推しを訪ねて11,000km、そして、アジアの頂点に輝いたフットサル日本代表〜後編〜
推しを訪ねて11,000km、そして、アジアの頂点に輝いたフットサル日本代表〜前編〜はこちら
こんにちは!
FIFA WORLD CUP QATAR 2022の観戦でカタールに行っていたら、すっかり後編の更新が遅くなってしまいました。。。
もし、後編を楽しみにしていてくださった方がいらっしゃったらごめんなさい!
推しを訪ねて11,000km、そして、アジアの頂点に輝いたフットサル日本代表〜前編〜では、9月〜10月にかけて行われたフットサルアジアカップの舞台・クウェートでの出来事をまとめてみました。
が、しかし、実はこの記事のタイトルにもあるようにクウェートへの渡航の前に約11,000km離れた推しのところを訪れていました。
11,000kmの彼方にいる私の推し
昨年の冬、私の推しはFリーグの所属チームから海外のクラブへ移籍をしてしまいました。
その場所は、、、情熱の国!スペイン!!
当初、アジアカップのスタートに合わせて渡航しようとしていましたが、その前に3連休があることに気付いた私はクウェートに行くついで(あくまでもついで。笑)にスペインのサラゴサにあるクラブに移籍した推しに会いに行ってきました!
中東に行こうと思っていたのにちょっと(スペインとクウェートは乗り継ぎ時間含めて約10時間…笑)行きすぎて、ヨーロッパまで行ってしまいました…。笑
その推しとは、私がフットサルをやり、Fリーグを観るきっかけになった元立川・府中アスレティックFC(現在のクラブ名は立川アスレティックFC)の内田隼太選手。(内田選手との出会いはフットサル歴1年の初心者Jサポが感じるFリーグの魅力をご覧ください)
内田選手は昨年の冬にスペイン1部(今シーズンは降格して2部)のBurela FSへ移籍し、この夏にスペイン2部のFull Energía Zaragoza(Colo Colo Zaragoza)に移籍しました。
9月にシーズンが開幕したばかりだったスペイン2部は、ちょうど私が行こうと思った日がリーグ戦第2節、ホーム開幕戦でした。
それまで開幕戦前のプレシーズンマッチでゴールを決め、開幕戦ではアウェイの地でもゴールを決めていた内田選手。
好調な推しの移籍後のホーム開幕戦が観れるなんて…!とアジアカップ初戦の現地観戦をお休み(笑)し、内田選手の試合を観に行きました。
スペインへは未だコロナウイルスの影響で直行便が運休しているため、経由便で行く必要があります。私はスペインの後にクウェートにそのまま飛んだため、今回は航空券を往路:東京(成田)ースペイン(バルセロナ)、復路:クウェートー東京(羽田)で手配、スペイン(マドリード)ークウェート間は別冊で手配しました。
航空券の手配の仕方は色々ありますが、渡航国や渡航時期などによっても変わってくるので、あくまでも今回のパターンではこの手配方がベストでした。
結果的に今回は成田ー(via チューリッヒ)ーバルセロナーマドリードー(via カタール)ークウェートー(via フランクフルト)ー羽田という乗継含め5カ国へ行くことに。
手配後に思ったのは翌月に開幕したワールドカップの下見か…!?ということ。笑 ふとした思いつきでワールドカップ前に開催国カタールにも乗り継ぎで降り立ち、対戦国のスペインとドイツにも行くことになりました。笑
人生3度目のスペイン🇪🇸
私にとってスペインは少し特別な国のひとつです。専門学生時代にヨーロッパで初めて行った国で、1ヶ月間ホームステイをしながら某旅行会社(前職)のバルセロナ支店で海外支店研修をしていました。
滞在中の1ヶ月間は昼間はお客様やクライアントへの資料作成などのデスクワークやお客様へお渡しする日程表やマップなどギブアウェイのセッティング、ツアーに同行するなどし、研修が終わるとバルセロナの街を歩きまわる毎日。
そして、週末になるとサッカーを観に行く(この時に私が観に行っていた試合の1つ、CLのバルセロナvsマンチェスター・シティの試合に当時の鹿島アントラーズユース選手たちも観戦に来ていたようで、内田選手も観にきていたとのこと…!びっくり…!笑)というとても充実した日々を過ごしました。そのおかげもあり、バルセロナはある程度土地勘があります。
2回目はコロナが流行する直前(渡航中にコロナが蔓延)に現鹿島アントラーズの安西幸輝選手の試合を観にポルトガルに行った時。
この時は研修時にお世話になった方を訪ねてマドリードに立ち寄りました。バルで飲んで、ワンダ・メトロポリターノとサンティアゴ・ベルナベウのスタジアムツアーに行くだけの1泊2日の旅です。笑
そして、3回目の今回。既にバルセロナもマドリードも一通り観光はしているため、今回はサラゴサがメインです。
飛行禁止のロシア上空
成田空港から飛行機に乗って、まずはスイス・チューリッヒ経由でバルセロナを目指します。
現在、ロシア上空を通ることが出来なくなっているため、ヨーロッパに行く際はロシア上空を通らない迂回ルートで飛行機は飛んでいます。今回は北極圏まで北上し、スイスを目指しました。ただ、これがめちゃくちゃ遠いんです...。
私が前職時代、お世話になっていたFlightrader24で見るとこんな感じ。北極圏を通るので画面からフェードアウトしてしまうくらい遠回りです。
FlightAwareの方が分かりやすかったのでこちらでも。目的地は左側にある黄色の文字、ZRH(チューリッヒ空港)です。
おい、ロシアいい加減にしろよ!と言いたくなるくらいの遠回り。。。
チューリッヒ空港まではSWISS航空で約14時間以上。ヨーロッパの国々には結構行っているのにも関わらず、なかなかにヨーロッパが遠く感じました。
初めてチューリッヒ空港に上陸です。
到着したターミナルから出発するターミナルまでは電車で移動します。
大きな空港内のターミナル間移動は必ずと言っていいほど電車移動があります。入国・出国審査を通過して搭乗口を確認せずにお土産を堪能しすぎると、後で電車に乗ることに気づき、乗り遅れの可能性があるので時間に余裕を持って搭乗口へ行くようにしましょうね!
チューリッヒ空港、想像以上に大きくて綺麗!
そして、チューリッヒから再び飛行機に乗ること約2時間、最初の目的地のバルセロナに到着です。
バルセロナ最大のお祭り
空港で夜を明かすことも考えましたが、お祭りが開催されているので街に行ってみると深夜3時頃にも関わらず大騒ぎ!!改めてスペインの陽気というか自由というか...そんな国民性を感じました。
が、はっきり言ってこの時間は流石に治安が悪く、酒・タバコ・女…じゃなくてハッパ(大麻)の匂いがそこらじゅうでします。俗に言う「パリピ」が大騒ぎしている状態でした。
めちゃくちゃ楽しそうでしたが、さすがに大きなスーツケースを抱えて約20時間の移動後に遊ぶ気力はありませんでした…。またお祭りの時にリベンジしたいです。笑
ところでみなさん、バルセロナ最大のお祭り・メルセ祭りは知っていますか?スペインのお祭りと言えばバレンシアのトマトを投げるお祭りトマティーナが日本人には有名ですよね!
このメルセ祭りも日本人の中でも知っている人は多く、有名なお祭りのひとつだと思いますが、このお祭りの1番の目玉は人間の塔です。
今年のメルセ祭りは9月23日〜26日まで4日間に渡って行われました。今回はたまたまお祭りの期間に被ったので半日バルセロナに滞在し、お祭りを体験することにしました。
バルセロナの街中はとても人が多く賑わっていて、至るところで音楽がかかっていたり、パレードを始めとした様々なイベントが行われていました。
久しぶりのバルセロナ。サグラダファミリアの進行具合も見たかったので、人間の塔の会場を早めに切り上げ(人がすごくて長時間いれなかった...)、サグラダファミリアへ。
一応、比較写真を。笑
こちらは初めてスペインに行った2014年3月の写真です。
そして、こちらが今回のサグラダファミリア。
比較してみると真ん中の塔が大きくなっていますね!そして、右側に見える星の部分、「聖母マリアの塔」は2021年12月に既に完成しています。
午後までお祭りの雰囲気を楽しんで、いよいよサラゴサへ向けて出発です。
サラゴサはちょうどバルセロナとマドリードの間辺りに位置し、バルセロナからはBarcelona Sants駅からレンフェ(スペインの新幹線)で2時間弱の距離にあるスペイン第5の都市です。
レンフェには車両によって食堂車が設置されています。
お腹が空いたので食堂車でボカディージョを食べることに!
ボカディージョはフランスパンのような固いパンに生ハムやベーコン、ハムなどを挟んで食べるスペインのサンドウィッチで、生ハムのボカディージョが有名です。今回はベーコンとチーズ!
久しぶりの推しの試合
ボカディージョを食べていたらあっという間にZaragoza-Delicias駅に到着しました!
サラゴサにはZaragoza-Delicias駅、Zaragoza Portillo駅、Zaragoza-Goya駅、Zaragoza Miraflores駅の4つの駅がありますが、バルセロナやマドリードへ行くレンフェはZaragoza-Delicias駅を利用します。
Zaragoza-Delicias駅から試合会場の体育館、Centro Deportivo Municipal La Granjaまでは車で約15分の距離です。バスも走っていますが、スーツケースもあり、時間があまりなかったのでタクシーで向かうことにしました。
タクシーを降りるとスポーツセンターらしき建物が目の前にあります。このCentro Deportivo Municipal La Granjaは体育館だけでなく、陸上競技場や屋外フットサルコート、プール、ジムなど色々な施設が併設されている複合スポーツ施設です。
が、入口が分かりづらい。。。
体育館の入口はどこ…?と思いつつ、きょろきょろしながら中に入っていくと…右手にありました!
Full Energía Zaragozaのホーム、Centro Deportivo Municipal La Granjaの体育館です。
実にこじんまりとした造りで、フットサルコート1面がぎりぎりくらいの大きさの普通の体育館に観客席が設置されています。中に入ると、女子チームが試合をしていました。
関係者らしきおじさんに「フットサルを観に来たの?」と片言の英語で聞かれ、「内田選手の試合を観に日本から来たんだ!」と伝えると「おおー!」と言いながら、英語が話せるスタッフのお姉さんとおじさんがスーツケースを物置に置かせてくれました。助かる…!
そして、そのまま好きなところに座って観ていいよ!とのこと。
え、タダで試合観ていいんですか!?グラシアスー!笑
(今までも何度か海外でタダで試合を観たことがあるので、こんなところで遠慮はしません。笑)
ということで、タダで試合が観られることに…!
そして、試合が観やすそうなところの席に座って女子の試合を観て待つことにしました。
女子の試合が終わると男子チームが目の前を通っていきました。
内田選手も来たので「久しぶり!頑張ってね〜!」と手を振ると笑顔で振り返してくれました!ファンサ、ありがと!笑
この日の対戦相手は今シーズン下部リーグから2部へ昇格したGran Canaria FSです。
試合は開始4分でなんとまさかの3得点!!!
ペースが早いぞ!!笑
試合開始早々にも関わらず、相手はたまらずパワープレーを開始します。
それからというものの、内田スペシャルは見られませんでしたが、パワープレー返しや内田選手のアシストもあり、7-2で試合は終了しました!!ほぼずっとパワープレーの守備をしているという今まで観たことのない、すごい試合でした...。笑
ハーフタイムと試合終了後はピッチに入ることが出来ます。子供たちがわちゃわちゃと遊んでいる横で一緒に写真を撮ってもらいました。
お疲れ様でした!!
スペイン第5の都市・サラゴサ
スペイン第5の都市と言われているサラゴサ。
今回、私は初めてサラゴサを訪れましたが、街の規模感も大きすぎず小さすぎずでちょうど良く、とても住みやすそうな街だったのが印象的でした。
また、マドリードやバルセロナにも比較的近く、すぐに行くことが出来るため、他の都市に行く際はもちろん、日本に帰る際もあまりストレスを感じることはないのではないでしょうか。やっぱり推しには少しでも良い環境にいてほしいですからね!!
ところでみなさん、サラゴサに何があるかご存知ですか?
サラゴサにある主な観光地はヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラール聖堂とアルハフェリア宮殿です。
ヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラール聖堂
17世紀から18世紀にかけて建造されたバロック様式のカトリック教会の聖堂で、聖母ピラールの像が祀られています。聖母マリアに捧げられた名高い聖堂として有名です。
サラゴサの街のほぼ中心部に流れるエブロ川沿いに位置しており、ピエドラ橋から眺める夜景がとても綺麗でした!
アルハフェリア宮殿
11世紀前半・サラゴサ王国時代に造られた宮殿で、グラナダにある世界文化遺産「アルハンブラ宮殿」を始めとしたイスラム建築に大きな影響を与えたと言われています。
スペイン・アラゴン州の10の建築物からなるユネスコの世界文化遺産「アラゴンのムデハル様式の建築物」を構成する建築物のひとつとして、ピラール大聖堂とともに登録されています。
正直、観光地というほど観光のまちではないため、何日も滞在して色々な場所に観光に行きたいという人には不向きかもしれませんが、生活には不自由しない規模の都市という印象を受けました。私が高校時代留学していたオーストラリア第5の都市・アデレードと同じ匂いがしますね。
スペインの食事と言ったら…
旅行に食事・グルメは付きものですが、スペインの食文化と言ったらバルです。バルは日本でいう「バー」と「居酒屋」の間ような飲食店でスペインでは至るところにあります。
バルによっては朝はカフェになっているところもありますし、昼はランチで賑わっているところもあります。が、1日5食食事をすると言われているスペイン人。夕方〜夜にかけてバルに行くことが多く、多くのバルには外にも席がある場合が多いため、バルが多く集まっている場所は夜になるととても賑わいます。
スペインに行ったら1度はバルを訪れてみてください!
バルではみんなでわいわいお話しをしながらビールやワインを飲みながらタパスやピンチョスを食べるというのが一般的です。ちなみに私はマッシュルームのピンチョスが大好きです!
有名なのはマドリードにあるMesón del Champiñónというお店のマッシュルーム。
お店に入るとほぼ全卓でマッシュルームを頼んでいるくらいマッシュルーム推しのお店です。マッシュルームの上には刻んだチョリソとバジルがのっていて、マッシュルームの肉汁とちょっとオイリーかつしょっぱいのが病みつきになる美味しさです!ただし、めちゃくちゃ熱いので気をつけてください。笑(何度か食べていますが、毎回火傷しています。。。)
今回、サラゴサではBer El Champiというマッシュルーム専門のバルのマッシュルーム!
このお店のマッシュルームのピンチョスはパンの上にマッシュルームが3つとエビがのっていました。美味しかったー!!
他にもバルにはオリーブなどのTHEおつまみなピンチョスから結構お腹に溜まるトルティージャのピンチョスやクロケッタ(コロッケ)など色々なピンチョスやタパスがあるので好き嫌いが多い人でも楽しめます。
また、基本的にどのお店もカウンターの上やショーケースにピンチョスやクロケッタなどが並んでいるので、言葉が分からなくても指差して注文が可能です。
また、サラゴサで人気な飲食店のひとつ、El Calamar Bravoというお店ではカラマリ(イカのフリット)が有名です。
パンの間にカラマリとガーリックマヨネーズとスパイシーなソースがかかっているサンドウィッチが美味しかったです。
みなさん、内田選手を訪ねてスペインに行く時は参考にしてみてくださいね!笑
今回の海外遠征
今回のスペイン旅では推し活がメインでしたが、バルセロナとサラゴサ以外にもトレドやマドリードなどいくつかの都市にも訪れることが出来ました。
特に世界遺産にも登録されている古都・トレドは以前からずっと行きたかった街だったので、写真で見たことのある景色を自分の目で見ることが出来たというところに改めて旅行の醍醐味を感じました。
そして、私はカタール空港を経由し、、、
(まだワールドカップ開幕前です)
最終目的地であるAFC FUTSAL ASIAN CUP 2022の開催地・クウェートを楽しみました!!(クウェートについては前編をご覧ください)
行ったことのない人からするとハードルが高いと思われがちな海外遠征。もちろん、文化の違いや言葉の壁などで大変なことや我慢をしないといけないこともありますが、それ以上の経験や楽しさを味わうことが出来るはずです!!
是非、みなさんも海外遠征にチャレンジしてみてください!!
最後に…
AFC FUTSAL ASIAN CUP 2022 KUWAITに出場していたフットサル日本代表選手が所属しているFリーグの試合が年末年始の中断期間を明けて今週末より再開します。
今週末の試合の中でも、私が応援をしているチームで3人の日本代表選手を輩出している立川アスレティックFCは、5人の日本代表選手を輩出していて今シーズンリーグ戦1位が決定している絶対王者・名古屋オーシャンズをホームに迎えます。
この試合では、立川アスレティックFCがクラブをあげてアリーナ立川立飛を満員に、2000人の来場者を迎えられるように準備をしています!!
試合は、1/14(土)16:00より東京都立川市にあるアリーナ立川立飛にて行われます!!
アリーナ立川立飛に日本一のゲームと言っても過言ではない試合を是非観に来てください!!
では、また!!
maaya
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