見出し画像

【言うことを聞かない子ども】一貫性のある叱り方できていますか?

先日、友人の家に遊びに行った時のことです。

友人の子供は1歳半の男の子。

その男の子はとてもやんちゃな子で、お母さんがいくらダメだと言ってもなかなか言うことを聞かず、自分の好き放題暴れていました。

友人はヘトヘト・・・。

このようなことは友人だけでなく、多くのお母さんが経験されていることではないでしょうか?

今回は「言うことを聞かない子どもへの正しい叱り方」について、分かりやすくお伝えしていきます。


子どもが言うことを聞かない理由

こんにちは。

NLPプラクティショナー、LAB®プロファイルプラクティショナー、アドラー心理学勇気づけ講師のまあこです。


子どもが言うことを聞かない理由、探すと色々あると思いますが、今回は1つに絞ってお伝えします。

それは親が正解を教えられていないからです。

別の言い方をすると、親の正解に一貫性がないと言えます。


正解に一貫性がない

再び、友人の例を挙げて見てみましょう。

息子くんは、自分のおやつのビスケットを食べていました。

でもすぐにビスケットは無くなってしまい、お母さんにまだ食べたいと訴えて泣いています。

お母さんは「おやつは今食べたでしょう。もうダメよ」と伝えます。

でも息子くんは聞きません。おやつが食べたいと、さらに大声で泣き叫びます。

しばらくして、友人は息子くんにクッキーを渡しました。

「もう!さっき食べたばかりなのに・・・!」

そう言いながらクッキーを息子くんに渡します。

・・・・

ここまで見て、何か矛盾していると思いませんか?

そうです、言葉と行動がなんだか一致していませんよね。


一貫性のある叱り方

正しい叱り方は、子どもに「何が正解で何が間違っているか」をきちんと教えることです。

それには、一貫性のある叱り方がとても重要になります。

友人の場合、結局おやつを食べてはいけないのか?食べてもいいのか?息子くんに伝わっていませんでした。

むしろ、この行動で息子くんが学ぶのは

「駄々をこねれば言うことを聞いてくれる」

ということだけです。


では、正しい叱り方とはどんな叱り方でしょうか?

友人の例で言うと、

「おやつは1回だけだよ。たくさん食べると夜ごはんが食べられなくなっちゃうからね」

「甘いものを食べ過ぎると虫歯になっちゃうから、おやつはこれだけだよ」

と、ダメな理由をきちんと説明してあげること。

そして、

「泣いて欲しがってもあなたの言うことは聞いてあげられないの。だからおやつはもうおしまいね。」

と、一度ダメだと言ったことに対してとにかく一貫性を持つこと。

前はダメだったのに次の日はOK、となると子どもは混乱してしまいます。

ここは忍耐が必要ですが、決めたことは徹底してやり抜きましょう。


どんなに小さくても子どもは理解できる

まだ小さい子どもに、そんな説明をしても理解できないんじゃないの?

そう思いますか?

1歳半の子どもは確かに言葉を話すことはできませんが、ちゃんと親の言うことを理解しています。

子どもはこちらが思っている以上に、とても賢い。

たとえ、子どもに本当の意味が伝わらなくてもいいのです。

丁寧に「これはこういう理由があってダメなんだよ」と伝える姿勢が伝わっていれば、子どもはちゃんと理解します。

そして、もしも特別にこの日だけはOKにしようという時があるなら、

「今日は特別ね。いつもはダメだけど今日はいいよ」

ときちんと説明してあげると、子どもはちゃんと理解します。


子どもが悪いんじゃない、間違った指導があるだけ

いくら言っても言うことを聞かない子どもを見ると、「なんて悪い子だ」とか、「なんてダメな子だろう」と思ってしまうかもしれません。

でも、悪い子なんてどこにもいないのです。

ただ、間違った指導をしているだけ。

きちんと伝えれば、子どもはちゃんと分かってくれます。

そのためにも、一貫性のある指導はとても大切です。


今一度、子どものせいにせず、伝え方、叱り方について見直してみてください。

これは子育てだけでなく、様々な教育の場面でも使える方法です。


今回はこの辺で。

ここで出会えたことに感謝します。


相手の行動を変える方法について、こちらの記事でも解説しています。


*Twitterでも、心理学を元に自分らしく生きることについて情報発信しています♪ぜひフォローお願いします(*^^*)




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?