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書くことは楽しいこと

前にもこういうこと書いたと思うし、
noteでもよく言われてるタイトルになってしまった。
でも最近、書くことに対しての考え方が変わった。


僕はずっと前から、書くこととは、
「正しい文章を書くこと」だと思っていた。
誤字脱字があってはならないし、人に見せる前に文法的に正しいものでなければならない、と。

僕は子どもの頃から、
「学校の勉強って何の意味があるの?」
という質問に対して
「嫌なことでも意味のないことでも、社会に出るために必要なことなんだよ」
と答えていたような退屈なやつだった。

大学生の頃に『燃えよ剣』という小説に出会って
それから、小説の規則正しい綺麗な文章を浴びるように読んだ。

そういえば漫画家の友達にこう言われたことがある。
「小説を読んでいると文が堅すぎてつまらない。漫画の方が思いを表現しやすい

「漫画の方が絵を使っているんだから表現しやすいのは当たり前やん」
言われた当時はそう思った。

でも今は違う。
文章に正しい言葉を求めていた僕は、
「あるの?」を「あんの?」とは書かないし、
「話してる」ではなく「話をしている」が正しいと思って書いていた。

他にも、悔しい気持ちを表現したい時に、
「クソがっ」
とは書かない。
「苦虫を噛み潰したような顔をした」
となる。
できるだけ小説っぽい文章を意識している。


でもnoteでこの2人の書き手に出会ってから、僕の考えがガラッと変わった。


この方々の文章は、言葉が素直に表現されている。
頭で思ったことをそのまんま文章にしている感じ。
「あーーーっ」と思ったら
そう書いている。
会ったこともないのに何故か他の書き手より身近に感じる。

言葉の選び方がその人らしさになる。
漫画銀魂のセリフは特徴的だ。
語尾に「ァァァ」とか「ィィィ」とか
絵がなくてセリフだけを読んで銀魂だとわかる。


というかそもそも小説的な文章って何?
どんな言葉でも、小説に書いてあったら小説の文章やし。
考えることは大切だけど考えすぎなくていい。
むしろ意識しすぎなくていい。
思ったことを書けばいいだけだから。
直接話してるような言葉で文章を書けたら最強ちゃうん?

まあでもあんまり言葉がフランクすぎる小説だと安っぽく見えるから、媒体によって使い分けた方がいいとは思うけど。
少なくともnoteでは書き方なんてない。
話す代わりに記す。
そんな感じで楽しく書いていこう。

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