ma-3

図面を書いて生きています。

ma-3

図面を書いて生きています。

最近の記事

本多俊之「ROYAL HORSE」

昨年の12月に大阪にあるRestaurantBar「ROYAL HORSE」で行われた本多俊之のライブに行ってきました 本多俊之(Soprano & Alto Saxophone) 祖田修(Keyboard) 清水興(Electric Bass) 川口千里(Drums) ライブ1曲目の「Spanish Tears」は導入部にアランフェス協奏曲を引用して、ちょっとチックコリアの「Spain」をイメージした展開で始まりました。本多ファンでこの曲が嫌いという人はいないと思います

    • 亀老山展望公園展望デッキ《隈研吾》

      先日、四国を旅する機会があり、その時に愛媛県今治市大島にある「亀老山展望台」を訪れました。 しまなみ海道の絶景ポイントとして知られるこの展望台は、隈研吾氏の設計により「見えない建築」として提案された物です。これは「建築を消す」ことにより自然との調和を損なわないように考えられた物です。 2つの展望デッキから成るこの建築物は、展望台としての機能性を損なうことなく、人工の構造物と自然とのバランスを保ち、適度な緊張感と対話を感じさせる物があります。全体としてはコンクリート構造です

      • 山中千尋ニューヨーク・トリオ・ツアー2023

        今回のライブは、現在ニューヨークで活躍中のプレーヤー、ジョン・デイヴィスととヨシ・ワキの2人を迎えたトリオということで期待して観に行きました。正直なところ想像以上の演奏で会場も大いに盛り上がりました。 山中千尋 (Piano) ヨシ・ワキ (Bass) ジョン・デイヴィス (Drums) ベースのヨシ・ワキについては私はよく知らなかったのですが、演奏を聴いて驚きました。最初の1~2小節を聴いただけでただ者ではないことがすぐに分かりました。一曲目の「イパネマの娘」演奏が始ま

        • Magnolia Live Tour 2023 in KOBE

          神戸100BANホールで行われた「Magnolia」のライブにいってきました。 このユニットはトリオなのですが、ヴィブラフォン・ピアノ・パーカッションと言う構成になっていて他では聴けない音楽を演奏します。 ヴィブラフォン:山本玲子 ピアノ:柳原由佳 パーカッション:相川瞳 全曲オリジナルでスタンダードと呼ばれる曲の演奏はありませんでした。そして3人とも演奏者であり作曲家でもあります。ユニットの世界観を表現する事に重きを置いているのだと感じました。 全曲オリジナルなので曲

        本多俊之「ROYAL HORSE」

          ピアノ

          ピアノ

          石川 紅奈 “Kurena” Release Tour”

          神戸100BANホールで行われた石川 紅奈のライブにいってきました。この会場は神戸らしい雰囲気と歴史を感じさせる趣のある建物です。スタッフの対応も気が利いていて良かったです。 ベース/ボーカル:石川 紅奈 ピアノ:大林武司 ギター: 苗代尚寛 (Taka Nawashiro) ライブの始まりはスティビーワンダーの「Bird Of Beauty」でした。その後チックコリアの「500 Miles High」をスローな3拍子でアレンジした演奏が始まりました。 1stセットのベ

          石川 紅奈 “Kurena” Release Tour”

          「TAR」を観てしまいました…。

          ちょっと気になっていた映画「TAR」を観ました。 この映画、ざっくりいうと…女性指揮者として世界の頂点に上り詰めたTARが自らの言動で没落していく姿をえがいたもです。上映時間158分と少し長めの映画です。のこの映画についての映像表現等のテクニカルな解説は私には無理なので省きます。 この映画を見始めてすぐに感じたのは、自分はあまりにもクラシック音楽とそれを取り巻く状況に無知だということです。これは本当に残念なことで、この映画で貴重な甘くておいしい部分を食べ損ねた気分です。ク

          「TAR」を観てしまいました…。

          デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン

          大阪中之島美術館で開催中の「デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン」展に行ってきました。開館1周年を記念して実施されたものです。この企画はちょっと凝っていて、来場者自身が展示されている作品を「デザイン」か「アート」を判断して投票するようになっています。これは作品ごとに設置されたタッチパネルのスライドバーを使って投票します。以下のようなイメージです。     「デザイン」------◎------「アート」 真ん中の ◎ が中立でそれを左右に動かしてデザイン寄りかア

          デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン

          「BLUE GIANT」とジャズのこれから。

          この映画、noteでは絶賛する人があまりにも多いのでずっと気にはなっていました。しかし予告編の映像を観るかぎりは、どうも自分に合わなさそうだなぁ、とずっと迷っていました…。 もたもたしているうちに「BLUE GIANT」を3回も観た友人に誘われてしまいました。その人は私がジャズを好きなことを知っていて誘ってくれたのです。これは行くしかないです。(友人は4回目になります) おおよそ予想通りの内容でした。(ネタバレ記事の読み過ぎです…)一言で言うと「BLUE GIANT」はジ

          「BLUE GIANT」とジャズのこれから。

          DAZZ DAZZ(よしだゆうこカルテッド)

          よしだゆうこカルテッドのライブに行ってきました。場所は大阪梅田にある 「JAZZ ON TOP」 で今回初めてお邪魔しました。 p:よしだゆうこ tp:有本羅人 b:畠山令 ds:齋藤洋平 ライブの導入部はフリースタイルから始まって1曲目は「You’re my everything」で、2曲目はよしだゆうこのオリジナル曲「Sirius」でした。この曲は洗練されたクールな感じでの曲で、各プレイヤーも曲に刺激されて穏やかではあるが緊張感のあるソロを展開していました。曲の終わり

          DAZZ DAZZ(よしだゆうこカルテッド)

          ピアノ

          ピアノ

          「枯木鳴鵙図」 宮本武蔵

          和泉市久保惣記念美術館(大阪)で開催中の「日本美術の名品-和泉の文化財とともに-」に行ってきました。 今回の目的はタイトル通り「枯木鳴鵙図」です。この2、3年前からずっと気になっていて、機会があれば現物を見てみたいと思ってました。この水墨画は作品保護のため一年の内にこの時期にしか展示されていません。(今年は4/9〜5/7です)当然ガラスケースの中に展示されていて、絵から1mほど離れた位置からしか見ることが出来ません。照明も暗いです。 しかし単眼鏡でじっくり見れば次第に目が

          「枯木鳴鵙図」 宮本武蔵

          「芦屋の美術、もうひとつの起点―伊藤継郎」

          この4月にリニューアルオープンした「芦屋市立美術博物館」で開催されてる「芦屋の美術、もうひとつの起点 ―伊藤継郎」に行ってきました。 伊藤継郎(いとう つぐろう)は、昭和期から平成期にかけて、芦屋を拠点に活動した画家ですが、私は全くしりませんでした。ごめなさい。なので事前に調べて学芸員のギャラリートークのある日時に合わせて美術館に向かう事にしました。 伊藤継郎の作品は、絵具を厚塗りしで、荒々しいマチエールを表現するために、粒状のメディウムを混ぜたりしながら、画面を作ってい

          「芦屋の美術、もうひとつの起点―伊藤継郎」

          横尾忠則

          横尾忠則

          「横尾忠則展 満満腹腹満腹」

          横尾忠則現代美術館で開催中の「横尾忠則展 満満腹腹満腹」展に行ってきました。この展覧会は美術館の開館10周年を記念して開催されたもので、10年間で約30本行われた企画展の総集編のような展覧会でした。 会場は撮影可能な物も多くありましたが、あまり写真は撮りたくなかったので、会場の雰囲気のわかるものだけを紹介します。 この「横尾忠則現代美術館」で展示されるものは、当然ですが横尾作品ばりです。かなり濃い味付けの作品がこれだけ並ぶと、ちょっと眩暈がしそうな感じになります。個々の作

          「横尾忠則展 満満腹腹満腹」

          「八神純子 Women SongWriters Hall of Fame CelebrationTalk&Live」

          京都のライブハウス「磔磔」(たくたく)で行われた八神純子の公演に行って来ました。少し長いタイトルのツアーですが要はアメリカで「The Women Songwriters Hall of Fame」なる賞を受賞したのでみんなでお祝いしましょうというライブでした。 フライヤーには「八神純子 初の弾き語りソロライブ」と書いてあったので、てっきり過去のヒット曲の ”アコースティック弾き語りバージョン” がたっぷり聴けるのかと思って行ったのですが、そうではなかったです。ツアータイトル

          「八神純子 Women SongWriters Hall of Fame CelebrationTalk&Live」