【アサーティブコミュニケーションとは】お互いのための自己主張
・相手を怒らせてしまうのではないかと自分の意見を主張できない・・・
・怖そうな顔をしている人には声をかけにくい
・相手に合わせて自分の本音は飲み込んでしまう・・・
もしあなたがこのようなタイプだったら、ぜひこのまま読み進めてください。
そんなあなたに
「アサーティブ・コミュニケーション」
というコミュニケーションスキルについてお伝えします。
アサーティブとは?
こんにちは。
NLPプラクティショナー、LAB®プロファイルプラクティショナー、アドラー心理学勇気づけ講師のまあこです。
突然ですが
こんな状況の時、あなたはどうしますか?
・・・・
就業終わりの仕事場。
ロッカーで着替えていると、先輩に声をかけられました。
「ちょっと話さない?1時間だけお茶しようよ」
あなたは先輩とカフェで話をすることに。
しかし、すでに1時間半を越えているのに、先輩の話は終わりそうにありません。
あなたはとても困ってしまいます。
この後、家に帰ってしなければいけない用事があるのに・・・。
・・・・
①「すみません、この後用事があるのでそろそろ失礼します」とハッキリと伝える
②時間は気になるものの何も言わず、そのまま先輩に付き合う
③「いい加減にしてください!1時間だけって言いましたよね!?」と感情的に伝える
さて、あなたはどうしますか?
「アサーティブ」(もしくはアサーティブネス)とは
自他を尊重した自己表現もしくは自己主張(Wikipediaより)
のこと。
自分の気持ちを抑え込んで相手に合わせるのでもなく、自分の感情をそのまま相手にぶつけるのでもなく、自分と相手の気持ちに配慮しながら自分の意見を主張する方法のことです。
感情的に伝えるのではなく、感情を冷静に伝えるのが大事
上記の例で見てみると、正しい伝え方は①となります。
②も③も”自他を尊重した”主張とは言えません。
中には、
直接相手には言わず、不機嫌な態度で自分の気持ちをアピールする人もいます。
貧乏ゆすりをしたり、腕を組んで嫌そうな態度を見せたり、わざとため息をついたり、大きな音をたてて物を置くなど、
言葉では言わないものの「自分は怒っている(不機嫌だ)」ということを、相手に察してほしいためにそのような態度を取る人がいます。
また、本人の前では気の合う素振りを見せるのに、裏で誰かを巻き込んで相手の悪口を言ったり、仲間はずれにする人もいますね。
これらのコミュニケーションは「復讐的コミュニケーション」と言いますが、これでは自分の伝えたいことが相手に伝わりませんよね。
決して相手と建設的な関係は築けず、下手すると自分自身の信頼も失いかねない自虐的なコミュニケーションと言えます。
あなたもOK、わたしもOK
心理学の交流分析の考え方で、このようなものがあります。
①I am OK. You are OK. (わたしも、あなたも よい)
②I am OK. You are not OK. (わたしはよいけど、あなたはダメ)
③I am not OK. You are OK. (わたしはダメで、あなたはよい)
④I am not OK. You are not OK. (わたしも、あなたも ダメ)
アサーティブな関係性(自他を尊重した関係性)を目指すためには、①の「わたしも、あなたもよい」状態を目指すことが大切です。
今のあなたはどのタイプだと思いますか?
ぜひ考えてみてください。
アドラー心理学では、
「相互尊敬・相互信頼」という言葉がたびたび出てきます。
この考え方がとてもアサーティブの考え方と繋がるなと感じているのですが、
「相互尊敬・相互信頼」とは、互いに尊敬し合い、互いに信頼し合うこと。
それは自分だけを優先するわけでもなく、相手だけを優先するわけでもありません。
まさに自他を尊重した関係性と言えますよね。
アドラー心理学は、「ヨコの関係」というのを大切にしています。それは、どちらかが上でどちらかが下というような上下の関係、つまり「タテの関係」ではなく、人の価値に優劣をつけない対等な関係のことです。
また、7つの習慣という本では、
「WINーWINの関係」(うぃんーうぃん)
という言葉が出てきます。
簡単に言うと「あなたもわたしも勝つ」という意味なのですが、これはお互いに利益をもたらすという考え方だけではなく、「お互いが満足すること」を目的とした考え方です。
実際に7つの習慣の本の中でも、交流分析の
I am OK. You are OK. (わたしも、あなたも よい)
という考え方が紹介されています。
これも、まさにアサーティブな関係と通じるものがありますよね。
私はもともと
③I am not OK. You are OK. (わたしはダメで、あなたはよい)
のコミュニケーションでした。
自分を下げて相手を上げるような、タテの関係性を無意識に持っていたのです。
「自分が我慢すればいい」と、自分の気持ちを押し殺して相手に合わせてばかりいると、いつか心がすり減ってしまいます。
そうして、その内、復讐的なコミュニケーションに傾いてしまいやすいです。
自分を大切にすることが、相手を大切にすることに繋がる
この考え方は人間関係の不変の法則と言えるでしょう。
あなたもわたしも OK。
対等で健全な関係を目指していきたいですね。
今回はこの辺で。
ここで出会えたことに感謝します。
人とのコミュニケーションの基本について、こちらの記事でもアドラー心理学を元に解説しています。ぜひ参考にしてください✩↓↓
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