている。
来週はアップル、そしてFOMC、雇用統計など最重要イベントが発表予定でゴールデンウィークながら気が抜けない。

🔴次は為替だ。
為替はこの1週間でドル円は4円ほど動いた。
ドル高円安がミルミル進んでいく。
今週は日銀金融政策決定会合の結果を見極める動きとなり、事前の観測で追加の利上げはないとして、国債買い入れ額の見直しなどをしてくるではないか、という見方があった。

結果
✅追加利上げ見送り‼️
✅国債買い入れ額⇨減額はなく現状維持‼️
✅2024年度+2.8%に上方修正‼️
✅2025年度 +1.9%に上方修正‼️
✅2026年度物価見通し 中央値+1.9%
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発表直後、金融緩和的な環境が継続するとして東京外為市場で円安が一段と加速。植田総裁の記者会見でも円安を容認すると捉えられる発言が見受けられ、ドル円は156円、157円、158円を突破するという34年ぶり【超円安】となった。

個人的見解を申し上げると
仮に利上げをすれば【円安阻止のための利上げ】と市場から捉えられる可能性があり、これまでの【物価と賃金の好循環のための利上げ】というロジックが崩れてしまう。日銀はこれを警戒して、円安が加速しているからといって動くわけではないと現状維持を決定した。私はそう考えている‼️

来週は🇺🇸FOMCが控えている。
利下げも、利上げもないということで、結果どうこうよりはパウエルFRB議長が記者会見で何を語るのかが市場の関心事となっている。

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